SUZU GROUPのプレスリリース
SUZU GROUP(本社:新潟県長岡市 代表取締役社長:鈴木 将)は、2022年7月、食に特化した宿泊施設「HAKKO HOUSE」(読み:はっこうはうす)を新潟県長岡市にオープンいたします。
新潟県には雪国ならではの暮らしや知恵、豊かな自然の恵を受けた食材やそれを使った伝統料理がたくさんあります。HAKKO HOUSEは、そんな地元の人にとっては“日常”ともいえる地元の魅力を発見・体験できる場所を作りたいというオーナーシェフの想いが形になった場所です。
明治から昭和にかけて使われていた新潟の暮らしの道具や古材を飾ったエントランス
HAKKO HOUSEは、とことん地元に特化した施設。地域の魅力を知り尽くすシェフがプロデュースする、雪国の食文化“発酵”をテーマにした、ちょっと新しい宿泊施設です。
■地域の食を体験する宿、HAKKO HOUSE
HAKKO HOUSEは新潟の発酵文化を体験できること、発酵的(発展的)な地域と人の繋がりをつくること、をコンセプトに名付けられました。
HAKKO HOUSE ロゴ
SUZU GROUPが大切にしてきた伝統野菜や郷土料理。その全てはその地で暮らしてきた先人の知恵や工夫から生まれています。その中の一つ「発酵」は、今や世界的にも注目され、その価値が再認識されつつあります。地元の方にとっては身近すぎて気付きにくい食文化そのものの価値を感じてほしい。県外の方には、美味しさだけでなく、土地のストーリーや文化そのものに触れて欲しい。このプロジェクトは、そんな想いから動き始めました。
■HAKKO HOUSEでできること
施設は一棟貸しで、個人はもちろんご親戚同士やグループなど、複数人でご利用いただけます。施設のメインとなるのは広々としたキッチンスペース。飲食店としてのノウハウを生かしながら、様々なアプローチでゲストをお迎えします。
対面式の広々としたシステムキッチン
- 発酵文化を体験する
キッチンスペースには、産地や味わいにこだわった基礎調味料だけでなく、新潟の発酵調味料や自社のオリジナル調味料、新潟メイドの調理器具を常備しています。滞在中はご自由にお使いいただけるので、ゲスト自身が調理できることはもちろん、地域の伝統料理を教えてくれるお母さんやプロのシェフを招いての食事プランも展開予定。ただの食事ではなく、材料や調理過程も楽しむ“食体験”をご提供します。
<設備例>
調味料:長岡産のお醤油各種、長岡産のお味噌各種、Sho Suzuki NIIGATAシリーズの調味料 等
- FOODツーリズム
地元食材を使った、地元の味を
HAKKO HOUSEをベースに、新潟県内をフィールドとした“FOODツーリズム”を提供します。
例1:新潟発酵ツアー
味噌・醤油・酒といった発酵にまつわる蔵の見学や、食材の産地をめぐるツアー。旅の最後には、各地で集めた食材を使用して、新潟の伝統的な食事をお楽しみいただきます。
例2:プロ向けツアー
新潟の発酵文化を象徴する基礎調味料や食材の見学、ものづくりのまち・燕三条で包丁をはじめとする調理器具の工場見学を実施。HAKKO HOUSEでは見学で出会った食材や器具を使っての試作や食事会もしていただけるという、研修風ツアー。
- スタジオとしてのキッチンスペース
キッチンスペースを使ってのお料理教室や動画配信、新商品の発表会など。宿泊施設としてだけでなく、新潟・長岡の食産業が盛り上がる場所としてもお使いいただけます。
■ ジオ・ガストロノミーを体験
その土地の「自然」「環境」「風土」と深く紐づいている「食」を地球の恵みとして堪能する「ジオ・ガストロノミー」。 HAKKO HOUSEでは、海・山・川に加え【雪】という自然の力から生まれた新潟の食を、余すことなく味わっていただく特別なコースをご用意しております。
施設1階の店舗ちぃぼうにてお召し上がりいただくお料理から、施設内のキッチンを使用してシェフが目の前で調理・サーブするプレミアムなコースまで。食材についてやお料理にまつわるストーリーとあわせて、新潟の食を五感でお楽しみください。
■ その土地の文化(=暮らしそのもの)を体感できる場所
冒頭でもご紹介した通り、HAKKO HOUSEは、観光地としての新潟の魅力はもちろん、地域そのものの良さや新潟に根付いた文化や暮らしを伝える場所でありたいと考えています。
入り口へとつながる階段
地元の調味料や調理器具を完備しているのも、そんな“その地域の暮らし”を体感してほしいという想いから。
また、コロナ禍の影響もあり“ワーケーション”や“地方移住”といったことが注目されている現代。一泊から1週間程度のロングステイまで、その地に溶け込むような感覚で滞在していただける宿泊施設を目指します。
<その他設備の紹介>
宿泊施設としての備えも完備。ゆったりとおくつろぎいただける寝室やお風呂・お手洗い等の設備も、木を基調としたシンプルであたたかみのある空間をご用意しております。
<その地に暮らすような旅を>
食文化を体験し、土地や魅力を理解していただくためには、その土地に暮らすような時間を過ごしていただきたいと考えています。その拠点となれるHAKKO HOUSEで、メインとして想定している使い方は、2泊以上の連泊や、1週間以上の長期滞在。新潟の暮らしそのものに溶け込むことで、土地の本当の価値や魅力を知っていただけるはずです。
■新潟を世界屈指の美食都市へ
新潟には、発酵をはじめとする「雪国ならでは」の食材や食文化がたくさんあります。飲食店として地域に根差した活動を続ける中で、その貴重さに触れると同時に、作り手の高齢化や担い手不足、フードロス問題といった地域が抱える様々な課題にも直面してきました。このプロジェクトが進むことで、どこかに地域の課題を解決するヒントが生まれるかもしれないということも考えています。
HAKKO HOUSEは、単なる宿泊施設ではありません。地域を巻き込んで、食を通して文化や歴史を次の世代へつなぐ場所です。
地域外から来たゲストを、地域全体がホスト側となり、地域の日常的な暮らしを紹介する仕組みをつくる。そうすることで、ゲストは普段の観光では見ることのできないリアルな食文化を体験でき、ホスト側もおもてなしをすることで、地域の魅力を再確認することができます。私たちが目指す「美食都市」とはそんな場所です。
この施設を通して様々な方向にアプローチすることで、地域内外がゆっくりと発酵してくような好循環をつくり、地域の文化を軸とした継承と循環をつくっていきます。
■ご予約について
HAKKO HOUSEのご予約はインターネット上で承ります。
プランは自由自在。HAKKO HOUSEが提案する日常を感じる贅沢「ジオ・ガストロノミー」を体験したり、全て素泊まりの長期滞在で、ご自身で調理を楽しみながら(滞在中は施設内のキッチン・調味料をご自由にお使いいただけます。)ちょっとした移住体験をしてみたり。
それぞれのお客様のご希望にあったプランをご提案し、一緒に組み立てるような形を目指します。
※ 現在は【日帰り(お食事つき)】もしくは、【ご宿泊とお食事がセット】のプランのみ公開しております。
■ご利用料金・プランについて
施設利用料をベースとし、ご宿泊やお食事といったお好きなプランやオプションを追加することで料金が確定いたします。2泊以上の連泊や1週間以上の長期利用を想定し、連泊の際に適用される割引プランもご用意しております。
<施設利用料>
ご利用の人数に関わらず、50,000円〜/日。(曜日や時期によって変動いたします。)
<連泊割引>
2泊以上の連泊の場合、施設利用料から20%引きの金額でご案内いたします。
<ご宿泊代>
大人(中学生以上):15,000円
小学生:7,500円
未就学児:無料
<お食事プランについて>
【HAKKO HOUSE ジオ・ガストロノミー体験コース】
大人:15,000円〜 小学生:5,500円〜
【越後炉ばたと雪国地酒 ちぃぼう コース】
大人:7,000円〜 小学生:3,500円〜
※ プランの詳細や注意事項につきましては、HAKKO HOUSEホームページや予約ページでご覧ください。
■ HAKKO HOUSEオフィシャルサイト
ホームページ:https://www.hakko-house.com/
予約ページ:https://hakkohouse.booking.chillnn.com/
(予約ページは15日10:00より公開、一般のお客様からのご予約をスタートする予定です。URLのお取り扱いにご注意願います。)
Instagram:@hakkohouse_85
■ SUZU GROUPについて
SUZU GROUP ロゴ
有限会社 寿々瀧(SUZU GROUP)
公式HP:http://suzugroup.com/
新潟県内に9店舗(オンラインショップ1店舗を含む)のレストラン・居酒屋・グロサリーストアを運営、自社加工品の製造・販売も行っている。全ての店舗に共通するのは「地場産の食材を使用し、手作りで調理し提供する」こと。契約農家から仕入れる野菜を中心に、新潟ならではの食材や郷土料理を現代風にアレンジして提供するなど、新潟のFOOD(食・風土)を伝えることを理念とした会社。オーナーシェフの鈴木将は新潟県⻑岡市出身。県内の減農薬・無農薬で栽培を行う農家さんの元を訪ね、直接仕入れを行なっている。
■ オーナーシェフ鈴木 将について
SUZU GROUP オーナーシェフ 鈴木 将
高校卒業後、長野・大阪・東京・横浜での料理修業を経て、2007年に地元・新潟県長岡市で「おれっちの炙家 ちぃぼう」(現在は、越後炉ばたと雪国地酒 ちぃぼう)をオープンし、現在は新潟県内に8舗の飲食店やグローサリーストアとオンラインショップを運営。
全てに共通するのが「地場産」「郷土料理・食文化」「Local」といった、新潟に特化したコンセプト。その楽しみ方や価値を、自身の視点からさまざまなスタイルで表現しています。
食文化プロデューサーとして「畑ごはん塾」「やさいの学校」「CHEFS CARAVAN」など地域の魅力を伝える取り組みにも積極的に参加し、地域食材を活かした自社ブランド「SHO SUZUKI NIIGATAシリーズ」「おむすびジャム」「ジョニーディップソース」など、商品開発も多数手がける。