信号が1つもない小さな村に大きな工場!和歌山県北山村の特産柑橘じゃばらの新たな加工場が2023年秋に完成予定

株式会社じゃばらいず北山のプレスリリース

株式会社じゃばらいず北山(本社:和歌山県東牟婁郡、代表取締役:池上 輝幸)は、人口約400人の小さな山村、和歌山県北山村で、特産柑橘じゃばらの新加工場が2023年秋に完成予定であることと、花粉症モニター調査第2弾の開催をお知らせします。


1、じゃばらの新加工場が2023年秋に完成予定
 北山村では、昭和63年に建設されたじゃばら加工場を⾧年稼働して参りましたが、この度、新たに規模を拡大させた加工場を新設致します。
 完成は2023年秋頃を予定しております。

新加工場完成による主なメリット

  • 生産量の向上

生産効率の良い設備が整備されることにより、
生産量の向上が期待されます。
 

  • 品質レベルの更なる向上

お客様の安心・安全のために、
よりよい品質の向上を実現致します。
 

  • 缶やペットボトル等の内製化が新たに実現

現加工場では実現できなかった規格の製造が可能となることにより、
コストカットや、より自由な商品開発が期待されます。
 

  • フリーの製造ラインの創設により、じゃばら以外の商品も生産可能に

じゃばら以外の産品を使った商品製造も可能になることにより、
地元地域の良さをより全国に広めていく取り組みが期待されます。
 

  • 雇用の確保

加工場の稼働率を上げることが可能となるため、
村内での雇用確保が期待されます。
 

 

新じゃばら加工場建設途中の様子新じゃばら加工場建設途中の様子

 

2、じゃばら花粉症モニター調査第2弾 1,000人を大募集
第1弾の募集倍率は約4.3倍~

 同村は、香酸柑橘じゃばらを使用することで、花粉症に対して効用があるのか調べるモニター調査第2弾の募集を開始いたしました。
 

 

○モニター調査の目的
 本調査はじゃばらの花粉症に対する効用を定期的に調査し、回を重ねることで信憑性の高いデータを収集・提供することで、全国の方に北山村の「じゃばら」をより知って頂くことを目的としています。
 同村では、調査を2001年に初めて実施した以来不定期に行っており、本調査は3年連続で通算8回目の実施となります。

○今調査のポイント
 2021年の調査では、回答アンケートなどを東京家政大学と共同で作成いたしました。
 今回も2021年、2022年に続きこちらのアンケートを利用し、さらに精度の高い結果を出せる調査になることを見込んでいます。

○期待するところ
 2021年の調査では、何らかの効果を少しでも何らかの効果があったと実感した方が、82.6%と高い数字が出ており、2022年の調査では、85.5%という結果となっております。
 今回も昨年、一昨年に続く精度の高いモニター調査で、近年における、より具体的な結果が出ることを期待しています。
 

じゃばら果皮粉末じゃばら果皮粉末

 第2弾も1,000名様を募集致します。
 第1弾では、1,000名の募集に対し4,346名からのご応募があり、約4.3倍の募集倍率となりました。
 引き続きたくさんのご応募をお待ちしております。

○北山村による、2023年じゃばら花粉症モニター第2弾募集詳細

  • 実施主体

和歌山県北山村(業務委託先:株式会社じゃばらいず北山)

  • 募集期間

2023年2月21 日(火)~2023 年3月20日(月)

  • 募集人数

1,000名

  • モニターサンプル

じゃばら果皮粉末15g

  • 対象

花粉症の方で、モニター期間終了後、WEB 上でアンケートにお答え頂ける方。

  • 申し込み方法

WEB 申し込み限定

  • 募集ページURL

https://kitayamamura.net/jabara/monitor2023/
 ※応募はお1人様1回限りです。
 ※定員を超えた場合、抽せんとなります。
 ※お電話でのお申込みは受け付けておりません。

  • モニター方法

じゃばら果皮粉末を毎日1g程度、15日間ほど摂取いただき、
花粉症への効用をアンケートでお答えいただきます。

  • お問い合わせ先

TEL: 0735-29-2222
MAIL: web_order@jabarise.co.jp

【参考情報(1)】村外不出で守ってきた「北山村のじゃばら」について
 じゃばらはゆずや九年母(くねんぼ)などの自然交配による品種といわれ、古来より北山村に自生していました。ゆずやカボスのように酸っぱい柑橘で毎年11月から12月にかけて収穫されます。邪(気)を払うに由来し、北山村では縁起のよい柑橘とされ、昔から正月料理には欠かすことのできないものでした。

 昭和初期には村内にたくさんのじゃばらの木があったといわれていますが、酸味の強い柑橘ということもあって、あまり栽培されなくなり、北山村がじゃばら事業の取り組みを始める直前には村内で唯一1本しかじゃばらの木が残っておらず、存続が危ぶまれる状況でした。

 しかしそのたった1 本の木から、村おこしの救世主として大事に大事に育てられ、現在では、村内にある約8ヘクタールの農園に約5,000本が栽培され、毎年100トン前後収穫されています。村営のじゃばら加工場で果汁、ドリンク、ぽん酢やジャムなどが生産され、ネット販売のほか、主要都市部のデパートなどでも販売しています。人口約400人の村で製造・出荷ピーク時には30名近くの雇用を生む、村内では一番大きな産業になっています。
 

じゃばらの実じゃばらの実

【参考情報(2)】じゃばらと花粉症
 じゃばらには他の柑橘に比べフラボノイドの一種である「ナリルチン」という成分が多く含まれており、花粉症への緩和に有効であるとの期待から、この成分が注目されています。
 2008年には、岐阜大学医学部より、QOL の改善に関する学会発表が行われ、近年では2021年に、東京家政大学・東京医科歯科大学・開業医の先生方により臨床研究が行われ、論文が発表されました。
 

ナリルチン含有量のグラフナリルチン含有量のグラフ

【参考情報(3)】日本で唯一の「飛び地」の村
 北山村は紀伊半島の中央部に位置し、三重県、奈良県に囲まれた、和歌山県でありながら和歌山県のどの市町村とも隣接しない全国でも唯一の飛び地の村です。面積の97%を山林が占め、北山川が悠々と流れる自然豊かな、人口400人程度の小さな村です。

 過疎化、少子高齢化、雇用、農業や林業の後継者不足など、日本の多くの中山間地が問題を抱える中、北山村では「自らの地域は自らが守り育てる」という自立心と信念をもって地域づくりに取り組んでいく方向を定めています。

 伝統文化でもある「筏」を今に伝える「観光筏下り」や、全国唯一の特産品「じゃばら」は、北山村のブランドとして定着し、知名度も上がってきています。これらの地域活性化に対する取り組みは、高く評価されています。
 

北山村の雲海北山村の雲海

 

 

 

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