「みんなで考えるSDGs」ケンコーマヨネーズグループの持続可能な開発目標に向けた取り組み

ケンコーマヨネーズ株式会社のプレスリリース

ケンコーマヨネーズ株式会社(東京本社:東京都杉並区、代表取締役社長:島本 国一、以下「当社」)は、中期経営計画『KENKO Transformation Plan』の取り組みの一環として、2021年から3年間、SDGsについて知識を深めることを目的に当社従業員がeラーニングを通じて学習をしています。従業員の理解促進により、個人・家庭での取り組みに加え、業務としても活かせるように実施しています。今回は、3月17日が「みんなで考えるSDGsの日」であったことを受け、SDGsの17の目標に関し、学習を通じて当社従業員が考えたSDGsの取り組みと当社の取り組みについて、報告させていただきます。
当社は今後も企業価値の向上とともに、持続可能な社会に向けた取り組みを推進してまいります。

  • 1.貧困をなくそう / 2.飢餓をゼロに

個人・家庭での取り組み

企業で取り組みたいこと

・食品ロスを減らす

  ・賞味期限が近いものから買う(手前取り)

  ・野菜の皮や切り捨てる部分で出汁を取る

・製造背景を考えて購入するものを選ぶ

  ・環境への配慮や生産地などを確認して、

   持続可能な方法で作られている食品を選ぶ

・規格外(不揃い)野菜を購入する

・着用しない衣類をリサイクルする

・試作時になるべく使用する食材を共有し、

 無駄遣いをなくす

・適切なサンプル量を発注し、無駄が出ないよう

 にする

・生産する商品の切り替え時にでる廃棄ロスを

 減らせるよう生産計画を組む

当社の取り組み

賞味期間の延長

FDF Plus®は、当社のロングライフサラダで初めて、賞味期間が製造日+90日と最長!

無駄なく使えて、食品ロス対策にも。

https://www.kenkomayo.com/pro/pages/feature1_fdf_plus.aspx

アップサイクル商品の開発

「キャベツの芯」を活用した商品「キャベツの芯」を活用した商品

「元茎わかめ」を活用した商品「元茎わかめ」を活用した商品

持続可能な社会の実現に向けて、本来であれば食べられるのに廃棄されてしまう食品や製造過程で出る端材を商品に活用しています。

https://www.kenkomayo.com/pro/pages/feature1_kukiwakame.aspx

https://www.dietcooksupply.jp/sdgs

商品の寄付

セカンドハーベスト・ジャパンや子ども食堂の運営団体などに、ケース納入時の端数等の商品を寄贈しています。

  • 3.すべての人に健康と福祉を / 4.質の高い教育をみんなに

個人・家庭での取り組み

企業で取り組みたいこと

・自分や家族など周囲の人の健康管理を行う

  ・野菜を積極的に摂取したり、

   バランスの取れた食事を行う

  ・十分な睡眠時間を確保し、生活習慣を整える

・寄付を行う

  ・使わなくなった絵本や教材を寄付する

  ・チャリティーランなどの活動に参加する

・知識やスキルを習得し、周りに発信する

・栄養訴求や健康管理に繋がる商品の開発、

 メニュー提案を行う

・従業員が健康的に働ける職場環境を

 提供していきたい

・工場見学動画、マヨネーズ作り体験などを

 通じて、食育活動を行う

・技能実習生に日本語で指導し、スキルアップを図る

当社の取り組み

機能性を付与した商品の開発

たんぱく質や食物繊維、カルシウムなどの栄養を付与した商品を開発しています。

https://www.kenkomayo.com/pro/pages/feature1_supportdr.aspx

https://www.kenkomayo.com/pro/pg/1p-h-protein/

健康志向に応えるメニュー開発

カリフラワーがご飯代わりのカレーライスカリフラワーがご飯代わりのカレーライス

炭水化物を野菜に置き換えたレシピや、1日に必要な栄養素を補えるレシピなどをWebサイトに公開。

料理教室では、管理栄養士による栄養講座も開講。

https://www.kenkomayo.com/pro/pages/feature2_veggiecentric.aspx

https://www.kenkomayo.com/pro/pages/feature2_perfect-salad.aspx

https://www.kenkomayo.com/pro/pages/feature_831.aspx

従業員への健康サポート

社内サイトにて健康に関する情報発信やインフルエンザの予防接種補助、全従業員対象のストレスチェック等、従業員の健康増進に取り組んでいます。

  • 5.ジェンダー平等を実現しよう / 6.安全な水とトイレを世界中に

個人・家庭での取り組み

企業で取り組みたいこと

<ジェンダー平等を実現しよう>

・性別のらしさではなく、その人らしさを

 尊重する

・家事分担や産休、育児休暇の制度を積極的に

 利用する

<ジェンダー平等を実現しよう>

・結婚、出産等のライフイベントを迎えても

 働き続けられる環境を作る

・性別に関係なく、各々の主体性を尊重し

 業務を任せて、個人の能力・スキルアップに

 なる職場環境を意識している

・男性の育児休暇の取得を推奨していく

<安全な水とトイレを世界中に>

・節水機能が優れた食器洗浄機や洗濯機、

 シャワーヘッドを使用する

・洗濯にお風呂の残り湯を使用する

・代替食品やプラントベースの商品を選ぶ

<安全な水とトイレを世界中に>

・工場での機械洗浄(サニタイズ)で使用する

 水を適切な量にしていく

・プラントベースの商品やメニューの提案を行う

当社の取り組み

女性活躍に向けた取り組み

子育てと仕事の両立ができるよう、育児短時間勤務を小学4年生まで対象としたり、キャリア研修、先輩社員との交流会などを実施しています。

代替食品の開発

当社は『HAPPY‼ with VEGE®』として、乳製品や卵、肉類をつかわず、植物性原料を中心に仕上げたプラントベースの商品を現在9品発売しています。

https://www.kenkomayo.com/pro/e/ep-p064/

一般的に植物の栽培は、畜産動物の生育と比較して少ない水量で栽培可能です。また、動物たちのゲップなどに含まれる温室効果ガス量の減少にも繋がります。

 ※一般的に動物性原料を植物性原料に置き換えした食品の場合

  • 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに / 8.働きがいも 経済成長も

個人・家庭での取り組み

企業で取り組みたいこと

<エネルギーをみんなに そしてクリーンに>

・節電に取り組む

  ・省エネ家電の選択、電気をこまめに消す

  ・エアコンの設定温度を見直す

・近場の移動は、車を使わずに歩くようにする

・自家用車をハイブリットカーにしている

<エネルギーをみんなに そしてクリーンに>

・会社内に節電の表示を掲載して、従業員が

 節電を意識できるようにしている

・環境委員会活動を通して、工場の省エネや

 廃棄物の削減に取り組んでいる

<働きがいも 経済成長も>

・共働きなので、ふたりとも働きがいが

 感じられるように育児を分担する

・部下がやりがいを持てる仕事を指示する

 ように心がける

・効率的に業務を行うことで残業をせず、

 自分の時間をしっかり確保することで

  仕事のモチベーションを上げる

<働きがいも 経済成長も>

・地域雇用の実施や、管理職への登用を視野に

 入れた中途採用の活動を進めている

・職場内でのハラスメント等に自分だけでなく

 周りの人も含めて注意し、職場環境改善に

 取り組んでいる

・部署単位で働きがいや経済成長について考え、

 目標を設定していく

当社の取り組み

生産工場での省エネ設備・再生可能エネルギーの導入

生産拠点である本社7工場・子会社9工場では、歩留まり改善などの生産効率の向上や省エネ設備の導入を実施しています。

一部工場では、太陽光パネルの設置も進めています。

原料原産地の産業育成・地産地消の推進

当社の主力商品である「ポテトサラダ」の主原料であるじゃがいもを国内の多くの産地から仕入れることで、各産地の活性化に取り組んでいます。

子会社の工場では、地元の食材を使用した商品を開発・製造し、地元の量販店等で販売する地産地消の取り組みも実施しています。

地域雇用の実施

全国にある本社7工場・子会社9工場では、工場近辺の地域の方の雇用を積極的に行っています。

多様な人材の活用

当社グループでは、従業員一人ひとりのワークエンゲージメントを向上させ、労働生産性を高めるために人材への投資が必要と考えています。

介護や配偶者の転勤等、やむを得ない理由で退職した従業員を対象とするカムバック登録を2023年から開始。また女性、外国人、障がい者、キャリア採用などを促進し、活躍できるよう推進しています。

  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう / 10.人や国の不平等をなくそう

個人・家庭での取り組み

企業で取り組みたいこと

<産業と技術革新の基盤をつくろう>

・新規技術を採用した製品を積極的に

 試してみる

・情報通信やプログラミングなどの

 基本知識について学習する

<産業と技術革新の基盤をつくろう>

・包材を環境に配慮した原料を使用したものに転換

 していきたい

・配管などの材料をステンレスやチタンに変更して、

 インフラの延命を図る

・営業活動で得た現場のデータ等を商品開発にフィー

 ドバックし、より良いイノベーションに繋げる

<人や国の不平等をなくそう>

・国籍を問わず同等のチャンスと

 学習機会を与えるための活動を行いたい

・ベトナム語を覚え、技能実習生たちと

 会話ができるように取り組んでいる

<人や国の不平等をなくそう>

・経験を活かし、育児休業からの復帰者の受け入れ

 マニュアルを作成し活用している

・ヴィーガン向けメニューの導入

・障がいの有無に関係なく楽しめる栄養コンテンツを

 作成し、配信する

当社の取り組み

研究支援活動

当社グループは食に関する研究を教育機関と連携して取り組んでいます。

・東京海洋大学:「サラダサイエンス(ケンコーマヨネーズ)寄附講座」を開設

 ▶https://www.kenkomayo.co.jp/company/effort/effort2/saladscience

・帯広畜産大学:寄附講座「バレイショ遺伝資源開発学講座」を開設

・東京農業大学との包括連携協定の締結

人事制度の改革、DX化

2024年度の運用開始に向け、従業員の成⾧と幸せづくり、会社の永続的な成⾧・発展のため人事制度の構築を進めています。

また、システムの連携をより強化し、基幹システムの刷新を実行しています。

障がい者雇用の取り組み

自主性と独創性を発揮できる明るく元気な職場をつくることを企業行動憲章に掲げ、就労意欲のある障がいをもった従業員が安心して働けるよう、積極的かつ継続的に活躍の場を提供しています。

  • 11.住み続けられるまちづくりを / 12.つくる責任 つかう責任

個人・家庭での取り組み

企業で取り組みたいこと

<住み続けられるまちづくりを>

・農業祭などの地域活性化のイベントへ

 積極的に参加する

・災害に備えて防災訓練への参加、食料品の

 備蓄を行う

・ふるさと納税や文化遺産への寄付を行う

<住み続けられるまちづくりを>

・使用原料の一部を地元の農家から仕入れる

 取り組みを実施している

・過疎化が進む地域でも食事面で不便のない

 ような小容量形態や長期賞味の商品を作る

・地域に合ったレシピや商品を提案し、地域

 活性化に貢献する

<つくる責任 つかう責任>

・物を購入する際は、既存のものを使い続ける

 ことができないかを検討してから購入する

・エコバッグや再利用可能なカトラリー類を

 積極的に使用している

<つくる責任 つかう責任>

・廃棄物発生抑制のため、歩留まり向上に

 努めている

・賞味期間の延長やリサイクル率が高い容器、

 形態の追求などに取り組んでいる

当社の取り組み

日本各地で親しまれている食材や食文化に着目した商品開発

“見つめなおす、和食のちから”をテーマに日本の食文化の魅力を世界に伝える和惣菜のブランド『WABI-DELI』が2024年2月に誕生。現在2品発売しています。

https://www.kenkomayo.com/pro/pages/feature1_wabi_deli.aspx

ゼロエミッション

循環型社会の構築に向けて「リデュース・リユース・リサイクル」の3R活動を実施しています。

2006年度より廃棄物削減に向け、特に製造時における工程改善を実施し、廃棄物発生の抑制に着手。2008年度には自社工場全てのゼロエミッションを達成。2020年度からは、グループ全工場にてゼロエミッションを達成しています。

https://www.kenkomayo.co.jp/csr/eco

バイオマスインキの導入

2022年9月より『ケンコーマヨネーズ レストランの味』(500g)の包材を、バイオマスインキ使用のフィルムに切り替えています。その後も順次切り替えを実施しています。

持続可能な農業支援

じゃがいもについては、持続可能な生産のために品種や品質、育成状況等を契約農家さんと共に研究をしています。また、病害虫に強い品種やポテトサラダに適したじゃがいも等の研究も実施しています。

https://www.kenkomayo.co.jp/company/effort/effort2#a02

  • 13.気候変動に具体的な対策を / 14.海の豊かさを守ろう / 15.陸の豊かさも守ろう

個人・家庭における取り組み

企業で取り組みたいこと

・節電・節水への取り組み

 ・夏場は窓を開けて風通しをよくする

  ことでエアコンの使用を抑えている

 ・こまめに電気を消す

 ・使用していない家電はコンセントから

  抜き、待機電力を消費しないようにする

・CO2削減への取り組み

  アクセルを必要以上に踏み込まないなど

  エコドライブを心掛けている

・ゴミ削減への取り組み

  リサイクルされた原料、

  オーガニックで作られた製品や

  ラベルレスボトルの商品を購入する

・商品への取り組み

 ・CO2排出を抑えるために、プラントベース

  商品の開発や原料の選定を行う

 ・卵の殻を使用した包材類を作れないか検討

・ロス削減への取り組み

 ・集約生産ができるよう、在庫管理を調整

 ・工場内でこまめな消灯や必要なときだけ

  蒸気を沸かすなどエネルギーロス削減に

  取り組んでいる

・ゴミ削減への取り組み

 ・ペーパーレス化に取り組んでいる

 ・不要となったクリアファイルの回収等、

  社内で行われているリサイクル活動に参加

当社の取り組み

TCFD提言

当社グループは持続可能な社会の実現を目指すため、気候変動課題を含むサステナビリティを重要な課題として捉えています。
また、資源と環境を大切にするとともに、関係者の皆様にご満足いただける商品・サービスの提供を続け、安定した成長を持続できる経営基盤づくりのため、気候変動によるリスクや機会について、TCFD提言に基づいた適切な情報開示をしています。

https://www.kenkomayo.co.jp/csr/eco#link_tcfd

プラスチック製ごみの削減

海洋汚染の原因となるプラスチック製ごみ削減のため、包材の軽量化やリサイクル可能な素材への切り替え、社内で不要となったクリアファイルの回収・リサイクルなどに取り組んでいます。

  • 16.平和と公正をすべての人に / 17.パートナーシップで目標を達成しよう

個人・家庭における取り組み

企業で取り組みたいこと

<平和と公正をすべての人に>

・地域の「子ども110番の家」に協力している

・子どもたちが政治に興味を持って参加できる

 よう、家庭の日々の会話に入れていく

・買い物時に入手したポイントを慈善団体に

 寄付をする

<平和と公正をすべての人に>

・技能実習生に対し、母国語に配慮した掲示物

 を心掛け、情報の格差を作らないようにする

・ダイバーシティの工場を目指し、障がい者

 雇用やユニバーサル就労支援等に力を入れる

・安全・安心の商品を世界へ販売する

<パートナーシップで目標を達成しよう>

・ESGに投資をしている企業の商品を選択し

 購入する

・毎月の募金金額を自身で設定し、継続して

 募金活動を行う

・子どものサイズアウトした靴を発展途上国

 へ寄付する取り組みに参加している

<パートナーシップで目標を達成しよう>

・営業活動の際に、自社のSDGsへの取り組み

 内容を発信している

・技能実習生を積極的に受け入れ、学んだ日本

 の技術や文化で母国に貢献してもらうように

 取り組んでいる

・舞鶴市CNP検討会へ参加し、地域企業を含め

 た意見交換等を実施することで、地域一丸

 となって目標達成に向けて取り組んでいる

当社の取り組み

企業との取り組み

当社の技術力やノウハウを活かしながら、社会の持つ課題を解決するべく、様々な企業と共同開発をしています。

宮城県の企業とは、地域の食材を活かした商品・メニュー開発および食を通じた地域経済の活性化や人手不足解消を中心とした地方創生に取り組んでいます。

植物性たまごの技術を持つ企業とは、プラントベースのタマゴ風加工品の開発にも取り組んでいます。

SDGsに関する情報発信

すべての従業員が、SDGsに取り組む理由や価値を認知することで、日々の業務内でSDGsを意識することに繋がると考えています。

SDGsへの取り組みが企業価値を評価する要素のひとつとして重要視されていることからも、今後も当社ホームページや統合報告書を通じて取り組み内容を発信してまいります。

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