株式会社エコロギーのプレスリリース
株式会社エコロギー(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO: 葦苅 晟⽮、以下エコロギー)は国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同し、 昆虫事業を中心としたサステナブルな社会の実現に向けた積極的な取組みを行ってまいります。
- エコロギーのSDGs達成への取り組みの背景
エコロギーは「地球と生命を健やかに」というパーパスを掲げ、サステナブルな社会の創出に向けて自然由来のタンパク質原料である昆虫コオロギを活用した食品、ペットフードの開発を進めております。
エコロギーの取組みは、SDGs達成に焦点を当てたビジネスモデルやアイディアを競うコンテスト「ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会2020」(企画:Youth Co:Lab(UNDPとciti銀行にて運営))にて最優秀賞を受賞しており、これまでSDGsの達成に向けて継続的に取り組んできました。
こうした取り組みを積み重ねてきた中、2021年は、企業としてサステナブルな社会の創出に向けた取り組みを見つめ直し、より強固にSDGsに貢献する体制を整えた1年となりました。
エコロギーの2021年の主なSDGsへの実績は次の通りです。
- SDGs1「貧困をなくそう」の達成に向けた貧困農家の所得向上
エコロギーは早稲田大学の研究成果をもとに、カンボジアの現地農家と連携したコオロギ生産を進めております。コオロギ生産は、他の家畜や作物と比べ生産サイクルが早く、現金収入機会が増加することから、貧困農家にとって新しい”副業”として受け入れられています。これまで約50件の現地農家との協議と信頼醸成を重ね、2021年は延べ119回の買取りを行い、貧困農家の所得向上に貢献してまいりました。
- SDGs12「つくる責任、つかう責任」の達成に向けたフードロスの有効活用
コオロギは雑食性が強く、少ない栄養で成長ができる特徴を有しています。東南アジアでは、食品リサイクルの仕組みが日本と比べ未熟なため、食品工場からの加工副産物の大量廃棄が課題になっています。そういったフードロスを回収し、コオロギのエサとして再利用しています。
昨年度より、カンボジアの製菓メーカー、ビール製造所、飲食店などからのフードロスを約80t回収し、それらを独自にブレンドしてコオロギのエサとして有効活用を開始致しました。
関連プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000082961.html
- SDGs13「気候変動に具体的な対策を」の達成に向けたCO2排出削減
コオロギは従来の家畜や養殖と比べて、温室効果ガスの排出が少なく、環境負荷の低いタンパク質資源です。エコロギーはカンボジアを拠点にコオロギの量産体制を構築しており、2021年末より需要拡大に迅速に対応するためコオロギ原料の日本国内在庫量を拡大致しました。取扱量の増加に伴い、2021年は約990tのCO2排出削減に貢献しました。これはビニール袋約1,600万枚分の削減に値する換算になります(エビをコオロギで代替した場合の概算値)。
関連プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000082961.html
- 終わりに
エコロギーはこれからも地球とすべての生き物にとってサステナブルな環境創りに向けて事業活動を推進してまいります。また現在、コラボ商品の開発やPR・販売面での共創を本格化しております。SDGsの達成に向けて、エコロギーの活動にご理解と共感いただけるパートナーを募集しておりますので、お気軽にご連絡ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
e-mail:info@ecologgie.com
■会社概要
株式会社エコロギー(ecologgie Inc.)は、早稲田大学での昆虫コオロギの研究成果により創業した早稲田大学発ベンチャー企業です。“地球と生命が、食を通じて健やかになる持続可能な生態系を創る”というビジョンの実現のために、未利用資源である昆虫の用途開発を行います。現在はカンボジアでコオロギを量産し、それを食品や飼料としてグローバルに販売しています。
会社名:株式会社エコロギー(ecologgie Inc.)
URL:https://ecologgie.com/
本社所在地:東京都新宿区西早稲田 1-22-3 早稲田大学インキュベーションセンター12室
代表取締役:葦苅 晟矢
設立:2017年12月1日
事業内容:昆虫コオロギの養殖生産および昆虫コオロギを活用した食品、飼料の開発・製造・販売