【農福連携・共生社会】Kふぁーむ産ブドウを使ったワイン”Vin de Ollage 本宮ロゼ2022”がリリースされます

社会医療法人あさかホスピタルのプレスリリース

本宮市にあるKふぁーむでは、「働く」・「学ぶ」・「食」・「農業」など様々なキーワードを通して、障がいや大人、子どもに関係なく、すべての人々が集い、繋がりと幸せを感じられることを目的とした「共生事業」を実践しています。
この度、Kふぁーむで障がいのあるスタッフとともに育ててきたブドウのみを使ったワインが、一般社団法人ふくしま逢瀬ワイナリー様から、2023年8月18日に新商品”Vin de Ollage 本宮ロゼ2022”として、リリースされることになりました。

“Vin de Ollage 本宮ロゼ2022”“Vin de Ollage 本宮ロゼ2022”

【Kふぁーむについて】

福島県の”あさかホスピタルグループ”では、本宮市にある”Kふぁーむ”を拠点に、共生事業を展開しています。

“Kふぁーむ”には、2つの特別養護老人ホーム、知的障害者の通所施設、NPO法人によるグループホームがあり、精神障害者や知的障害者の就労訓練の場として鶏卵、豚の飼育、野菜づくり等を行っています。太陽光発電も行い、地域の方に、再生エネルギーの学習、農業体験、あるいは食を通じて障害理解や世代間交流のプログラムを行い、世代や障害を越え、互いが理解し支え合う「共に生きる社会」づくりへの寄与を目的とした活動を行っています。障害のある方も、地域の子どもも、大人も、多世代の方々すべての人が集い、交流を深め、共生するものすべてが繋がりと幸せを感じることのできる事業です。

共生事業を展開する本宮市のKふぁーむ共生事業を展開する本宮市のKふぁーむ

・Kふぁーむの沿革

1972年 「福島オーナーズ牧場」としてオープン。

2001年 知的障がい者の方の通所施設 特別養護老人ホーム の建設を行う。

2007年 「Kふぁーむ」の農場運営をスタート。600羽近い平飼いの取りを育て、“酵素卵”の販売が開始。

2010年 「共生事業チルコロ」をスタート。

2011年 東日本大震災後、1.5メガの太陽光発電事業を開始。

2015年 一度は諦めかけたワイン用のブドウの栽培もスタート。

〈ブドウの手入れ管理はKふぁーむスタッフが中心として行い、またNPO法人アイ・キャンのメンバーも日頃から剪定作業や選果作業、草刈りなどをして農場の維持管理に携わっている。〉

Kふぁーむ  https://kfarm.asaka.sc/

【農福連携/ブドウ畑と就労支援】

就労支援の場にもなるブドウ畑就労支援の場にもなるブドウ畑

 ”Kふぁーむ”では、東日本大震災によりブドウ園の計画を一旦中断したものの、2015年にブドウ栽培をスタートしました。グループのNPO法人アイ・キャンの就労支援と連携し、精神に障害のある多様なスタッフたちが、農場スタッフと共に、メルローとシャルドネ用の約1500本のブドウの木を大切に育て上げ、一つ一つ手摘みで収穫しました。そして、2022年に収穫された、黒ブドウ(メルロー)と白ブドウ(シャルドネ)のみで作られたロゼワインが、一般社団法人ふくしま逢瀬ワイナリー様より、 2023年8月18日(金)に、新商品“Vin de Ollage 本宮ロゼ2022”として発売されることになりました。

NPO法人アイ・キャン  https://asaka.or.jp/ican/

Kふぁーむで収穫した黒ブドウ(メルロー)Kふぁーむで収穫した黒ブドウ(メルロー)

Kふぁーむの白ブドウKふぁーむの白ブドウ

【ワインについて】

 一般社団法人ふくしま逢瀬ワイナリー(福島県郡山市逢瀬町多田野字郷士郷士2番地 )様により完成した“Vin de Ollage 本宮ロゼ2022”。Kふぁーむの黒ブドウ(メルロー)と白ブドウ(シャルドネ)がブレンドされ、1本線の通ったような凛としたロゼワインとなりました。ブドウのテロワールを表現するために、同時圧搾をして仕込まれ、樽熟成期間は約6ヵ月となっています。赤いベリー系/柑橘系の香りが特長的で、ほのかな樽由来の風味が調和します。

本宮市にあるKふぁーむブドウ畑本宮市にあるKふぁーむブドウ畑

・製品詳細

内容量: 750ml

アルコール度数:10.5% 品種: メルロー56%、シャルドネ44%

価格: 2,970円(税込)

製造本数:1,400本

※ お求めは、ふくしま逢瀬ワイナリー様へお願いします。

一般社団法人ふくしま逢瀬ワイナリー  https://ousewinery.jp/

【エチケットデザインのこと】

≪どうぞ≫/画用紙、水彩絵の具/380×540mm/2019.12.9≪どうぞ≫/画用紙、水彩絵の具/380×540mm/2019.12.9

 エチケットデザインは、〈unico〉の作家による作品です。〈unico〉は、同グループの社会福祉法人安積愛育園に所属する(もしくはしていた)障害のあるメンバーの創作活動を支援するプロジェクトです。

〈作家 : unico   笹山 勝実(ささやま かつみ) 様〉

unico作家 笹山勝実 氏unico作家 笹山勝実 氏

 このワインエチケットのデザインには、郡山市在住の笹山勝実さんの《どうぞ》という作品が使われています。ダウン症で言葉のない作家でもある笹山さんは、グループホームに住まい、日々行われる表現活動の中で本作を制作しています。社会福祉法人安積愛育園のサポートスタッフとのやり取りの中から生まれた本作。「どうぞ」という掛け声をきっかけに彼女は伸びやかに筆を走らせます。力強い丸や、色とりどりな線。多くの作品は、筆跡が紙からはみ出ており、彼女の力強さとおおらかさが表れています。

・デザインへのこだわり

 エチケットの中の家のシルエットは、Vin de Ollageという商品名に由来します。

「おらげ(わが家)のワイン」から「おらげ」をイメージさせる「家」のモチーフが配され、地元で育ったブドウから作られた美味しいワインが待っている「おらげ」が心休まる大切な場所でもあり、エチケットを見た方がその家にいる自分を想像して欲しいという願いが込められています。

unico  https://hajimari-archives.com/

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。