カカオ開発ベンチャーのフーズカカオがインドネシア国立ハサヌディン大学とチョコレート開発を開始

フーズカカオ株式会社のプレスリリース

フーズカカオ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:福村 瑛、以下「フーズカカオ」)は、インドネシア国立ハサヌディン大学(所在地:南スラウェシ州マカッサル)と業務提携をおこない、カカオとチョコレートの商品開発における協力体制を構築しました。まず初めに2019年8月よりフーズカカオがインドネシアで生産したカカオ豆を使用し、ハサヌディン大学で製造を行うチョコレートの輸入を予定しております。

  • 本件概要

フーズカカオはインドネシア国立ハサヌディン大学(以下「ハサヌディン大学」)と業務提携し、現地でのカカオ豆の生産からチョコレートの製造まで一連の工程における商品開発事業を、ハサヌディン大学と共同で行って参ります。これにより、フーズカカオが生産に携わるインドネシア エンレカン産カカオ豆の研究や、そのカカオ豆から製造するチョコレートの品質向上を実現いたします。

 

 

  • インドネシアにおける既存のカカオ産業について

インドネシアはカカオ豆の生産量が世界第3位の国です。(※1)
一方で、品質の高いカカオ豆の生産国としては認知されていませんでした。
中南米を中心とし品質の高いカカオ豆(ファインカカオ)の生産がされていますが、インドネシア国内ではカカオ生産量のわずか1%しかファインカカオは生産されていません(※2)。
特に山間地では企業活動との協力関係も築きづらく、カカオの木々を安定して育てやすい温暖な低地に比べて量をつくることも難しい状況でした。

 

※1 外務省 「カカオ豆の生産量の多い国」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/cacao.html

 

※2 International Cocoa Organizationのデータ

https://www.icco.org/about-us/icco-news/319-icco-panel-recognizes-23-countries-as-fine-and-flavour-cocoa-exporters.html
 

 

  • インドネシアにおけるこれまでのフーズカカオの取り組み

フーズカカオが連携しているエンレカン県はカカオ豆の高品質化に対する意欲が高く、これまで農園と地道に品質改善に取り組んできました。

カカオの収穫の様子カカオの収穫の様子

 

農園でカカオ豆を乾燥をさせる様子農園でカカオ豆を乾燥をさせる様子

これまですでに80回以上の発酵実験を繰り返し、風味の良いカカオをつくれる状況になってきております。フーズカカオは「カカオ農園からものづくりができる世界に」をビジョンに掲げており、農園と日本の関係性を高めることで高品質でサステナブルなカカオ・チョコレート産業の創出を目指しています。
 

 

  • ハサヌディン大学との提携の経緯と本事業の展望

今回、ハサヌディン大学と連携することでカカオ自体のさらなる品質向上と、現地で最終商品であるチョコレートをつくり販売することで現地チョコレート市場の発展を図ります。

ハサヌディン大学サレンケ教授とフーズカカオのメンバーハサヌディン大学サレンケ教授とフーズカカオのメンバー

 

  • 当製菓材料のサンプルを希望の事業者様

製菓や飲食に携わっている業者様で、商品のサンプルをご希望の方は下記フォームにご入力ください。お取り扱い開始時に、担当者よりご案内を差し上げます。
サンプルの申請はこちらから:https://www.whosecacao.com/

▼取り扱い予定商品
・カカオ豆(生豆)
・カカオ豆(ロースト)
・カカオマス
・カカオニブ
・チョコレート
 

  • フーズカカオ代表 福村のメッセージ

フーズカカオの開発するカカオ豆の品質はすでにインドネシアの上位1%に位置するという自信があります。しかし、今後品質を保ちつつ量を拡大させるためには生産設備の拡張のみならず知識ノウハウの体系化が必要であると考えました。ハサヌディン大学が持つ体系化された知識とフーズカカオが行う実地検証を組み合わせ、カカオ開発の深化と拡大を図っていきます。今回の協力関係にあるサレンケ教授は「スラウェシ島のカカオはポリフェノールに特徴があり健康維持と発酵による美味しさの両立ができる強みがあるはず」と認識を示しており、フーズカカオはそれを商品化しお客様に届けて証明していきます。

 

  • フーズカカオ製造責任者 岡のメッセージ

チョコレート開発を行うにあたり、製造における全ての工程(カカオ豆のローストからパッキングまで)を大学と共同で開発いたしました。ハサヌディン大学サレンケ教授のノウハウを活かしながらフーズカカオの目指す製品作りを行い、最終プロファイル(レシピ)は使い手である日本のパティシエさんにもヒアリングした上で決定しています。今後も日本の市場に求められるようなカカオ・チョコレートを開発していけるよう、大学との連携を強めて行きたいと思います。

岡がサレンケ教授と連携してプロファイルを作成する様子岡がサレンケ教授と連携してプロファイルを作成する様子

 

  • フーズカカオ株式会社について

テクノロジーを駆使して農園 / カカオ豆 / お菓子の開発を行う2017年に創業したベンチャー企業です。”カカオ” のプロフェッショナルをはじめ、お菓子、IT、金融、鉱山開発など多様なバックグラウンドのメンバーで、カカオ農園開発からお菓子開発までを行なっています。

ウェブサイト:https://www.whosecacao.com

 

  • 会社概要

会社名:フーズカカオ株式会社(Whosecacao, inc.)
所在地:東京都渋谷区渋谷2丁目6-6-201
代表者:福村 瑛
設 立:2017年10月
事 業:東南アジアでのカカオ豆の生産・開発、日本でのカカオ豆・チョコレート原料の卸売販売、カカオ菓子ブランドCROKKA商品の企画・開発・販売
ウェブサイト:https://www.whosecacao.com/
Twitter:https://twitter.com/Whosecacao
Instagram:https://www.instagram.com/whosecacao/

 

  • 本件に関するお問い合わせ

本件に関する取材やお問い合わせは下記までご連絡ください。
会社名:フーズカカオ株式会社
担当:福村(ふくむら)
メールアドレス:info@whosecacao.com
 

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