株式会社ウイスキー文化研究所のプレスリリース
【Webページ】https://whiskyfestival.jp/osaka2023/pickup/#11998
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ウイスキー100年プロジェクト -Fellow Distillers- <日本のブレンダーたちが未来を語るトークセッション>
日本において本格的にウイスキーづくりが始まってから100年の節目となる2023年。これまで日本のウイスキーを愛飲し、支え続けてきていただいたお客様に感謝の気持ちを伝え、これからのウイスキー業界にますます期待をしてもらえるような年にしたい。普段から交流のある5社のブレンダーたちが、そんな想いをお届けするためにメインステージでトークセッションを行います。これまでの100年を振り返り、日本のウイスキーの未来を語り合うブレンダーたちのスペシャルトークに是非ご期待ください。
【イベント名】ウイスキーフェスティバル2023 in 大阪
【トークセッション名】ウイスキー100年プロジェクト -Fellow Distillers- <日本のブレンダーたちが未来を語るトークセッション>
【日時】2023年6月18日(日) 10:30~11:15
【場所】ATCホール 会場内メインステージ
〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10
【登壇者】
キリンビール株式会社 マスターブレンダー 田中城太氏
サントリー株式会社 チーフブレンダー 福與伸二氏
ニッカウヰスキー株式会社 チーフブレンダー 尾崎裕美氏
株式会社ベンチャーウイスキー マスターブレンダー 肥土伊知郎氏
本坊酒造株式会社 チーフブレンダー 久内一氏
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特別なブレンドのウイスキー
5社のつくり手たちが集まり、お互いの原酒のテイスティングと議論を重ね、それぞれのウイスキーのブレンドテーマを決めていきました。各社の特長と個性が光る、ブレンドのテーマにも是非ご注目ください。
キリンビール株式会社
<ブレンドテーマ>
5社それぞれの個性あるフルーティな原酒特長が複層的に広がっていくフルーティタイプのウイスキー。
<香味特長>
キリンウイスキーのスタイルである“クリーン&エステリー”を基本としながら、自社原酒にはない各社のフルーティな原酒特長を活かしつつ、 富士御殿場蒸溜所らしいフルーティなタイプに仕上げました。
<テイスティングノート>
トップ_完熟りんご、 白桃、 洋梨の熟した果実の香りと甘く香ばしい香り
パレート_グレープフルーツ等の黄色い果実やドライフルーツの風味が広がる
フィニッシュ_フルーティで豊かな香りが織り重なり、心地よく続いていく
アルコール分:50%
マスターブレンダー | 田中城太氏
サントリー株式会社
<ブレンドテーマ>
ブレンデッドジャパニーズウイスキーでありながら、 スモーキーな タイプに挑戦。5社各社のスモーキーなモルトを使用し、バランスの取れた香味を目指した。
<香味特長>
ほのかにスモーキーが香る、 ジャパニーズウイスキーらしい後口が 爽やかなブレンド。各社のスモーキー原酒が響き合いマイルドかつ複雑。ブレンデッドらしい飲みやすさもあり、スモーキーなブレンドの新たなスタイル。
<テイスティングノート>
トップ_干し草のようなピーティー、パイナップル、スペアミント
パレート_厚みのある味わい、マーマレード、ビーフジャーキー様のスモーキー
フィニッシュ_青りんご、マスカットの甘さにハーブのような薫香が柔らかく広がる
アルコール分: 48%
チーフブレンダー | 福與伸二氏
ニッカウヰスキー株式会社
<ブレンドテーマ>
5社の特徴的な国産原酒と共に、 ニッカ所有のベン・ネヴィス蒸溜所の原酒をブレンドしたシェリータイプのブレンデッドウイスキーです。
<香味特長>
各社のシェリータイプ原酒に特徴的なモルト原酒、さらにタイプの異なる グレーン原酒をバランスよくブレンドし、レーズンのような果実香と重厚で スイートな味わいに仕上げました。
<テイスティングノート>
トップ_ドライフルーツを思わせる深みのある甘酸っぱい果実香とウッディな樽香
パレート_ソフトでありながら厚みのある 濃厚な甘さと、 樽由来のコクのある味わい
フィニッシュ_なめらかな甘さと、ビターな樽の余韻が穏やかに続く
アルコール分: 48%
チーフブレンダー | 尾崎裕美氏
株式会社ベンチャーウイスキー
<ブレンドテーマ>
各原酒の個性を引き立てながらも、複雑で調和のとれた味わいを 表現したブレンデッドウイスキー。 キーとなるミズナラ樽原酒の特徴を最大限活かすブレンドがテーマ。
<香味特長>
秩父のミズナラ樽熟成原酒をベースに、幅の広い酒質のモルトウイスキーやグレーンウイスキーなどを組み合わせ、より複雑な変化を楽しめるブレンドになりました。ミズナラ原酒から感じられる香木を思わせるフレーバーが特徴の一つ。
<テイスティングノート>
トップ_ココナッツや和三盆、干し柿、香木のような和を思わせる香り
パレート_マロングラッセや完熟メロン、お香へと複雑にフレーバーが展開する
フィニッシュ_柔らかい甘さに円熟した樽香とスモーキーさ。心地よいミズナラ香が長く続く
アルコール分: 48%
マスターブレンダー | 肥土伊知郎氏
本坊酒造株式会社 マルスウイスキー
<ブレンドテーマ>
重視したのは多様性と調和。5社の個性とエネルギーがひとつにまとまることで、新たなハーモニーが生まれます。
<香味特長>
クリーン&リッチな 「駒ヶ岳」らしさを残しつつ、各社の優れた原酒を融合させ、ツヤのある味わいが優しく広がる滑らかでバランスの取れた風味に仕上げました。良い想い出が残ります。
<テイスティングノート>
トップ_アプリコットやプラム、ココナッツを連想する甘く豊かな香り
パレート_熟した柿やマンゴーのような、まとまりがある滑らかな口当たり
フィニッシュ_ナッティで円熟感のある余韻が心地良く広がる
アルコール分: 50%
チーフブレンダー | 久内一氏
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イベント概要
イベント名:ウイスキーフェスティバル2023 in 大阪
日時:2023年6月18日(日)2部制(完全入替制)
第一部 10:00~13:30 / 第二部 14:30~18:00
※トークセッションは10:30~11:15
会場:ATCホール
〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10
入場料:4,400円(税込)
入場者数:各部1,500名、合計3,000名限定
主催・企画・運営:ウイスキー文化研究所
入場チケット好評発売中
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02sc7imggju21.html
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ウイスキーフェスティバルとは
ウイスキーフェスティバルは、世界中のウイスキー、スピリッツが集まる大規模試飲イベントです。
ウイスキーの蒸留所、メーカー、インポーター、酒販店、バーなどのブースが、国内外から100社近く出展します。それぞれのブースではさまざまなウイスキーやスピリッツを無料・有料試飲できるほか、ウイスキーに合うフード・グッズなどもご購入いただけます。本イベントは、20歳以上の方ならどなたでもご参加いただける、すべてのウイスキーファン、スピリッツファンに向けたイベントです。ウイスキーフェスティバルは2007年に始まり、定期開催(※新型コロナ感染拡大前)の「ウイスキーフェスティバル in 東京」「ウイスキーフェスティバル in 大阪」のほ
か、テーマを絞った「バーボン&アメリカンウイスキーフェスティバル」や「ボトラーズウイスキーフェスティバル」、さらに地域の熱い声にお応えして実現した名古屋や京都、長野、清里など、毎年規模を拡大しながら開催を重ねてきました。
※会場内出展ブースのウイスキーやスピリッツの8割近くは無料でご試飲いただけます。一部高価で貴重なウイスキーについては有料となります。フードブースとグッズ販売は有料です。試飲アイテムについては出展者によって異なります。
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ウイスキー文化研究所について
ウイスキー文化研究所は、ウイスキー評論家の土屋守が代表を務めるウイスキー文化の普及団体です。2001年3月の発足以来、国内外のウイスキー・酒文化全般を深く学ぶべく研究を重ね、情報の収集および発信を行っています。また業界に関わる方々とともに、ウイスキー愛好家や飲み手の育成、ウイスキー文化の普及を目的とした取り組みを企画・立案、実施してきました。
国内で唯一のウイスキー専門誌『Whisky Galore』の編集・発行、ウイスキーフェスティバルなどのイベントの企画・運営のほか、ウイスキーに関する知識、鑑定能力を問う資格認定制度「ウイスキーコニサー資格認定試験」や、ウイスキーを楽しむための知識を問う「ウイスキー検定」を主催しています。また、2019年より世界のウイスキーおよびスピリッツを審査する、日本で唯一の品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」も運営しています。
【会社概要】
社名:株式会社ウイスキー文化研究所
本社所在地:〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-10-5 テック広尾ビル5F
代表取締役:土屋 守
事業内容:ウイスキーガロア編集発行/ウイスキーコニサー資格認定試験教本編集発行/ウイスキー関連書籍執筆、監修/ウイスキーフェスティバル企画・運営/ウイスキーコニサー資格認定試験企画・運営/ウイスキー検定運営/東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)運営/ウイスキーの製造アドバイス・技術指導
設立: 2001年3月
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ウイスキー文化研究所代表 土屋守プロフィール
1954年新潟県佐渡生まれ。学習院大学文学部卒。週刊誌記者を経て1987年に渡英。取材で行ったスコットランドで初めてスコッチのシングルモルトと出会い、スコッチにのめり込む。帰国後はウイスキー評論家として活躍し、
98年にはハイランド・ディスティラーズ社より「世界のウイスキーライター5人」の一人に選ばれる。2014年9月から2015年3月に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」では、ウイスキー考証として監修を務めた。
『シングルモルトスコッチ大全』、『ブレンデッドウイスキー大全』(小学館)、『竹鶴政孝とウイスキー』(東京書籍)、『ウイスキー完全バイブル』(ナツメ社)、『ビジネス教養としてのウイスキー なぜ今、高級ウイスキーが2億円で売れるのか』(KADOKAWA)、『ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー』(祥伝社)など著書多数。近著に『完全版 シングルモルトスコッチ大全』(小学館)、『土屋守のウイスキー千夜一夜(1~5巻)』『ジャパニーズウイスキーイヤーブック(蒸留所年鑑)』(ウイスキー文化研究所)などがある。隔月刊誌『Whisky Galore』の編集長を務める他、TWSC、ジャパニーズウイスキーの日実行委員長も務める。