日本コカ・コーラ、渋谷本社ビルと守山工場の電力を再生可能エネルギーへ置き換え、CO2排出量実質ゼロを実現

日本コカ・コーラ株式会社のプレスリリース

 日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ホルヘ・ガルドゥニョ)は、2022年1月までに、東京都渋谷区の本社ビル(以下、渋谷本社ビル)と、滋賀県守山市の守山工場(以下、守山工場)で使用する電力を再生可能エネルギー由来に置き換えたことをお知らせします。渋谷本社ビルでは2021年5月より非化石証書(※1)を活用することで、守山工場では2022年1月よりグリーン電力証書(※2)を活用することで、2拠点で使用する電力の全量を実質的に再生可能エネルギー由来に置き換え、発電に伴うCO2排出量を実質ゼロとしました。これによるCO2排出量の削減効果は2拠点で合計年間約1,800t程度となる見込みです。

※1:石油や石炭などの化石燃料を使っていない「非化石電源(電気をつくる方法)」で発電された電気が持つ「非化石価値」を証書化したもの。小売電気事業者が非化石価値取引市場でこの証書を購入すると、販売する電気のCO2排出量の削減が認められる。
※2:日本自然エネルギー株式会社が発行する、再生可能エネルギーにより発電された電気の環境付加価値を証書化したもの。証書の取得により、発電設備を持たなくても、証書に記載されている電力量(kWh)相当分の自然エネルギーの普及に貢献し、グリーン電力を利用したとみなされる。

(左写真)渋谷本社ビル/(右写真)守山工場
 

 2016年7月に営業開始した渋谷本社ビルは、照明の全面LED化やソーラーパネルなどの設置を通じ、竣工時点で旧社屋と比較して平常稼働時のCO2排出量を31%削減しています。こうした省エネルギー、節水、室内環境に配慮した設計・施工が評価され、国際的な建築物の環境性能評価制度「LEED(※3)」における最高評価レベルである「プラチナ」認証を取得しています。このたびの再生可能エネルギーへの置き換えにより、さらなる環境負荷低減につなげます。

※3:「LEED (Leadership in Energy and Environmental Design)」:米国グリーンビルディング協会が開発した建築物の環境性能評価システムで、水やエネルギーの効率的利用、室内環境、持続可能な材料や資材の利用などにより、ビルの環境性能を評価する指標。

 コカ・コーラ社製品の原液などを製造している守山工場では、2020年より毎月のエネルギーや水資源の使用状況のモニタリングを行うとともに、その効率的な利用を推進しています。2021年には工場設備内のコンプレッサーの使用状況や圧縮空気の漏洩状況の見直しを実施し、工場全体の電力使用量の約1%削減につなげています。

守山工場での見直しによる打ち合わせ風景

 日本のコカ・コーラシステムは、2021年、日本国内のバリューチェーン全体における温室効果ガス(以下GHG)を2030年までにスコープ1、2において50%、スコープ3において30%(いずれも2015年比)削減することを目指す目標を策定し、その達成に向けた取り組みを継続しています。今後もサプライヤー、パートナー企業との連携により、スコープ1、2、3それぞれの領域においてGHG排出量の削減に取り組んでまいります。

■コカ・コーラシステムのサスティナビリティーへの取り組みについて
日本コカ・コーラ株式会社と全国5社のボトリング会社などから構成されるコカ・コーラシステムは、「世界中をうるおし、さわやかさを提供すること。前向きな変化をもたらすこと。」の事業目的にのっとり、日本が直面する重要な課題に対し、ビジネスを通じて変化をもたらしながら、未来を共創していくことに責任を持って取り組みます。2020年には「多様性の尊重」「地域社会」「資源」の3つのプラットフォームと9つの重点課題を特定し、システム共通のサスティナビリティーフレームワークを策定しました。各領域において事業活動を通じて社会課題の解決を目指すことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献してまいります。詳しい活動内容については、最新のESGレポートをご覧ください。
https://www.cocacola.co.jp/sustainability

 

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