美術作家 渡辺おさむのクリーム絵画が 笠間日動美術館へコレクション決定

渡辺おさむアトリエのプレスリリース

本物そっくりのカラフルで精巧なクリームやキャンディ、フルーツなどを用いたインスタレーションや現代アート作品を制作する作家、渡辺おさむ氏の作品「Cream painting-糸杉のある麦畑-」が笠間日動美術館(茨城県笠間市)にコレクションされる事になりました。

笠間日動美術館ホームページ: http://www.nichido-museum.or.jp/

今回収蔵された作品

■クリームで描かれた絵画「Cream Painting」作品が美術館へ収蔵。
渡辺おさむの樹脂製のクリームを絞り出して描く絵画「Cream Painting」シリーズの中からゴッホの筆跡をクリームのデコレーションで再現した作品「Cream painting-糸杉のある麦畑-」が、ゴッホ、モネ、藤田嗣治など近・現代の巨匠の作品を多数所蔵する笠間日動美術館へコレクションが決定いたしました。この作品は2022年7月16日(土)~9月25日(日)同館で開催される企画展「絵の中のワンダーランド」で公開されます。
また同館パレット館に、渡辺おさむのクリームでデコレーションされたパレットもコレクションされます。パレット館は笠間日動美術館創設者・長谷川仁氏が多年のおつきあいがあった画家、ピカソやダリ、安井曾太郎などの巨匠のパレットがコレクションされています。

パレット館収蔵作品

収蔵作品細部

Cream Paintingシリーズ作品

Cream Paintingシリーズ作品

Cream Paintingシリーズ作品

Cream Paintingシリーズ作品

■渡辺おさむ氏コメント
ゴッホの糸杉のある麦畑を初めてニューヨークのメトロポリタン美術館で見た時、まるで生きているようなうねうねと動く筆跡に感動したのを覚えています。この作品はゴッホの力強い筆跡を50色以上のクリームで描き、生きているような雲の動きをクリームの強弱で表現できたのではないかと思っています。
このCream Paintingシリーズは誰もが見た事のある有名な絵画をデコレーションするという作品で、クリームでデコレーションされた絵画は本来の意味や概念から離れ、新たなストーリーをつむぎ始めます。

■笠間日動美術館学芸員 金澤敦子氏コメント
銀座 日動画廊にて「ねこ!ねこ!!ねこ!!!」展を開催したのはまだ春浅い2022年2月半ばのこと。同画廊では初お目見えとなる渡辺おさむ先生の数匹の猫たちも会場に並び、コロナ禍中の人々に笑顔をもたらしました。
一方、この夏、笠間日動美術館では「絵の中のワンダーランド」展の開催を予定しており、すぐさま出品のご依頼をしました。快諾をされた先生から送られてきたのは、ゴッホへのオマージュ作品「Cream painting-糸杉のある麦畑-」。当館ではゴッホの最晩年の作品「サン=レミの道」を所蔵しており、クリームでゴッホの筆跡を再現したこの作品をコレクションする運びとなりました。さらに嬉しいことに、当館の目玉であるパレット画コレクションのお話しをすると、クリームでデコレーションしたパレット画を制作してくださったのです。こちらも「絵の中のワンダーランド」展で公開の予定です。

■展覧会概要
展覧会名:「絵の中のワンダーランド」
会期  :2022年7月16日(土)~9月25日(日)
会場  :笠間日動美術館 企画展示館
開館時間:午前9時30分より午後5時(入館受付は午後4時30分まで)
休館日 :毎週月曜日
     (ただし、7月18日(月)、9月19日(月)は開館。
      7月19日(火)、9月20日(火)休館)
主催  :公益財団法人 日動美術財団 笠間日動美術館
入館料 :大人 1,000円、65歳以上 800円、大学・高校生 700円、
     中学・小学生 無料
     (20名以上の団体は各200円割引 障害者手帳をお持ちの方、
      その同伴者1名は半額割引)
笠間日動美術館ホームページ: http://www.nichido-museum.or.jp/

■渡辺おさむについて
スイーツデコの技術をアートに昇華させた第一人者として「東京カワイイTV」(NHK)や「徹子の部屋スペシャル」(テレビ朝日)等、多くのメディアに取り上げられています。その作品は、国内はもとより海外でも注目を集め、中国、インドネシア、イタリア、ベルギー、トルコ、アメリカ、韓国などでも個展が開催され、話題を呼んできました。また作品集や著書が出版されたほか、大原美術館や笠間日動美術館など国内8ヶ所の美術館に作品がコレクションされています。
渡辺おさむホームページ: http://watanabeosamu.tokyo

■公益財団法人 日動美術財団 笠間日動美術館について
笠間日動美術館は、1972年(昭和47年)に日動画廊創業者・長谷川仁によって郷里である笠間市に開館しました。敷地内には、「鴨居玲の部屋」を併設し、ピカソや藤田嗣治をはじめとする国内外の著名画家の展覧会を開催する企画展示館、 おもにフランス美術を常設するフランス館、「金山平三・佐竹徳記念室」を併設し、画家が愛用したパレットを常時200点以上展示するパレット館 、日本の著名彫刻家によるブロンズ像が佇む野外彫刻庭園があります。
国内外の名品や、画家の創造の秘密をうかがえる世界的にも珍しいパレットなど充実したコレクションをお楽しみください。

【笠間日動美術館に関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日動美術財団 笠間日動美術館
〒309-1611 茨城県笠間市笠間978-4
TEL:0296(72)2160

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