クラブハリエと北中城村⻑とともに特許取得技術で完成したバニラの試食会と受粉会を開催

【最高品質を実現したバニラ発酵技術特許取得(2024.3)】 障害者の強みを活かした農福連携

合同会社ソルファコミュニティのプレスリリース

今月、開花が始まったバニラの花

「おきなわバニラプロジェクト」https://www.facebook.com/japanvanilla?locale=ja_JPとして⽇本最⼤のバニラ栽培(約 1 万株)を露地栽培とハウス栽培を⾏ってきた障害者就労継続⽀援事業を⾏う合同会社ソルファコミュニティ(代表 ⽟城卓)https://solfa.bizでは、この度、栽培開始から7年経過し、先月、キュアリング技術特許(品質を高める技術としては世界初)を取得しました。今後、生産量をさらに増やし、来年には1トン、3年後には2トンを超える出荷が始まります。来年の開花分の収穫からは弊社利用者だけでなく、近隣の障害者就労継続支援B型事業所のみなさんにもお声かけをして、施設外就労として作業をお願いすることを予定しています。このことにより低工賃が社会問題化している障害者の工賃(全国平均17,031円、厚生労働省)を近隣B型事業所とともに向上させていくことを目指します。

今回は世界で初めてブルボンバニラの謎を解き明かして、洋酒のような芳醇な香りが漂うキュアリング技術特許を取得したバニラを使用したカスタードクリームをご試食いただき、沖縄産バニラの可能性を感じ取っていただきたいと考えています。なお、当日は株式会社クラブハリエ(近江⼋幡市)代表取締役⼭本隆夫⽒と北中城村⻑⽐嘉孝則氏をお招きして 2024年5⽉16⽇10時から試食会を⾏います。

国内のバニラ栽培について

海外では原産国メキシコ、最⼤輸出国インドネシア、最⾼品質とされるマダガスカルを中⼼にバニラ栽培が⾏われています。⽇本では⽷満や読⾕などで栽培されています。近年は栽培を始める農家が増えています。バニラは栽培技術、特に発酵技術が重要です。ブルボンバニラは最高級とされますが、その発酵技術はほとんど科学化されておらず、世界的にも謎とされてきました。

発酵技術を解明し特許取得

当社ではメキシコ、インドネシア、マダガスカル、台湾などのバニラ⽣産国の農家を訪ねて、発酵技術(キュアリング)の⼿法について海外で発⾏されている論⽂や書籍にない情報を、共同研究を⾏う東京農業⼤学や特定⾮営利活動法⼈ディーセントワーク・ ラボとともに収集し、その過程で科学化されていない技術を解明し、その技術を 2024年 3⽉に特許取得しました。このことによりブルボンバニラと同等の品質を実現しました。

障害者の強みを活かし、付加価値のあるバニラ栽培/製造

本プロジェクトでは障害者を中⼼としたスタッフが 3 ヶ⽉間、毎⽇、1 本 1 本⼿作業により発酵作業に関わることで、バニラを最⾼品質にする手法を開発しました。また、私たちは2027年までにさまざまな事情により就労困難な⽅に就労の機会を提供することを⽬標の中⼼に掲げ、100 ⼈以上の雇⽤を作っていきます。今後は周囲の農家にも技術を広めることで耕作放棄地の解消、離農の防⽌なども⽬指していきます。また、この取り組みで、観光産業以外の主要産業を作ることも視野に⼊れて活動しています。

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