サーモス株式会社のプレスリリース
弁当コンサルタント野上優佳子さんと
「フードロス」の解決に取り組む平井巧さんが伝授
『第4回 サーモス スープジャーで冬のあったかお弁当教室』
最終回となる4回目の今回は、料理家・弁当コンサルタント 野上優佳子さんと、一般社団法人フードサルベージ 代表理事 平井巧さんをお招きしたお弁当教室&トークイベントを実施。「年末年始のお買い物や贈りもので、冷蔵庫はパンパンに!?年末までに食材の大掃除を!余った食材・加工品・調味料を使った料理でスッキリ綺麗に!」をテーマに、食の話題となっている「フードロス」に着目し、家庭で余りがちな食材を使用したエコで時短のスープジャーレシピを紹介しました。さらに食品を余すところなく使い、豊かな食ライフを提案する「明日からすぐできるフードロス講座」も実施。約20名の女性がお弁当教室に参加しました。
【イベントの様子】
第4回は、1回目で好評だった「使いきれなかった食材もスープジャーにおまかせ!皮付き調理で時短&栄養アップ!家から出る生ゴミを減らせて、ゴミ出しも楽々!!」のテーマをベースに、余りがちな野菜や調味料、缶詰を使ったレシピを提案。高い保温力があるスープジャーを活用すれば予熱で食材に熱を通す保温調理ができるので、皮つき野菜もさっと煮込んでスープジャーに入れるだけでお昼には食べ頃に仕上がります。生ごみの量が減らせ、準備も簡単な、エコで時短になるスープジャーの活用方法をお伝えしました。
イベントでは、まず、フードロスにつながるお弁当づくりのコツを野上先生にお話いただきました。お弁当をつくる工程は、(1)「献立を考える」、(2)「つくる」、(3)「もりつける」、(4)「かたづける」の4つの工程があります。レシピ本などでは「つくる」ことだけが注目されがちですが、「つくる」以外の工程の手間を減らすことで負担を減らし、お弁当をつくる時間を減らすことができます。スープジャーを活用すると、1品だけで完結するので、「献立を考える」手間が減り、「つくる」のが簡単になり、さらにスープジャーは注ぐだけなので「もりつける」必要がなく、「かたづける」手間も少なくなるとご説明いただきました。
また、スープジャーなら「つくる工程を減らす」保温調理が可能になると紹介。保温中もじわじわ熱を入れ続けるので、野菜の皮をむかなくても十分に柔らかくなる。下ごしらえの切る工程も楽になり、生ゴミが減るので後片付けも楽になるとのこと。野菜の皮には栄養が多く含まれているので、スープジャーのレシピひとつで栄養バランスの良い食事をとることができます。
さらに野上先生からは、「同じ材料で何が作れるか」具体的な献立例をいくつか紹介。使いまわしても飽きのこない食事をつくるコツや、材料が変わっても代用・応用がきくことなどをお話しいただきました。「献立をたてるのは、発想力と『まあこんな感じ』という潔さ」が大切と伝え、会場の参加者は大きくうなずいていました。
▽野上優佳子さん(料理家・弁当コンサルタント)
・簡単フードロスレシピ「鮭缶の石狩鍋風スープ」の調理を参加者と実践
鮭缶を活用することで、面倒な鍋料理もダシとりが不要で、野菜の皮むきをする手間もなく、すぐにできあがります。毎日ちゃんとしたお弁当を作らなければと、プレッシャーを感じている参加者に対して、肩の力を抜いて、家にある食材をうまく活用することの大切さをお話いただきました。「こんな簡単にできるなんてビックリ」、「お弁当であたたかいごはんが食べられると、身体が温まって嬉しい」、「魚の缶詰は使う機会がなくて家にずっとあったので、活用法が聞けて助かった」などの声があがりました。
調理実習以外にも野上先生おすすめのレシピを紹介。野菜を皮付きのまま調理した「和風ポトフ」、しっかり味がしみ込んだ「白菜と豚肉の春雨うま煮」をご試食いただきました。
▽調理体験の様子
▽試食の様子
▽石狩鍋風スープ
▽和風ポトフ
▽白菜と豚肉の春雨うま煮
今回、野上先生には上記3品のフードロスレシピを約30食分ご用意いただきましたが、調理で発生したごみが右の量。約30食分ご用意したにも関わらず、野菜の皮むきが不要なこともあり、わずかなごみしか出ていません。参加者の方々は驚きの声を漏らしていました。
▽約30食分から出たごみの量
・平井さんと野上先生で「フードロス」についてトークセッション。年末のあまりがちな食材は「そうめん」「おもち」など。
「食べものを無駄にしてはならないという罪悪感よりも、自由に料理を楽しんでほしい」とアドバイス!
「スープジャーで冬のあったかお弁当教室」後半では、フードサルベージ代表理事の平井さんに、無駄な買い物を減らせる「食材の置き換え」のコツや、既存のレシピに頼らずに余りがちな食材を自由に組み合わせてレシピを生み出すフードロスレシピの考案について、野上先生とトークセッションいただきました。
平井さんからはまず、混同されがちな「食品ロス」と「フードロス」の違いについて説明。「食品ロス」は農林水産省の定義で、「まだ食べられるのに廃棄される食品」のこと。
一方、国連食糧農業機関(FAO)がとりまとめた定義では、「Food loss」は、サプライチェーンの各段階における食品の量的減少を指します。世界のフードロスはおよそ13憶トンあり、生産される食糧の3分の1にあたります。また、日本のフードロスはおよそ646万トンで、国民1人あたりが毎日茶碗1杯分を廃棄している計算になります。
「『何を捨てているか把握する、なぜ捨てているかを考える』ことが、家庭からのフードロスを防ぐコツ」と野上先生がアドバイス。平井さんが主催しているサルベージパーティ※1でよく出る食材としては、乾物や缶詰などで、年末の時期は、そうめんやおもちなどが多いそうです。例えば、いただきもののそうめんに飽きてしまった場合、ゆでで使う方法以外にも、ゆでる前にバリバリと砕いてからリゾットのように使用する方法もあるとレクチャーし、「食べ物を捨ててはならないとプレッシャーを感じ罪悪感を抱くよりも、食材をいつもと違う方法で活用して、食を自由に楽しんでほしい」と参加者にメッセージを送りました。
その後、平井さんは参加グループに食材が書かれたカードを数枚ずつ配布し、「その食材と調味料のみで料理を作るとすれば何ができるかグループで1~2品考える」時間を設け、買い物に行かなくても家にある食材だけで料理は作れることを参加者に伝えました。野上先生と平井さんのアドバイスもあり、様々な料理を考えるきっかけとなり、意外とありものだけでなんとかなる、と実感したようでした。
▽平井巧さん(一般社団法人フードサルベージ 代表理事)
※1 サルベージパーティ(略称「サルパ」)…家庭などで、“もてあましている食材”を持ち寄り、プロの料理人やみんなでおいしく変身させる。食材を救い出し、シェアし、楽しみながらフードロスについて考えるきっかけづくりにもなるイベント
▽カードを使ったグループワークの様子
野上先生は「レシピ通りに作ろうとせずに、家にある調味料や食材を代用しても十分作れるので、立派な食事をつくることをゴールにせずに、『食べること』をゴールにしてほしい」と子育て世代の参加者にアドバイス。平井さんは「ぜひ月に1回自宅でサルベージパーティをして、あまっている食材の活用を楽しくチャレンジしてもらいたい」とコメントしました。
【イベント参加者の感想】
●スープジャーを使うと、楽しくラクにお弁当を作れるんだと思いました。お弁当をどうラクに作るかが日々の悩みなので、もっと気楽に作りたいと思いました。
●いつ食べられるかわからない夫のお弁当にも、スープジャーはピッタリだと思いました。
●子供の塾弁に活用したい。温かいごはんで、寒さも受験も乗り越えてほしい。
●いつも味噌汁しかスープジャーに入れていなかったので、参考になりました。
●食品ロスに気を配って、料理をしたいです。
【スープジャーが、あなたのお弁当づくりの悩みを解決!】
高い保温力を持つサーモス真空断熱スープジャーなら、ランチにできたての温かいお弁当が手軽に食べられます。「おかずを数種類用意する」、「メニューを考える」、「彩りや、見た目」という多くの方が抱えているお弁当の悩みも弁当箱をスープジャーに変えるだけで解決!彩りや盛り付けを気にせず、1品で満足&栄養バランスばっちりなお弁当が簡単に作れます。
▽JBU-300(WH:ホワイト、R:レッド、G:グリーン)
▽JBQ-301(MNT:ミント、TOM:トマト、MSD:マスタード)
◎盛り付けや彩りを気にする悩みが解決
◎1品でOK!メニューを考えたり、おかずを数種類用意する悩みが解決!
◎冬の冷たいお弁当もスープジャーなら、あったかランチに!
◎野菜がたくさん入るので栄養バランスもバッチリ!!
■「第4回 サーモス スープジャーで冬のあったかお弁当教室」開催概要
日時 :2018年12月14日(金)11:00~13:30
会場 :ベターホームのお料理教室 渋谷教室
住所 :渋谷区渋谷1-15-12
登壇者:料理家・弁当コンサルタント 野上優佳子さん
一般社団法人フードサルベージ 代表理事 平井巧さん
サーモス株式会社 マーケティング部 広告宣伝課 簑島久男
内容 :「スープジャーのお弁当レシピ」実演調理(野上優佳子さん)
「明日からすぐできるフードロス講座」(平井巧さん)
野上優佳子さんと平井巧さんのトークイベント
スープジャーの製品説明(簑島久男)
<全4回日程>
10月30日(火)、11月11日(日)、12月3日(月)、12月14日(金)
URL:「スープジャーで冬のあったかお弁当教室」
https://www.club-thermos.jp/campaign/show?page=event_cookingclass_winter
■プロフィール
<野上優佳子(のがみ ゆかこ)さん 料理家・弁当コンサルタント>
ネットエディターやライターを経て、2011年、「食・健康・地域」をキーワードに子供達が笑顔で暮らせる未来をつくることを目指し、株式会社ホオバル設立。
料理家・弁当コンサルタントとして新聞、雑誌、TV、ラジオ、ウェブ、全国各地での講演など多メディアで活動中。弁当箱のプロダクト開発や商品アドバイザーなども行っている。30年以上お弁当を作り続け、300個以上のお弁当箱を使用した経験に基づき、実際に日々お弁当を作る母としての目線から実用性と汎用性の高いレシピと洞察が好評を博している。
<平井巧(ひらい さとし)さん トータルフードプロデューサー>
一般社団法人フードサルベージ 代表理事 CMO/honshoku 代表/東京農業大学非常勤講師
SP広告代理店、IT関連会社を退社後、トータルフードプロデューサーとして活動。お米の祭典「ごはんフェス」の企画プロデュース、東京農業大学にて多摩川流域のブランディングに取り組む「Resources Project」を発足。2015年には食のプロデュースチーム「honshoku」を結成。
2016年「一般社団法人フードサルベージ」を設立。
サーモス公式ホームページ
https://www.thermos.jp/