日本A2ミルク協会 第6回 定期会員総会を開催いたしました。

〜 東北大学 齋藤忠夫名誉教授をお迎え、学術的知見から紐解く基調講演を実施 〜

一般社団法人日本A2ミルク協会のプレスリリース

一般社団法人日本A2ミルク協会(北海道富良野市 代表理事:藤井雄一郎、以下「当協会」)は、2026年6月17日(水)に第6回 定期会員総会を開催いたしました。

 

今回の定期会員総会では、これまでの内容に加え、基調講演として東北大学 齋藤忠夫名誉教授(以下、齋藤忠夫名誉教授)をお迎えしました。「A2ミルクとは何か?」―これまで分かっていること、まだ分からないこと、そして今後の将来性と課題―と題し、国内外の研究データ等を基づいた学術的な講演を行っていただきました。

◾️基調講演:学術的エビデンスから見るA2ミルクについてわかっていること、国内外における研究評価の現状

今回の基調講演では、ミルクサイエンス研究の第一人者である齋藤忠夫名誉教授より、「A2ミルク」の本質にいて科学的なアプローチから詳しく解説がなされました。

 

講演では、「A2ミルクとは何か?」という基礎的な定義から、現在までに解明されているβ-カゼインの摂取後の代謝メカニズムからカゾモルフィン7(BCM7)の臨床研究課題に至るまで、具体的な事例を交えながら体系的にご説明いただきました。これにより、参加した会員および関係者にとって、A2ミルクの市場における位置づけと、その科学的根拠(エビデンス)への理解をより一層深める貴重な機会となりました。

 

また、特に注目が集まる「乳糖不耐症(牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする症状)への影響」については、海外での臨床事例が紹介されました。シネマティックな視覚的資料(映像・データ視覚化)を用いて、世界の研究者により進められているA2ミルクの研究評価の現状についても解説いただきました。

 

当協会は、本総会および齋藤名誉教授による知見の共有を契機として、日本国内における認証A2ミルクのさらなる認知度拡大、および持続可能な酪農・乳業の発展に向け、新規会員の皆様とも力を合わせながら、より一層尽力してまいります。

◾️正しい普及を支える、当協会の「第三者による客観的認監査」

A2ミルクへの注目が高まる一方で、市場における品質の担保が課題となっています。

当協会では、消費者の皆様に安心・安全な商品をお届けするため、第三者による客観的監査に基づいた厳格な認証制度を構築・運用しており、今回の総会でもその重要性と今後の運用の強化について改めて共有がなされました。

◾️代表理事 藤井雄一郎氏よりコメント

このたび、第6回定期会員総会を開催し、東北大学 齋藤忠夫名誉教授より、A2ミルクに関する基調講演を賜りましたことを、心より御礼申し上げます。

 

今回のご講演では、β-カゼインの構造に関する基礎的な説明から、国内外の研究文献を踏まえた現時点での研究状況、さらに海外におけるA2ミルクの事例まで、幅広くご解説いただきました。A2ミルクについて、現時点で分かっていることと、今後さらに検証が必要なことを整理する、大変貴重な機会となりました。

 

A2ミルクの普及には、期待やイメージだけではなく、科学的根拠に基づいた研究の積み重ねと、正確で誠実な情報発信が不可欠です。

 

当協会では今後も、β-カゼイン検査、認証制度、研究支援、基準づくりを通じて、消費者の皆さまが安心してA2ミルクを選べる環境づくりに取り組んでまいります。

 

A2ミルクを日本の酪農・乳業の新たな価値として、科学と信頼に基づいて社会に根づかせていくため、会員企業、研究機関、関係者の皆さまと連携しながら、健全な普及と発展に努めてまいります。

 

◾️東北大学 齋藤忠夫名誉教授よりコメント 

我が国でのA2ミルクの普及と啓蒙にA2ミルク協会がご尽力されていることに敬意を表します。乳牛の遺伝子検査以降の最終商品のA2ミルクの検証(A1ミルクのコンタミ回避)において、安価で正確な検査方法の開発導入が喫緊の課題と感じました。また、オールジャパンでA2ミルクを発展させるためにも、JAS規格などの早期実現が求められると思います。

基調講演 登壇者ご紹介:東北大学 齋藤忠夫名誉教授          

1952年東京生まれ。1982年東北大学大学院農学研究科修了。農学博士。

東北福祉大学講師を経て、1989年に東北大学大学院農学研究科助教授

2001年より教授。専門は畜産物利用学・応用微生物学。

とくに機能性乳酸菌とヨーグルトやチーズに造詣が深い。

日本酪農科学会賞、日本畜産学会賞、日本学術振興会第一回科学研究費優秀審査員賞、

国際酪農連盟日本国内委員会第三回光岡賞などを受賞。

アジア乳酸菌学会連合(AFSLAB)会長、日本酪農科学会(JDSA)会長、日本農芸化学会フェローなどを歴任。

■日本A2ミルク協会について

日本A2ミルク協会(https://www.japan-a2milk-association.or.jp/)は、2020年の設立以来、日本酪農乳業界のさらなる発展のもと、より健康を求める消費者への価値提供と選択肢を増やし、日本社会、酪農乳業界に貢献していくことを使命としています。生産者(酪農家)、乳業メーカー等の関係者、消費者、研究機関、大学等の関係者を含めた総合的な専門家による情報交換を通じて、専門的な知見をもとに、セミナー・講演やウェブサイト、メディア等によるA2ミルクの正しい情報の普及活動に取り組んでいます。

◾️認証制度について

日本A2ミルク協会認定牛乳は、今回国内特許が成立した検査方法を用いて、乳に含まれるA1βカゼインたんぱくの有無の確認を行っています。また認証農場では農場HACCP・JGAP、認証工場ではFSSC22000等の認証取得者による管理体制のもとで厳重にチェックし消費者の皆様の安心安全を最優先した上で、専門家による学術研究と監修のもと開発・販売しています。販売店様より消費者の皆様からご評価いただいている商品は発売よりわずか9か月の間に全国1200を超える店舗においてお取扱いいただくようになりました。

 

◾️本件に関するお問い合わせ        

一般社団法人日本A2ミルク協会  事務局 広報担当:中村

Email: info@japan-a2milk-association.or.jp

 

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。