大阪市と連携し地域コミュニティからペットボトルを回収

サントリーホールディングス株式会社のプレスリリース

サントリーホールディングス(株)は、大阪市の「地域・事業者との連携による新たなペットボトル回収・リサイクルシステム」に参画し、地域コミュニティからのペットボトル回収に取り組みます。まずは、市内の特定のコミュニティで試行し、ボトルtoボトルリサイクルの推進を図ります。

当社は、企業理念に掲げる「人と自然と響きあう」の実現を目指し、グローバルにサステナビリティ経営を推進しています。2011年に協栄産業(株)とペットボトルから再生ペットボトルをつくるボトルtoボトルのメカニカルリサイクルシステムを日本で初めて開発。2018年には、同システムをさらに発展・効率化させた、環境負荷低減と再生効率化を同時に実現する「FtoPダイレクトリサイクル技術」を世界で初めて開発(ニュースリリースNo.13428参照)しました。また、飲料用ペットボトルに植物由来原料を100%使用したキャップ※を世界で初めて導入(ニュースリリースNo.SBF0774参照)、100%植物由来ペット実現に向けた取り組みなど、環境負荷の少ないペットボトル開発やリサイクルシステムの構築に継続して取り組んでいます。5月末には、サントリーグループ「プラスチック基本方針」を策定し、2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルの素材をリサイクル素材と植物由来素材に100%切り替え、化石由来原料の新規使用ゼロの実現を目指しています。
 
ボトルtoボトルリサイクルをさらに推進していくためには、質の高いペットボトルを数多く確保する必要がありますが、まとまって回収できる数量が少ないこと、他のゴミと混ざるなど低品質なものが多いことが大きな課題となっています。地域コミュニティから回収するペットボトルは質が高いことが見込まれるため、今回、大阪市と連携し、まずは市内の特定のコミュニティでのペットボトル回収を試行します。
なお、試行時には、生分解性ポリマーの回収袋を使用し、環境に配慮したペットボトル回収に取り組みます。

今回の取り組みの他にもさまざまな方策にチャレンジし、循環型かつ脱炭素社会の実現に向けた取り組みをいっそう強力に進めていきます。

※主原料であるエチレンを100%植物由来化したポリエチレンキャップ。ただし、製造ライン切り替え時の微量の石油由来成分及び着色剤成分を除く
 

▽サントリーグループの環境負荷低減活動
https://www.suntory.co.jp/eco/teigen/

▽容器包装の取り組み
https://www.suntory.co.jp/company/csr/activity/environment/reduce/resources/recycle/

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