急増する木の実類アレルギーへの安全管理を強化、新機能「一括更新機能」も追加
株式会社インフォマートのプレスリリース
デジタルの力であらゆる業務を効率化する株式会社インフォマート(本社:東京都港区 代表取締役社長:木村 慎、以下「当社」)は、2026年4月1日の食品表示基準改正(カシューナッツの義務化、ピスタチオの推奨追加)に伴い、商品規格書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 規格書」において、2026年7月29日に新基準対応のアップデートを実施します。
今回のアップデートでは、アレルギー表示項目の更新に加え、膨大な商品規格書の更新作業を劇的に効率化する「一括更新機能」を新たに追加予定です。アレルギー管理のデジタル化を通じ、外食・食品業界全体の「食の安心・安全」と、現場の業務負荷軽減を同時に実現します。
■ 12年で10倍!急増する木の実類(ナッツ類)アレルギー
2026年4月1日の食品表示基準改正により、カシューナッツが特定原材料(表示義務)(※1)へ移行され、ピスタチオが特定原材料に準ずるもの(推奨表示)として新たに追加されました。この背景には木の実類アレルギーの急増があります。消費者庁の調査では、2023年は木の実類アレルギーの症例数比率が24.6%となり、主要アレルゲンである鶏卵に迫る勢いです。木の実類アレルギーは、他のアレルギーと比較して自然寛解(※2)しにくく、微量でも重篤な症状を誘発する恐れがあるため、より厳格な情報管理が求められています。(※3)
(※1)特定原材料は、食物アレルギーの症例数や重篤度が高いため表示が必須とされている食品です。
2026年4月1日時点で9品目(えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生、カシューナッツ)が対象となっています。
(※2)完治とは異なり、治療をしなくても症状が出なくなる状態。
(※3)引用元|日経サイエンス「日本でナッツ類アレルギー急増 2026年調査、卵上回る可能性」(2026年1月23日)

■ 7月29日木の実類の改正に対応、膨大な規格書管理の負担を抑える新機能も
今回の改正に伴い、2028年3月31日の経過措置期間終了までに、正確な表示への切り替えが求められています。しかし、この法改正への対応は単なる表示の書き換えに留まらず、サプライチェーン全体で膨大な作業負荷を生んでいます。
・食品卸企業、メーカー企業:数千〜数万件の規格書精査・更新、全納品先への再提出
・買い手企業(飲食店など):全仕入れ食材の情報収集・確認、メニュー表やアレルゲン一覧の修正
こうした業界全体の課題を解決するため、「BtoBプラットフォーム 規格書」では、表示項目のアップデートに加え、更新作業を劇的に効率化する「一括更新機能」を新たに追加予定です。本機能により、膨大な商品データの更新・提出・確認にかかる時間を大幅に削減。法改正へのスムーズな対応を支援し、食品の安全・安心を支えるバックオフィス業務のDXを推進します。

■「BtoBプラットフォーム 規格書」機能アップデートの詳細
≪法令対応項目欄にカシューナッツとピスタチオを追加≫
「BtoBプラットフォーム 規格書」内のアレルギー項目において、カシューナッツを表示推奨欄から表示義務欄へ移動し、新たにピスタチオを表示推奨欄へ追加します。
≪未対応の商品規格書を可視化し、対応漏れを徹底防止≫
検索画面上で、新基準への対応(規格書の確認・提出)が完了していない商品に「法令」アイコンが表示されます。さらにアイコンにマウスを合わせると、カシューナッツ・ピスタチオのどちらが未対応かを判別可能です。確認が必要な商品が視覚的に強調されるため、管理ミスや更新漏れを未然に防ぎます。

さらに、商品規格書の回収状況を管理する際、今回の改正に未対応の商品のみを瞬時に「絞り込み検索」することも可能です。数千〜数万件におよぶ膨大なデータの管理漏れを徹底的に防止し、精度の高いアレルギー管理をサポートします。

≪更新作業の負荷を軽減!新機能「一括更新機能」を追加予定≫
従来、1件ずつ手作業で行っていた膨大な商品規格書の更新作業を、CSVファイルを用いた一括アップロードで対応できるようになります。数千〜数万件におよぶ修正も一括で処理できるため、法改正に伴う更新作業の工数や時間を大幅に削減し、正確かつスピーディーな情報更新をサポートします。詳細については確定次第、「BtoBプラットフォーム 規格書」サービスサイトにてご案内します。
当社は、今後もお客様のニーズに合わせた機能強化を進め、外食・食品業界のDX推進と食の安心・安全の実現に貢献してまいります。
■ 当社 営業戦略企画部 課長 鹿島 健司よりコメント
食品表示は、消費者の命を預かる極めて重い責任を伴う業務です。デジタルへの移行は単なる効率化の手段にとどまりません。人為的なミスの余地を排除し、店舗の信頼とブランドを維持するためには、デジタルによる情報の管理が不可欠であると考えています。カシューナッツの義務化やピスタチオの推奨追加といった食品表示基準の改正を機に、現場の努力だけに頼らない「仕組みによる安全管理」を業界全体へ広めていく所存です。
また、消費者庁では、食物アレルギーに関する情報提供の推進を目指し、事業者および消費者向けに動画コンテンツを配信しています。外食、中食、ホテルなど、食に携わるすべての事業者様にとって、法改正への理解を深め、適切な管理体制を構築するための有益な情報となります。ぜひご覧ください。
消費者庁、外食・中食での食物アレルギーに関する動画
・基礎編
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/efforts_basic/
・実践編
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/efforts_practical/
■ 本アップデートについての問い合わせ先

■ サービス概要

「BtoBプラットフォーム 規格書」は、商品規格書情報をデジタル化し、外食・卸・メーカーの各企業間で、提出依頼・作成・提出、仕様変更までを総合管理できるクラウドサービスです。
業界標準の統一フォーマットで管理するため、双方に無駄な作業が発生せず、コスト削減・業務効率化が実現します。業界内でニーズの高いアレルギー・原産国の情報を管理するツールとして、食品業界の「食の安心・安全」をサポートします。(2026年4月現在で1万社以上が利用しています。)
URL:https://www.infomart.co.jp/kikaku/index.asp
■ インフォマートについて
1998年の創業以来、企業間取引における請求・受発注等の業務効率化を実現するクラウドサービスを提供・運営しています。主力サービスの「BtoBプラットフォーム」は、125万社以上が利用。プラットフォーム内の総流通金額は年間71兆円以上。
会社名:株式会社インフォマート(東証プライム市場:2492)
代表者:代表取締役社長 木村 慎
本社所在地:東京都港区海岸1-2-3 汐留芝離宮ビルディング13階
設立:1998年2月13日
資本金:32億1,251万円(2025年12月末現在)
事業内容:BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームの運営
従業員数:856名(連結)、828名(単体)(2025年12月末現在)
URL:https://corp.infomart.co.jp/

