富山県のプレスリリース
富山県(知事:新田 八朗)は、富山の自然の恵みで育つブランド米『富富富』の活動として、お米を通してサスティナビリティについて考える取り組みを展開しています。この度、循環を体感する複合施設『トトン』とコラボレーションし“ごはんが主役 ”の「ごはん定食」を3月20日(月)〜4月20日(木)の期間限定、朝限定で提供します。また、未来のお米について考える座談会動画の第二弾、富山県立中央農業高等学校との座談会動画動画( YouTube )およびレポート記事(note)を公開します。
■ おかずが主役ではなく、ごはんを主役にしてみた「ごはん定食」
私たちにとってとても身近な存在で、食卓に欠かせない存在であるお米。一方で、身近だからこそ、美味しくて当たり前だからこそ、普段の食事でお米にフォーカスが当たる機会は少ないと思います。どんな環境でつくられているのか、どんなこだわり持ってつくられているのか。産地や背景を意識することで、普段のごはんがよりおいしくなるのではなないか。そんな思いのもと誕生したのが、ごはんが主役の「ごはん定食」です。
今回は、循環(サーキュラーエコノミー)を体感する複合施設として昨年9月にオープンした『トトン』とコラボレーション。カフェで提供されている「トトンの朝定食」を少しだけアレンジし「ごはん定食」として3月20日(月)〜4月20日(木)の期間限定・朝食限定で提供します。
飲食店のメニュー表の多くは、おかずについての魅力を表現されますが、今回はお米の魅力をメインに表記。
あえてメニューの内容は大きく変えず、視点をかえることで“おかずに対してのごはん”ではなく“ごはんに対してのおかず”という意識を持ってもらえないかと「ごはん定食」を企画しました。また、メニュー表以外でも、お米についての理解を深めてもらえるよう3月16日(木)より公開している“お米とサスティナビリティ”をテーマにした動画を店内で公開します。尚、期間中は「ごはん定食」以外のメニューも全て、ごはんやおにぎりは『富富富』で提供されます。
■美味しいお米には学びがある。座談会第二弾 高校生と考える未来のお米
自然と循環を大切にするお米『富富富』では「未来のお米について考える座談会」を実施し、動画やnoteで公開しています。第二弾となる今回は、富山県立中央農業高等学校の3年生6名に予防医学者の石川善樹氏お招きし、座談会を開催しました。
■ トトンとのコラボレーション概要
自然と循環を大切にするお米『富富富』と循環を体感する複合施設『トトン』が“お米とサスティナビリティ”をテーマにコラボレーション。期間中は、朝食限定の「ごはん定食」を販売するとともに、全てのごはんメニューが「富富富」で提供されます。また「未来のお米について考える座談会」動画を公開するなど、富富富の魅力だけでなく、お米を通して循環について考えるきっかけを発信していきます。
ごはん定食
1,500円
富富富のおかず
・鯖の干物
・煮物
・じゃこ
・のり
・梅干し
・ぬか漬け
・松前漬け
トトンのおにぎり 350円~
目玉焼きハンバーグ定食 2,000円
和牛カレー 1,000円
開催期間
3月20日(月)〜4月20日(木)
カフェ営業時間 8:00~18:00
内容
・ごはんが主役の「ごはん定食」
・ごはんメニュー全て富富富で提供
・お米と循環を考える動画を公開
アクセス
富山県富山市問屋町1丁目9-7
トトンについて
家具の循環(回収/再生/販売)を中心に、ライフスタイル提案の場として、さまざまな資源循環を体感できる場所です。サスティナブルな家具や雑貨の販売に加え、家具工場に併設するリペア・DIYスペース、その他カフェやコワーキングスペースなども併設。どなたでもお気軽に立ち寄れる場として、「食べる」「働く」「作る」「買う」を通じて、楽しくサステナブルなものづくりに触れていただける施設です。
公式HP https://toton.style/
■ 未来のお米について考える座談会
富山県立中央農業高等学校の3年生6名に予防医学者の石川善樹氏お招きし開催した今回の座談会。
最初に“農業について”意見を求められた学生は、「農業人口が少なくなってきてますけど、育てる人がいなくなったら食べるものがなくなってしまうので、絶対に必要な分野だと思います。」とコメント。また、「農場は革命だと思います。どんどん技術が進んでいって」と農業の技術の進化についての意見も聞かれました。
次に“富富富についての印象”について聞かれると、ドジョウと稲を同時に栽培するドジョウ米の研究を行なっていた生徒は、富富富について「減農薬で作ったのにこんだけできるんだなっていうことを感じて農業の進歩っていうかそういうのを感じました。」とコメント。また、他の生徒は「富富富って農薬の使用回数も決まってて、その中でよくこんな美しい米を作れるなと思いました。」とコメントし、技術を知っているからこそ、より富富富というお米に感心したという意見が聞かれました。
最初は緊張気味だった高校生も話しが進んでいくにつれて自分の考えを積極的に話してくれ、とても有意義な座談会になりました。
■ 美味しいお米が生まれる富山の自然
・立山からのゆたかで清冽な水。
富山の暮らしや農業を支えてきた豊かな水は、標高3,000m級の立山連峰の雪どけ水が水源。その雪どけ水は急峻な地形を一気にくだり、間もなく富山湾に流れ込みます。だから富山の河川の水はつねに清らかで夏場でも冷たく、稲穂をつける暑い頃の田んぼを適温にするので、富山ではしっかりと熟したおいしいお米が実るのです。
・養分をたっぷり蓄えた肥沃な大地。
立山連峰から流れる急峻な河川は、かつて氾濫を度々おこしてきました。しかし氾濫は北アルプスの湿原や森林地帯の豊富な栄養を含んだ土をもたらし、肥沃な大地に恵まれた富山平野をつくりました。さらに富山県では昔の知恵を活かした土づくりに今も力を入れており、おいしいお米の実る稲が健やかに育ちます。
冷めても美味しい
冷めてもご飯がかたくなり難いので時間がたっても粒立ちのよさやおいしさが保たれます
どんな料理や調理にも合う
あっさりとしているから、色々なおかずや米料理に合い、和洋中なんでも使いやすい。つくり手の味方です。
ふだん使いにぴったり
食味のバランスが良く、食べ飽きない、おかわりしたくなるお米。まさに、ふだん使いにぴったりの万能米です。
■ 富富富がサスティナビリティにこだわる理由
日本の屋根・立山連峰に降りつもった雪がとけた清冽な水。急峻な川によって運ばれた肥沃な土をたたえる富山平野の大地。ふるくから富山の人が培ったてきた米づくりの技術と叡智。お米づくりに大切なものの全てがそろう富山の地で、伸びやかに育ち、新しく実ったお米が「富富富」です。
富富富がサスティナビリティにこだわるのは、“美味しいお米”の根幹には富山という地の自然の恵みがあるからです。温暖化やエネルギー問題など、社会全体として取り組まなければならない環境問題は多く存在します。
“いま”の環境を継続するためにも社会として努力が必要です。
豊かな自然があるから美味しいお米が生まれる。“美味しいお米”が続くためにいい環境が続いてことが必要。
「美味しい」と「自然環境」が密接に関係している食べ物がお米であり、恵まれた自然が源泉にあるからこそ富富富はサスティナビリティを大切にしています。