レミー コアントロー ジャパンのプレスリリース
レミー コアントロー ジャパン株式会社(東京都港区/代表取締役代理ティレル・ボール)は、このたび、ハリウッドを代表する俳優で環境保護活動家のレオナルド・ディカプリオ氏が、2021年に日本で販売を開始したシャンパーニュ『テルモン』に出資したことを発表いたします。
『テルモン』は、“Au Nom de la Terre(母なる大地の名のもとに)“というスローガンをすべての活動の指標としており、一企業として世界で最も持続可能なオーガニック・シャンパーニュを造ることを約束し、土地とその生物多様性の保護に注力しています。『テルモン』は、この目標を達成するために、先駆的で多面的なアプローチを採用しています。そのひとつとして、2025年までに自社の全ての葡萄畑を100%有機農業に転換し、2031年までに、パートナー生産者も含む全葡萄畑のオーガニック転換を支援することを目指しています。これにより除草剤、殺虫剤、化学肥料を一切使用しない農法を徹底いたします。現在、オーガニック認証を受けている葡萄畑は、シャンパーニュ地方全体の4%にも満たない中、この取り組みは、シャンパーニュ業界にとって大きな前進となります。
また、『テルモン』は、自社農園の生物多様性の保護にも力を入れており、環境への影響を軽減するためにあらゆる面で取り組みを行っています。2021年6月より、「最良の包装とは包装しないことである」という信念のもと、ギフトボックスを禁止しました。また、再生ガラスの使用率が0%の透明ボトルの購入を中止し、85%の再生ガラスを使用したクラシックなグリーンのシャンパンボトルのみを使用しています。さらに、100%再生可能な電力を使用し、供給と流通のための航空貨物を完全に排除し、CSRスコアに応じて輸送業者を選択することにしました。メゾンは「母なる大地の名のもとに」という環境プログラムの礎となる透明性を確保するために、各ボトルにはシリアル番号を付け、エチケット(ラベル)には中身、すなわちワインの詳細な組成と製造方法を記載されています。
熱心な環境保護活動家として知られるレオナルド・ディカプリオ氏は、環境に配慮した企業への投資を行っています。『テルモン』の環境保護に取り組む真摯な姿勢が、同氏の環境保護主義に合致。レオナルド・ディカプリオ氏の投資家としての関与は、サステナビリティを重視する『テルモン』を支援するという強いメッセージです。両者は共通の信念のもと、今後も環境保護に取り組む姿勢を共有していきます。
【レオナルド・ディカプリオ氏 コメント】
「テルモンは、パートナーであるワイン生産者とともに、100%オーガニックのシャンパーニュを生産することを目標とし、今後数年間、完全に持続可能な生産ライフサイクルを実現している。土地の生物多様性の保護から、100%再生可能な電力の使用まで、環境への負荷を徹底的に減らすことを決意しているメゾン・テルモンに、投資家として関与できることを誇りに思います」
【レミー・コアントロー 代表取締役社長 エリック・ヴァラ コメント】
「レオナルド・ディカプリオ氏を、この美しいメゾンに迎えることができ、たいへん嬉しく思っています。サステナビリティに対するコミットメントと、価値観を兼ね備えたレオナルドは独自のオーラを放っています。彼の価値観は私たちの理念と一致し、そのバリューはテロワールへの愛着や我々の野心に反映されています。メゾン・テルモンは、チームのノウハウ、レミーコアントローグループのサポート、そして新たなパートナーの強いコミットメントに期待を寄せています」
【メゾン・テルモン 代表取締役社長 ルドヴィック・ドゥ・プレシ コメント】
「レオナルド・ディカプリオ氏の、“テルモンの株主になる”という決断は、テルモンへの強い支援のメッセージであり、私たちが計画を実行する際の励みになります。私たちは、同じ信念を持ち、環境保護に取り組む姿勢を共有しています。 テルモンは、一方の軸足を伝統に、もう一方の軸足を現代に置いていますが、どちらもテロワールにしっかりと根ざしています。私たちは、すべての行動において母なる大地の名のもとに行動することを約束します」
■■テルモンについて■■
シャンパーニュメゾン『テルモン』は1912年、フランスのシャンパーニュ地方エペルネ近郊のダムリーに「J・ド・テルモン」として創業しました。シャンパーニュ暴動の直後という不穏な時期に、地元の勇気ある葡萄栽培家アンリ・ロピタルが始めたこのメゾンは、現在に至るまで家族経営を貫き、先見性を保っています。現セラーマスターと葡萄栽培責任者を兼ねるベルトラン・ロピタルは、アンリから数えて4代目にあたります。テロワールへの敬意を貫くため、メゾンは環境保護に向けて過酷な手法に挑みました。2017年、所有畑に初めてオーガニック認証を取得。これは優れた葡萄づくりに注ぐ愛情と忍耐の成果であり、環境保護に寄せるメゾンの固い決意を改めて示しました。テルモンのこうした価値観に共感したレミー・コアントロー社が、2020年10月にテルモンの株式の大半を買い取りました。2021年に「メゾン・テルモン」と改名したメゾンは、独自のスタイルを貫いています。軽やかでありながらしっかりとした構成、キリッとしたテンション、爽やかさ、そしてエレガンス。テルモンのシャンパーニュにはこれらの特徴が申し分なく調和されています。テルモンは、自然の様々な側面を明らかにする技術を駆使することにより、ワインを通じてテロワールの特徴を豊かに体現しているのです。
■■レミー・コアントローについて■■
世界中には、特別な体験を求める人々がいます。テロワールに関心を持ち、さまざまな味を求める彼らの厳しい基準は、私たちの専門知識、つまり世代から世代へと受け継がれる研ぎ澄まされた技術に比例します。お客さまが私たちの製品を味わうために費やす時間は、製品の開発に携わったすべての人々への敬意の表れです。フランスの家族経営グループであるレミー コアントローは、このような人々のために、テロワールを保護し、何世紀にもわたって受け継がれてきた優れたスピリッツを栽培し、持続可能な社会への貢献と高品質なスピリッツづくりの両立を目指しています。グループのポートフォリオには、コニャックのレミーマルタンやルイ13世、リキュールのコアントローなど、14のブランドが含まれています。レミー コアントローは、卓越したスピリッツの世界的リーダーになるという信念を持ち、グループのコアバリューとなる「テロワール、人々、時間」という理念に基づいて、1,850人の従業員と、グループの販売子会社のコミットメントと創造性を大切にしています。レミー コアントローは、ユーロネクスト・パリに上場しています。