株式会社エイトブランディングデザインのプレスリリース
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●リブランディングの背景
「クリタエイムデリカ」は、1948年に「栗田製麺所」として創業を開始し、その後調理麺からデリカ全般を扱う会社として事業展開を行なってきました。競争が激化する中食業界で、広く一般に認知されるブランドの確立を目指しリブランディングを開始。2021年9月にブランドロゴ・ブランドコンセプトを刷新し、2022年2月に新工場設立及び社名変更を行い新たなコーポレートブランド「デリモ」として生まれ変わりました。
●ブランディングデザインのポイント
スーパーやコンビニエンスストアの“プライベート商品”のように扱われている惣菜カテゴリーにおいて、他社に先駆けて「自社ブランドを確立させる」戦略を打ち出し、商品ブランド「デリモ」を立ち上げました。新工場設立による生産能力の向上と、長年培われてきた高い開発力や技術力を最大限に活かすことで付加価値を高めた商品を生み出しています。
●ブランドコンセプト
当社においてブランドコンセプトは、ブランドの一番大事な考えであり、ブランド活動におけるあらゆる判断基準であると考えています。本リブランディングでは、ブランドコンセプト「おいしい時間を、あなたと」を開発。「デリモ」の商品を通して、“忙しい人でも美味しい食事の時間をとれること”や、株式会社デリモの従業員が“商品づくりを行う姿勢”を表現しています。
ブランドコンセプト
●リニューアル概要
<ネーミング>
デリカカンパニーとして事業領域を拡張しながら、これからもっと広く多くのお客様へ食を届けるために、ブランド名を「デリモ」へ変更しました。デリモの「デリ」は安全・安心な食づくりを行う「デリカカンパニー」を、デリモの「モ」はお客様とつくり手が「おいしい時間」でつながって、「もっと輪を広げていく」という意味を表しています。)
ネーミング
<ロゴデザイン>
デリモのブランドロゴデザインは「安全・安心」や「ほっとするひととき」を、丸みのある柔らかい形と温かいオレンジ色で可視的に表現したマークです。デリカカンパニーを表す「DELI」に加えて、「M」に丸を2つ付けることで「人と人がつながった様子」を表し、お客様とつくり手の「つながり」や「共生」を表現しました。「O」は「食卓」や笑顔が広がる「輪」を意味しています。
ロゴデザイン1
ロゴデザイン2
<商品パッケージデザイン>
その圧倒的に多い商品ラインアップを強みとして活かすためにデザインの基本ルールを開発。フィルムやラベルのデザインを統一しながらも商品ごとに色を変えるカラーシステムや、各商品の特徴を「漢字一字」に集約するネーミングシステムを策定し、シリーズとして視認され記憶に残るように工夫しています。従来の惣菜カテゴリーにはなかったデザイン性で小売店バイヤーからも評価が高く、営業面の成果にもつながっています。「デリモ」の商品は、昨年10月より関東を中心としたスーパー、コンビニエンスストアにて販売を開始しています。
商品パッケージデザイン1
商品パッケージデザイン2
【エイトブランディングデザインについて】
エイトブランディングデザインは「ブランディングデザインで日本を元気にする」をコンセプトに、ブランディングデザイン活動のパイオニアとして、企業のブランド開発、商品開発、店舗開発など幅広いジャンルでのデザイン活動を行っています。
https://www.8brandingdesign.com/
<ブランディングデザイナー 西澤 明洋>
西澤 明洋
1976年滋賀県生まれ。株式会社エイトブランディングデザイン代表。独自のデザイン開発手法「フォーカスRPCD(R)」により、リサーチからプランニング、コンセプト開発まで含めた、一貫性のあるブランディングデザインをこれまでに100案件以上手がける。主な仕事にクラフトビール「COEDO」、抹茶カフェ「nana’s green tea」、ヤマサ醤油「鮮度生活」「まる生ぽん酢」、スキンケア「ユースキン」、博多「警固神社」など。グッドデザイン賞をはじめ、国内外100以上の賞を受賞。BBTオンライン講座「ブランディングデザイン」講師。著書に『ブランディングデザインの教科書』など。