ソムリエAI で日本酒売り場のDX 化 売上56%UP を記録した「KAORIUM for Sake」6 月15 日から紀ノ国屋 等々力店に導入決定

SCENTMATIC株式会社のプレスリリース

嗅覚のデジタライゼーションによって新たな顧客体験を提案するSCENTMATIC 株式会社(代表取締役:栗栖俊治、本
社:東京都、以下「セントマティック」)と株式会社紀ノ國屋(東京都港区北青山3-11-7 代表取締役社長:富田勝
己)は、 2022 年6 月15 日(水)から、紀ノ国屋 等々力店に”今日の気分”にぴったりな日本酒を探せるAI システム
「KAORIUM for Sake」を設置いたします。

コロナ禍で加速した小売業界のDX
コロナ禍をきっかけに、私たちの消費行動は大きく変化しました。身近なところでもDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいます。例えば小売業界では、ネット販売をはじめ、店舗でもキャッシュレス決済やセルフレジを活用する機会が多くなりました。

AI を使って”今日の気分“にぴったりな日本酒を見つける
日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」を開発するセントマティックでは、日本酒販売の新たなDX を促進しています。人の感性を自然言語処理によって日本酒とマッチすることができる日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」は、「癒やされたい」「気合を入れたい」といったお客様の気分や、「個性的」「フルーティ」といった好みの味わいに合わせて、店頭にある日本酒とのマッチ度を計算し、相性の良い日本酒をレコメンドします。この技術により、これまでは経験と感性を持った利酒師やソムリエだけが可能であった「人間の感性にそった楽しいお酒選び」という接客体験が小売店の店頭でも実現可能になります。

実証実験で日本酒販売数55%UP、売上56%UP を記録
2021 年11 月9 日(火)~12 月8 日(水)にかけて、紀ノ国屋渋谷スクランブルスクエア店に日本酒ソムリエAI「KAORIUMfor Sake 」を導入して実証実験を実施。導入期間中に、KAORIUM for Sake に表示された商品を対象とした効果は、導入前の月と比較して、日本酒販売数が55%UP、日本酒売上が56%UP を記録しました。

また、店内にある日本酒とフードのペアリングをレコメンドするペアリングサイネージの総効果は、売上39%UP。サラミは販売数3.1 倍を記録。さらに、サラミのペアリング商品としてレコメンドされた日本酒「福光屋加賀鳶 極寒純米」は、販売数が22 倍まで上がりました。

売り場のご担当者様からは、「お客様から操作方法などの質問を受けることもなく、皆様思い思いに操作されていた」「普段、日本酒を飲まれない方やプレゼント選びに使われている方が多く、購入のきっかけづくりに活かされていた」「お客様自身が気分や五感に素直に反応して体験しながら、商品選びを楽しまれていた」とコメントをいただきました。

紀ノ国屋 等々力店への導入では、全9 種の日本酒ペアリングとギフト機能を搭載
2022 年6 月15 日(水)から紀ノ国屋 等々力店に設置されるKAORIUM for Sake には、「甘いトマト × 久保田」「カスタードプリン × 讃岐くらうでぃ」など、全9 種類のフードと日本酒のペアリングを登録。普段なかなか組み合わせることのない、新しい日本酒ペアリングや、紀ノ国屋 等々力店の人気商品と組み合わせたペアリングなどを提案します。

さらに今回の導入では、ギフト選びのための新機能を搭載。売り場に設置されたデバイスに「お酒を贈りたいあの人はどんなイメージ?」という質問と共に、ギフトを贈る相手を連想させる言葉が表示されるので、「やさしい」「頼もしい」「明るい」など最大3 つの言葉を選択すると、AI が分析し選んだ言葉にマッチする日本酒TOP3 が提案される仕組みです。「フルーティな風味のお酒」や「穀物の風味を強く持つお酒」などの日本酒の特徴と、人物のイメージをAI技術でマッチングさせ、ぴったりのお酒を導き出します。

香りと言葉を変換するAI システム「KAORIUM」とは
KAORIUM は、セントマティックが開発した香りと言葉を相互に変換するAI システムです。最先端のテクノロジーによって、曖昧で捉えにくい香りの印象を言葉で可視化したり、ある言葉に紐づく香りを導き出したりすることを可能にします。また、言葉を意識しながら香りを深く味わう体験は左右両脳を活性化し(※1)、私たちのまだ見ぬ感性への気付きをもたらします。香りと言葉をつなぐ今までにない体験が生み出す価値は、フレグランスの世界にとどまらず、感性教育、飲食体験、購買体験など様々な分野に新しいビジネスチャンスを生み出すものとして、その可能性に大きな期待が寄せられています。(※1)参照元:「注意が脳での嗅覚処理に及ぼす影響 ―脳波計測により匂い呈示後1 秒以内の脳活動の変化を検出―」https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20190322-1.html

  香りと言葉の変換システム「KAORIUM」のコンセプトモデル

  「KAORIUM」のコンセプトイメージ

【株式会社紀ノ國屋】
代表者:代表取締役社長 富田勝己
所在地:〒162-0842 東京都新宿区市谷砂土原町3 丁目5 番地 偕成ビル3 階
URL:https://www.e-kinokuniya.com

現在首都圏を中心に41 店舗展開している、創業112 年のスーパーマーケットです。昭和28 年(1953 年)お客様自ら商品を選び、レジで精算する日本初の「セルフサービス方式」のスーパーマーケットを東京・青山に開業。以来、こだわりの生鮮食品をはじめ、自家製のパンや焼き菓子、デリカテッセンなど、国内外のクオリティフードを取り揃え、お客様においしさと感動をお届けしております。

【SCENTMATIC 株式会社】
代表者:代表取締役 栗栖俊治
所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4 丁目22 番7 号 6 階
URL:https://scentmatic.co.jp

セントマティックは、香りを言語化するAI システムを用いて、あらゆるものに“情緒的な体験価値”をプラスできる香りの共創型の香りのビジネスデザイン集団として2019 年に設立しました。五感の中でも最も未知な領域であった「嗅覚」に着目し、香りを言語化するAI ツール「KAORIUM」を開発しています。これまで「香り」という概念は個人の感覚の違いにより他者へのイメージの伝達が難しく、明確な指標というものが存在しませんでした。KAORIUM の登場により様々なビジネス上での”香り”の活用が期待できます。セントマティックが取り組むのは「嗅覚のデジタライゼーション」。それは、香りと言葉による「香りの体験」によって人の感性を進化させ、あらゆる業界のビジネスに革新をもたらします。

 

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