ロスゼロ・東京海上日動火災・マグチグループ・大阪府・大阪商工会議所が「食品ロス削減大阪モデル」の協定を締結、実証実験を開始。6/27セミナー開催も。

株式会社ロスゼロのプレスリリース

もったいないを活かし、資源循環社会を目指す株式会社ロスゼロ(大阪市西区、代表 文美月)と、東京海上日動火災保険株式会社、マグチグループ株式会社の3社で結成する「大阪食品ロス削減コンソーシアム」は、大阪府環境農林水産部、大阪商工会議所と連携し、食品ロス削減につながる新スキーム(通称:「大阪モデル」)の構築と将来的な新保険商品開発を目指した協定を結び、同日より実証実験を開始しました。
なお、周囲への告知を目的としたセミナーを6/27に行います。

(左より当社代表、東京海上日動火災保険株式会社 常務執行役員 船橋直靖氏、大阪商工会議所 常務理事・事務局長 近藤博宣氏、大阪府 環境農林水産部長 原田行司氏、マグチグループ株式会社 代表取締役COO 袋井隆氏)

  • 協定書締結式での様子

東京海上日動火災保険株式会社による同モデルのスキーム説明、立ち上げの経緯・目的等の説明、マグチグループ株式会社、ロスゼロ2社の事業説明と同モデルにおける役割等の説明が行われた。

  • 実証実験「食品ロス削減大阪モデル」のスキーム図

< 取り組みのフロー >

1.相談・受付 「お助けダイヤル」で食品事業者から相談を受け付ける。取扱いの不可を判断。

2.受付連絡 「お助けダイヤル」から「ロスゼロ」へ食品事業者からの相談内容を伝える。

3.買取・引取連絡 「ロスゼロ」から食品事業者へ買取と引取に関する連絡をする。

4.商品引取依頼 「ロスゼロ」から「間口グループ」へ食品事業者への商品引取を依頼する。

5.商品引取 「間口グループ」が食品事業者から商品を引き取る。

6.商品輸送  食品事業者から引き取った商品を「ロスゼロ」へ輸送する。

7.商品販売 「ロスゼロ」が一般消費者(会員含む)に商品を販売する。

※取扱食品は、二次流通先で取扱可能な加工食品や菓子等(農作物や生鮮、総菜等を除く)が中心

1)実証の目的

(1)食品事業者から出る食品ロス削減を目的とした新たな取引スキーム「通称:大阪モデル」の構築

(2)(1)を活用した場合に生じる費用等を対象とした新保険商品の開発のためのデータ収集

2)「大阪モデル」の特徴(予定)

(3)従来であれば食品ロスとして廃棄せざるを得なかった食品のうちロスゼロで受入れ可能なものは

有償買い取りを行い、消費者に販売。ロスになった背景を消費者に伝えることで啓発につなげる。

(4)(3)のうち、事故に伴い生じた輸送経費とロスゼロでの買取額の差額を保険で補償

(従来は可食部分も含めてロット番号等の単位で廃棄し、保険対象とすることが一般的)

(5)これら一連の相談をフリーダイヤルで受け付け、事業者が連携してワンストップで対応する

(通常は食品事業者が廃棄かロスゼロ利用かを判断、輸送等も含めて手配)

3)「大阪モデル」のメリット

(6)食品ロスの削減

(7)食品事業者(ワンストップ対応で輸送手配不要)、輸送事業者(帰り便の有効活用による輸送効率改善およびCO2削減への貢献)、ロスゼロ(売上拡大)、保険利用者(保険料低減、食品ロス削減への貢献)といった利点がある。

4)今後の展開

(8)6月27日(火)セミナー開催(食品関連事業者への利用促進、参画企業拡大)。ロスゼロ登壇

※実証期間中は事故や保険契約の有無を問わず、食品関連事業者の利用が可能。

(9)「大阪モデル」の参画企業拡大と国内初のロールモデルへ

(10)食品ロスの完全ゼロ化(可食不可な食品はバイオマス発電、家畜飼料等へ有効活用)

  • 「食品ロス削減 大阪モデル」セミナー概要

食品事業者の「大阪モデル」利用拡大と同コンソーシアムの参画事業者の拡大を目指し、セミナーを開催します。

【プログラム】

◆基調講演  「持続可能な食品ロス削減 -仕組みとコミュニケーションー」

叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部特任教授・学長補佐

神戸大学 名誉教授 石川雅紀氏

◆事例紹介  「“もったいない”は活かす時代へ ―食品ロスに新たな価値をー」

株式会社ロスゼロ 代表取締役 文美月氏

◆事例紹介  「“食品ロス削減 大阪モデル”のご紹介」

東京海上日動火災保険株式会社 関西営業第三部貨物海外室 課長代理 田島健太郎氏

【日時】2023年6月27日(火) 14時~16時30分

【場所】大阪商工会議所5階 502号会議室

【定員】80人(先着順、申込〆切 6/21)

【主催】大阪商工会議所、大商「SDGs・ESGビジネスプラットフォ-ム」、大阪府

【申込】大阪商工会議所HPより https://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/202305/D22230627017.html

【参加費】無料

  • ロスゼロ概要

ロスゼロはもったいない食べ物を活かすことで持続可な社会の実現を目指し、2018年4月より、フードシェアリングサービス「ロスゼロ」を通じて、作り手と食べ手をつなぎ、食品ロスを削減するプラットフォームを運営しています。食品製造や流通段階で行き場を失った余剰・規格外食品を消費者に直接つなぐEC(BtoC)事業、サブスクリプション「ロスゼロ不定期便」のほか、未利用の原材料を使ったアップサイクル食品DtoC事業を運営しています。

2020年「食品産業もったいない大賞」特別賞を受賞。

2021年 東大阪市・川西市と包括連携協定を締結。

2022年 大阪府と事業連携協定を締結。大阪市より「おおさかトップランナー」認定を受ける。

     ロスゼロ不定期便が「日本サブスクリプションビジネス大賞2022」特別賞を受賞。

2023年 大阪府より「おおさか環境賞」大賞を受賞。

・代表取締役 文美月
・ロスゼロ事業開始 2018年4月
・〒550-0014 大阪市西区北堀江1-1-21 四ツ橋センタービル9F
・資本金 (資本準備金含む) 6,000万円
・URL: https://www.losszero.jp/

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