北海道を中心に、ワイン醸造とワイナリー経営のサポートを行う「株式会社JAPAN WineGrowers」設立

株式会社JAPAN WineGrowersのプレスリリース

国内消費量も年々増え、近年ワイナリーが増え続ける日本。特に北海道は2022年4月13日に道と北海道大学が宣言した「北海道ワインバレー」構想により、更なる新規参入が見込まれます。新規参入者が安心してワイン造りをできる環境を整えるため、新規ワイナリー立ち上げ支援からブドウ栽培・ワイン醸造までをトータルサポートする株式会社JAPAN WineGrowers(北海道・札幌市)を設立致しました。代表は2020年に世界最大のワインコンクール(Decanter World Wine Award2020)で、日本史上初の金賞(欧州系赤品種)を受賞した経歴を持つ醸造家・麿直之(マロ ナオユキ)。正しい知識と技術で日本のワイン業界への貢献を目指します。また、2022年に自社でもワインを醸造し、2023年にリリース予定です。
株式会社JAPAN WineGrowers 企業HP https://japan-winegrowers.com/

 

  • 自社ワンストップの包括的なサポート

この度、2022年4月15日に設立した株式会社JAPAN WineGrowers(北海道・札幌市)はワイン業界のコンサルタント的な立ち位置で、新規ワイナリー立ち上げ支援、そして更なる品質アップを図るワイナリーの技術的なサポートを行います。顧問にはニュージーランドを拠点にし、醸造家として信頼の厚い”KOYAMA Wines“の創立者である小山竜宇(コヤマ タカヒロ)氏。そしてブドウ栽培では業界内では言わずと知れた畑のスペシャリスト、榎本登貴男(エノモト トキオ)氏を迎え、栽培から醸造まで手厚い体制でサポートを実現致します。
 

  • 設立背景

代表取締役/醸造家 麿直之
「お酒業界の中でも特に需要の高まりと品質の向上が期待される日本のワイン業界。一方で新規参入するワイナリーの中には実際に経験も知識も少なく、業界内のツテも少ないことから本来のポテンシャルを発揮できていないワイナリーも多いです。私自身が未経験からワイン業界に飛び込み、醸造中難しい局面に立ったとき、一番の支えは文献ではなく実際に経験のある先輩醸造家の方々でした。しかし、誰もが必ずしも必要な時に信頼できる人に頼れる訳ではありません。新規参入をしやすい環境が進んでいる今ですが、その後も安心してワイン造りをするためには、きちんとした制度の元でサポートを受けられることが大事だと考えました。
ワイナリーが増えても、互いは競合ではないと考えています。だからこそ、今回周りの協力と理解が得ることができ、設立に至ることができたと考えています。」
 

  • ワイン一大産地 北海道で

サポート業務をするにあたり大事にするのは「その人、その土地でしかできないワイン造り」。知識を押し付けることは決してせず、基礎を身につけた先にできる「スタイル」づくりを見据えた上で必要なサポートをしていきます。北海道では行政がワイン造りを支えていこうと模索する中、当社の役割を見極めつつ、今まで醸造家を続けてきたからこそある人脈や経験を活かしてきめ細かいサポートをしてまいります。

 

  •  小山竜宇氏とのコラボワイン実現

また、2022年秋には顧問である小山氏と共同ブランド”KOYAMARO WINES”として北海道でワインを造る予定もしております。実現すれば小山氏にとっては日本での初めての醸造となり、業界内の期待も大きいです。

ワインは当社のオンラインサイトを通じて期間限定販売をする予定です。

ワイン販売サイト:https://japan-winegrowers.com/maro-wines/

 

  •  今後の展望

また、当社ではコンサルタント業務の他、セミナー講師としての業務も請け負います。既に日本ソムリエ協会やワインバーで業界人に向けたセミナーを実施致しました。今後は地方議員も務めていることから、ワインで考える地域活性化というテーマなど、より視野を広げた内容での講演もしてまいります。

 その他、醸造家だからこそご案内できる一般の方向けプライベートワイナリーツアーの実施や、醸造家を目指す人に向けた国内外での栽培・醸造研修を企画・運営していく予定です。

 事業を進めることで、より開かれたリソースでワイナリーどうしが切磋琢磨し合える環境をつくり、消費者にとっても安心して美味しいワイン選びができる社会を目指してまいります。

 

  • 代表取締役、顧問紹介

代表取締役 麿直之(マロ ナオユキ)

2014年 外資系MRを辞め、未経験からワイン業界へ
北海道・余市郡にあるワイナリーの立ち上げから携わる。醸造責任者を務めながら、冬の間は主に南半球で醸造経験を積む。
2016年  酒類総合研究所酒類醸造講習(ワインコース) 、北海道ワインアカデミー修了
2021年 カリフォルニア州立大デービス校 Winemaking Certificate Program 修了

▼主な海外研修先
2015 Weingut Bernhard Koch (Germany)
2017/2018 KOYAMA Wines / Mountford Estate(New Zealand)
2019 BASS PHILLIP (Australia)
2020 Mullineux & Leeu Family Wines Leeu Estates (South Africa)

▼主なワイン受賞実績
日本ワインコンクール 2017 銀賞
LE GRAND TASTING WINE AWARDS HONG KONG 2018 金賞
INTERNATIONAL WINE CHALLENGE 2019 銀賞
INTERNATIONAL WINE CHALLENGE 2020 銀賞
DECANTER WORLD WINE AWARDS 2019 銀賞
DECANTER WORLD WINE AWARDS 2020 金賞 
日本でDWWA史上初めて欧州系赤品種にて金賞を受賞
他多数

2019年8月から仁木町議会の議員としても従事

顧問 小山竜宇(コヤマ タカヒロ)

神奈川県横浜市出身。
2006年ニュージーランド国立リンカーン大学ブドウ栽培・醸造学部卒業
2006年から2012年まで、Mountford Estate(マウントフォード・エステート)にてアシスタント・ワインメーカーを務める。
2009年から同職を続けながら、プライベート・ラベルであるKoyama Winesを設立。2017年から2021年までMountford Estate及びKoyama Winesのマネージング・ディレクターとして従事。
2022年自身の新ブランドTaka K Winesを立ち上げる。

醸造家としての略歴は以下の通り
2005年、1月から2月、オーストラリア・ハンターヴァレー、Mt Eyre Vineyardにて醸造研修。
2006年9月から12月まで、ドイツ・ラインヘッセン地方、Weingut Kellerにて醸造研修。
2007年及び2008年9月から12月、アメリカ・カリフォルニア州・セントラルコースト、Au Bon Climat Wineryにて醸造研修。

顧問 榎本登貴男(エノモト トキオ)

2012年 ワイン醸造の勉強を志して渡仏
2014年 ブルゴーニュ地方ボーヌ市のCFAで BTS Viti/Œno(ワイン醸造とブドウ栽培の上級技術者資格)を取得
その後モンペリエ大学理学部化学学科に入学し、ブドウ・ワインに関わる化学を中心に学ぶ。
2016年 モンペリエ大学薬学部(国家資格醸造士学科)に入学
2018年 DNO(フランス国家認定醸造士)の資格を取得
ついでブルゴーニュ大学 Institut JuleGuyotでScience de la vigne(ブドウ樹の科学)課程を履修する。
2019年2月に日本に帰国し、現在は長野県 軽井沢町に在住。長野県を中心にブドウ栽培者・ワイナリーのサポートを行っている。

フランスに在留期間中に実習を行ったワイナリーおよび研究所は以下のとおり:
Domaine Seguin Manuel:ブルゴーニュ地方 ボーヌ市
Domaine Eric de Suremain:ブルゴーニュ地方 モンテリー村
Domaine de Thomas Bouley : ブルゴーニュ地方 ヴォルネー村
Domaine Notre-Dame de Cousignac : アルデッシュ地方Institut National de la Recherche Agronomique : フランス国立農学研究所(ナルボンヌ)

■会社概要
会社名      株式会社JAPAN WineGrowers
代表取締役    麿直之
顧問       小山竜宇
顧問       榎本登貴男
所在地      北海道札幌市中央区南1条西16丁目1-323春野ビル3階
設立       2022年4月15日
主な事業内容   ワインの醸造、販売、仕入れ、輸出入。ワイナリーの経営及びワイン用ブドウの生産、仕入れ、管理。セミナーその他各種イベントの企画、運営。専門家紹介、派遣事業。など
URL       https://japan-winegrowers.com

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