日本ホテル初 フォーシーズンズ平飼い卵調達へ移行

The Humane Leagueのプレスリリース

 

フォーシーズンズホテルズアンドリゾーツの平飼い卵調達のプレスリリース(日本語)
https://press.fourseasons.com/news-releases/2018/cage-free-egg-sourcing-initiative-2/

フォーシーズンズ ホテルズ アンド リゾーツでは2018年2月に米国、カナダ、欧州のホテルおよびリゾートで2019年12月31日までに、仕入れる卵を(殻付きと液状ともに)平飼い卵にすることを決定しました (*1)。これに準じアジアパシフィックに属する丸の内東京および京都も、2025年までに平飼い卵のみを使用することを目標と決定しています。この決定は今後、国内のみならずアジアのホスピタリティ業界に大きく影響することは確実です。

世界展開するグローバル企業は次々に、従来型のバタリケージ飼育から、採卵鶏の福祉に配慮した平飼い飼育(ケージなしの飼育)で生産された卵の仕入れに移行することを発表しています。アメリカ国内でも2020年、2025年までに平飼い卵の調達にすると発表した企業がすでに300社以上あり、またイギリスの市場で販売されている卵は、すでに平飼い卵の量が、ケージ飼い卵数を上回りました。2018年4月には日本またアジアのフードサービス業界大手、西洋フード・コンパスグループ(株)が2025年までに平飼い卵の調達に変えることを発表し(*2)、5月には台湾のフランス系大手量販店のカルフールも2025年までに100%平飼い卵の販売に切り替える決定を発表しています (*3)。日本のみならずアジアの企業も、この平飼い卵へのシフトチェンジの勢いは無視できないものとなりました。

アメリカの複数の州で、またEUではバタリケージは禁止になっている一方で、日本ではいまだに97%以上の養鶏場で、雌鶏はB5用紙程度しかないスペースで密飼いされています。怪我をしても治療は施されず、成長や自然な行動を制限する狭いケージに詰め込まれているのです。フォーシーズンズ ホテルズ アンド リゾーツの英断は、同社の倫理観と食のクオリティに対する姿勢を明示するのみならず、現代型畜産の雌鶏の苦痛を大きく減らすことになります。

(*1) フォーシーズンズ ホテルズ アンド リゾーツの平飼い卵調達決定
https://press.fourseasons.com/news-releases/2018/cage-free-egg-sourcing-initiative/

(*2)西洋フード・コンパスグループ(株)の平飼い卵調達決定
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=releasedetail&company_id=33124&release_id=1&owner=1

(*3)カルフール台湾の平飼い卵調達決定
http://www.carrefour.com/current-news/carrefour-taiwan-takes-action-to-discontinue-sales-of-eggs-from-battery-farm-hens

【ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパン】
ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンは2017年4月1日誕生以来、日本、アジア、世界をリードする食品、ホスピタリティ、外食産業など業界トップの大企業と平飼い卵の調達に変えていただくよう話し合いを続けています。さらに学校、教育機関、消費者団体、関連業界においては啓蒙教育も行っています。ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンの活動は皆さまからのご支援があるからこそ、続いております。ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンのfacebookをフォローし、これからもご支援をお願いいたします。 ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパン info@thehumaneleague.jp 

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