welzo、九州大学をはじめとする産学連携コンソーシアム「SSP」、「最新のサツマイモ市場に関する緊急レポート」発表イベントをVenture Cafe Tokyoにて開催

株式会社welzoのプレスリリース

 農園芸のイノベーションカンパニーであるwelzo(本社:福岡県博多区/代表取締役社長 金尾佳文)は、九州大学をはじめとする産学連携コンソーシアム「みんなのサツマイモを守るプロジェクト-Save The Sweet Potato-(SSP)」において、第一弾となる最新のサツマイモ市場に関するレポート「南九州サツマイモ経済圏で起きている危機とは?-日本最大サツマイモ生産地・最前線から緊急レポート Powered by welzo」を発表するイベントを、7月20日(木)17:00-18:00にイノベーションを促進させるVenture Cafe Tokyo(CIC/虎ノ門ビジネスタワー15F)にて開催します。
参加申し込みURL:https://venturecafetokyo.org/sessions/crisis-of-sweetpotato-in-southern-kyushu/

 現在、サツマイモ市場は、深刻な病気・基腐病(もとぐされびょう)により、南九州を中心に大きな被害を受けています(鹿児島と宮崎を合わせた生産量は全国の半分近くを占めています)。特に深刻なのは、焼酎用に栽培されたサツマイモです。鹿児島県では、生産量にして約15万トン、全体の約47%もの焼酎用サツマイモが失われました。これは、焼酎メーカーの生産量ベースで3,500万本、売上高ベース換算で約300億円もの市場が失われたことになり、一部商品はすでに販売停止に追い込まれています。

 本イベントは、welzoが中心となってサツマイモ経済圏を救うために立ち上げたコンソーシアム「SSP」(https://www.savethesweetpotato.com/)を、より多くの人々へ啓蒙・認知するために実施するものです。

 今回は、「SSP」設立後初となる、サツマイモ市場に関するレポートを発表します。また、サツマイモ市場の最前線である鹿児島の薩摩酒造と小鹿農業生産組合、東京大学発アグリテックベンチャー「CULTA」からそれぞれゲストを迎えて、南九州で起きている現状と本プロジェクトに関してのセミナーを開催します。サツマイモや焼酎に起きている危機に共感いただけた会社、団体の方々には、是非本プロジェクトに参画いただければ幸いです。

 またセミナーでは、薩摩酒造、小鹿酒造から提供された焼酎を実際に皆様にもお楽しみいただく予定です。


【イベント詳細】

・ 日  付:2023年7月20日(木)

・ 時  間:午後17時00分〜18時00分 ※ネットワーキングイベント予定

・ 開催方式:対面開催、オンライン開催のハイブリッド

・ 会  場:東京虎ノ門 CIC内 Venture Cafe Tokyo

・ 特  典:当日は薩摩酒造、小鹿酒造提供焼酎にて試飲会開催予定

・ 参加申し込みURL:

https://venturecafetokyo.org/sessions/crisis-of-sweetpotato-in-southern-kyushu/

■サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)とは

 2018年に日本ではじめて発症が確認された「サツマイモ基腐病」(以下、基腐病)。糸状菌(カビの一種)が原因で、感染すると葉や茎が枯れ、サツマイモが腐敗する病気です。サツマイモの産地である鹿児島・宮崎を中心に、基腐病がまん延しており、焼酎メーカーなどサツマイモに関わる産業に大きな打撃を与えています。

■本プロジェクトの目的

①農家、焼酎メーカー、大学など分野を横断した知見の集約により、基腐病の知恵袋に

基腐病に対する情報を共有し、サツマイモに関わるすべての人がつながることで、本コンソーシアムが基腐病の知恵袋となります。さまざまな角度から情報を集約・発信することで、基腐病からサツマイモを守り、SDGs(Sustainable Development Goals)でもある持続可能な農業の推進により、食料安全保障を実現することを目指します。

②いまだ解明されていない基腐病に対する「防除法」を研究・発信

全国のサツマイモ産地でまん延する基腐病に対して、いまだ効果的な防除法は解明されていません。本コンソーシアムでは、農家、焼酎メーカー、大学などが連携し、防除法を研究・発信してまいります。

③九州大学、スタートアップ含めた連携により、防除法や基腐病に強い品種の開発も視野に

九州大学や東京大学発アグリテックベンチャーのCULTAを含めた連携により、防除法の研究だけでなく、基腐病に強い新たなサツマイモの品種の開発なども視野に入れて、知見の集約や研究を進めます。


■プロジェクトリーダーのコメント

後藤 基文 / 株式会社welzo Biz Promotion Division 取締役

サツマイモ基腐病の影響が大きい鹿児島・宮崎を中心とした南九州エリアのさつまいも経済圏の現状をリアルに知ってもらうことで、東日本・北日本のさつまいも経済圏ユーザーに対し、国民食であるさつまいもを守る活動の意義を理解してもらいたく考えております。その為、今回開催するイベントで、首都圏含めた全国で、我々の知恵袋サイトが波及するきっかけをつくるとともに、本プロジェクトへの応援が出来る支援者を増やすことで、更なる基腐病に対する知恵やリアルな取り組みを増やしていきます。また、今回は 南九州でのさつまいも経済圏をメインテーマとして発信しますので、さつまいも経済圏(焼酎産業)の維持・発展につながる産業PRも行ってまいります。


後藤 基文プロフィール

建築・外食などの事業会社を経てデロイトトーマツコンサルティングへ入社。中小企業のターンアラウンド(事業再生)、M&A業務に従事。地方・地域の中小企業・ベンチャー企業のさらなる成長の必要性を強く感じ、官民ファンドである地域経済活性化支援機構に転職。その後、事業再構築の当事者として中小企業経営者を支えるべく株式会社welzo(ウェルゾ)に入社。経営企画、広報ブランディング、新規事業(農業関連)、M&A、株式投資の責任者を務める。リブランディングの一環として2023年1月に社名変更・HPリニューアルを実施、同時に社内DXも推進中。また農業分野における様々な課題に対し、社内リソースを活用しながら社外との連携強化を積極的に模索している。


【株式会社welzo 概要】

食・農業を通して、持続可能な社会と人々の暮しを豊かにする商品やサービスを提供する、農業資材・家庭園芸用品・飼肥料原料を中心に取り扱う専門商社です。2022年で創業 101 年を迎えたニチリウ永瀬は、2023年1月1日をもって、「株式会社welzo」に社名を変更。BtoB を中心としたビジネススタイルを築き、国内に 19 拠点を置いています。社内外のビジネスパートナーと共創し、ITやAIの技術を活用しながら、日本が直面する課題にも積極的に取り組んでいます。

本 社

福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目 14-3

代表者

代表取締役社長 金尾佳文

設 立

1952年8月(創業1921年8月)

資本金

470百万円

売 上

41,879百万円(2022年12月期)

事 業

農業資材・家庭園芸用品・飼肥料原料を中心に取り扱う専門商社

H P

https://www.welzo.co.jp/


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