株式会社eiiconのプレスリリース
「酪農マルシェ みるくのえん」は、「Mori “NEW”」初の事業となります。
森永乳業による新規事業「酪農マルシェ みるくのえん」
□森永乳業による移動販売車の新規事業「酪農マルシェ みるくのえん」概要
森永乳業の乳製品への知見が、酪農家の販売乳製品の付加価値を向上!
森永乳業グループは、酪農家の生産性向上をサポートしている那須岳麓農場の運営や、畜産バイオマス発電施設と排水処理施設を兼ね備えた酪農・畜産におけるふん尿処理システム「MO-ラグーンfor Dairy」の開発などを通じて、“サステナブルな酪農乳業界”の実現を目指しています。
このたび、酪農家が6次産業化の取り組みで加工・販売しているこだわりの商品(ヨーグルトやチーズなど)を集め、移動販売車(屋号「酪農マルシェ みるくのえん」)で販売代行する新規事業を立ち上げます。
6次産業化に取り組む酪農家のなかには、販路の確保など、さまざまな課題を抱えている方々もいらっしゃいます。酪農家が加工した商品に、森永乳業が長年にわたる研究・開発・販売で培った知見を活かします。具体的には、「①森永乳業の風味の専門家が、同じ種類の乳製品について牧場毎の味の違いを視覚化する味マッピング」、「②経験豊富な商品開発担当者や有資格者が商品のおすすめポイントをコメントしたPOPの作成」など、お客さまに対して好みの味探しや味比べする楽しみ、商品の楽しみ方の提案などを実施してまいります。
なお「酪農マルシェ みるくのえん」には、株式会社ShareTomorrowの移動商業プラットフォーム「&MIKKE!」の移動販売車を活用いたします。
①味マッピングの例
②POPの例
◇森永乳業 担当者コメント
鴨志田 真弓(森永乳業株式会社 営業本部 食品素材統括部)
「10年後の森永乳業グループのありたい姿が描ける事業」を考えた時、乳業メーカーである森永乳業にとって切り離せないのは酪農であり、あえて原点を見つめ直したいと感じました。現在、国内の酪農家数は減少し、担い手(後継者)が不足しています。このまま次世代が育たなければ、当社に限らず社会にとって大きな痛手となります。そこで「酪農の未来を創出する『connect with 酪農』」というコンセプトを掲げ、生産者である酪農家の皆さまと、乳業メーカーである当社が一丸となって、酪農という営みのさまざまな魅力を生活者や次世代に伝えることを核とした事業を発案しました。
本事業を通じ、「酪農ってかっこいい」「酪農家になりたい」という声がたくさん聞こえる未来を、酪農家の皆さまと共に創っていきたいと考えています。
◇運営パートナー eiicon担当者コメント
土谷 勇太郎(株式会社eiicon Enterprise事業本部)
森永乳業グループ様には、社内新規事業創出プログラム「Mori “NEW”」の設計からプログラムの運用を通じて、ご支援をさせていただきました。プログラムの初年度となりましたが、数多くのアイデアをご応募いただき、4件の事業アイデアが事業化として次のステージへ進むこととなりました(詳細は後述のプログラム記事を参照)。中でも本事業案は、酪農産業にどのような価値貢献ができるか、何度も試行錯誤を重ねて実現した事業案です。酪農という日本における無くてはならない産業の支援の第一歩ではありますが、本事業を通じて、多くの皆様にも「酪農」をより身近に感じていただければ幸いです。
□森永乳業グループによる社内新規事業創出プログラム「Mori “NEW”」について
森永乳業グループでは、「非連続成長」というコンセプトのもと、新規事業戦略、オープンイノベーション戦略の実行に取り組んでいます。2022年4月「非連続的成長推進室」を経営企画部内に発足させ、同年7月より、グループ初、全社部門・役職を問わずにビジネスアイデアを募集する社内新規事業創出プログラム「Mori“NEW”2022」を始動(運営支援:株式会社eiicon)。141件の応募の中から、現時点で4件のビジネスアイデアが事業化に向けた準備を進めています。
□参考:
森永乳業グループの新たな事業の柱は生まれるか?森永乳業グループ社内新規事業創出プログラムの全貌と成果。(2023年2月16日 TOMORUBA記事): https://tomoruba.eiicon.net/articles/4023
■森永乳業 概要
会社名:森永乳業株式会社
本社所在地:東京都港区芝五丁目33番1号
代表者:代表取締役社長 大貫 陽一
創業日:大正6年(1917年)9月1日 設立日:昭和24年(1949年)4月13日
資本金:21,821 百万円(2022年3月31日現在)
事業内容:牛乳、乳製品、アイスクリーム、飲料その他の食品等の製造、販売
■eiicon 概要
会社名:株式会社eiicon
本社所在地:東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー5階
代表者:代表取締役社長 中村 亜由子
設立日:2023年4月3日
事業内容:オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」の運営、イベント企画・支援サービス、ソーシングサービスなど
株式会社eiiconは、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームとオープンイノベーションに特化したハンズオンコンサルティングで、企業の事業フェーズに合わせたOIの支援にて事業化をサポートしています。
・オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」: https://auba.eiicon.net/
「価値ある出会いが未来を創る」をテーマに、オープンイノベーションのパートナーを探すことができる、ビジネスマッチングプラットフォーム。登録数27,000社。課題・事業成長に必要なリソースなど自社情報を登録、相互に発信し、企業の新たなつながりを実現・サポートします。
・AUBA Enterprise:
社内新規事業・オープンイノベーションプロジェクト含め、弊社の事業創出支援経験豊富なコンサルタントが企業ごとのお悩み・ニーズに応じフルカスタマイズで支援を設計。事業戦略の支援から実際のパートナー共創にむけた具体的な出会いの場の創出・チームアップ支援、新規事業創出支援まで企業のフェーズに合わせた支援にて事業化をサポートします。
・メディア「TOMORUBA」: https://tomoruba.eiicon.net/
事業を創るビジネスパーソンのための“事業を活性化するメディア”。全国各地あらゆる業界のスタートアップ・中小企業・大手企業から地方自治体・大学まで、資金調達・資金提供・共同研究などの様々な情報や事業を創るためのノウハウ情報などを配信しています。
2022年12月、革新的で優れたサービスとして「第4回 日本サービス大賞」優秀賞を受賞。 https://service-award.jp/result04.html
2023年2月には、アクセラレーションプログラムを通じた全国のスポーツチーム/団体とパートナー企業とのマッチング、共創創出など、一連のオープンイノベーションへの取組により「第5回 日本オープンイノベーション大賞」スポーツ庁長官賞を受賞しました。 https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20230120oip.html
※オープンイノベーション:
2003年(米)ヘンリー W. チェスブロウが提唱した、「企業内部と外部メディア・技術を組み合わせることで、革新的な新しい価値を創り出す」イノベーション方法論。社内の資源に頼るばかりでなく、社外との連携を積極的に取り入れるべきであるという主張の方法です。
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