【働く九州ケンミン『便秘や便の状態』実態調査】  九州ケンミンの2.6人に1人は『便秘』を抱えている! 九州ナンバーワン便秘県は「宮崎県」  毎日不快便県は「福岡県」

ウエルエイジング総研のプレスリリース

美腸ナース「『便秘』になりやすいこの季節、食事や運動で“美腸”を目指しましょう!」

突然起こる健康リスクなど、日々様々な健康課題を抱える現代日本人に、“健康で豊かな人生”に役立つ事を目的として、美容・健康情報を発信する「ウエルエイジング総研」では、エリア特化型意識調査として、慢性的に悩んでいる人も多く、実は深刻な病気を引き起こす危険性のある『便秘』の実態や、『便の状態』を顕在化させるため、働く25~59歳の九州県民男女1,078名に実態調査を実施しましたのでご報告します。

【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2020年3月実施
調査対象:20~59歳 有職男女 九州県民1,078名 ※各県男女均等割付

【調査結果】
(1)九州ケンミンの2.6人に1人は『便秘』を抱えている!九州ナンバーワン便秘県は「宮崎県」
(2)うんちにもお国柄アリ?!「回数」「ニオイ」「時間」「形状」ランキング 毎日不快便県「福岡県」 便もオナラも臭い県「宮崎県」 長時間ふんばり県「鹿児島県」 お腹ピーピー県「長崎県」
(3)『便秘』時の不調で、各県の特徴的な悩みが浮き彫りに?! 福岡「お腹が痛くなる」 長崎「肌荒れ・吹き出物が出る」 大分「おならの回数が増える」
【コラム】便秘に繋がる生活習慣とストレス

(1)九州ケンミンの2.6人に1人は『便秘』を抱えている!九州便秘県は「宮崎県」
◆あなたは自分が便秘だと思いますか?
【九州全体(n=1,078)】

【九州全体(n=1,078)】

【九州女性(n=539)】

【九州女性(n=539)】

「あなたは自分が便秘だと思いますか?」という質問に対して、38.1%の九州県民が「便秘だと思う」または「どちらかと言えば便秘だと思う」と回答。その中で九州女性だけを見てみると、53.6%が『便秘』と回答し、やはり『便秘』は女性の方が多く抱える健康課題であることが改めてわかりました。

九州便秘県ランキング

九州各県で比較すると、「便秘だと思う」または「どちらかと言えば便秘だと思う」と回答した人が最も多かった、九州便秘県は「宮崎県」42.9%となりました。「宮崎県」は九州平均よりも4.8ポイントも『便秘』の健康課題を抱える人が多くなり、7位「長崎県」29.9%は、九州平均よりも8.2ポイントも『便秘』の回答が少なく、“九州ナンバーワンスッキリ快腸県”となりました。

(2)うんちにもお国柄アリ?!「回数」「ニオイ」「時間」「形状」ランキング
毎日不快便県「福岡県」/便もオナラも臭い県「宮崎県」/長時間ふんばり県「鹿児島県」/お腹ピーピー県「長崎県」

≪毎日不快便ランキング ワースト1位『福岡県』≫

毎日不快便ランキング

『便秘』の状態を知るには、排便の回数が一つ大きな指標となります。やはり、毎日決まった時間に排便がある事が大切であると言われています。『1週間の平均排便日数』について聞いてみると、「毎日」と回答した人は九州平均で40.4%となりましたが、「福岡県」は「毎日」と回答した人が34.4%と、九州平均より6.0ポイントも少なく、便秘県ではなかったものの、「毎日不快便県」という結果となりました。

≪便のニオイランキング ワースト1位「宮崎県」≫

便のニオイランキング

腸内環境が良いと、便はあまり臭くならないと言われています。『便のニオイ』について聞いてみると、九州平均で76.6%の人が“臭う”と回答(「悪臭」13.1%、「どちらかと言えば臭う」63.5%)。各県で比較してみると、「宮崎県」は“臭う”と回答した人が81.2%(「悪臭」14.3%、「どちらかと言えば臭う」66.9%)と最も多くなりました。

≪オナラのニオイランキング ワースト1位「宮崎県」≫

オナラのニオイランキング

新生児のオナラが臭くない様に、腸内環境が良いと、実はオナラも臭くならないと言われいています。『オナラのニオイ』について聞いてみると、九州平均で77.9%の人が“臭う”と回答(「悪臭」16.7%、「どちらかと言えば臭う」61.2%)。各県で比較してみると、ここでも「宮崎県」が“臭う”と回答した人が83.8%(「悪臭」18.9%、「どちらかと言えば臭う」64.9%)と最も多くなり、「宮崎県」は九州ナンバーワン便秘県であり、便もオナラのニオイも気になる事から、腸内環境の状態が非常に心配される結果となりました。

≪ふんばり時間ランキング ワースト1位「鹿児島県」≫

ふんばり時間ランキング

便意はあるのに長時間いきまないと便が出ないなど、トイレに入ってから排便が終わるのに時間が掛かるのも、『便秘』の特徴的な状態と言われています。『排便にかかる時間』について聞いてみたところ、九州平均は7.2分という結果となりました。中でも最も排便に時間が掛かる県は、「鹿児島県」で8.2分となり、最も排便時間が短い「長崎県」の6.3分と比べると、2分近く排便時間が長いという結果となりました。例えば、忙しい朝の排便にかかる時間は、意外と大きなタイムロスになっているかもしれません。

≪お腹ピーピーランキング ワースト1位「長崎県」≫

お腹ピーピーランキング

便が出ない悩みの『便秘』に対して、便が出過ぎる悩みが『下痢』。便の形状について聞いてみたところ、「泥状」「下痢・水状」とお腹を下し気味の人も九州平均で10%程度いらっしゃいました。中でもお腹を下し気味の人が最も多かったのが「長崎県」の14.3%、と最も少ない「佐賀県」の4.5%よりも10ポイント近く多い結果となりました。

≪理想的な大便ランキング≫

バナナ状便ランキング

黄土色便ランキング

良質とされる理想的な便の状態は「バナナ状」で、色は「黄土色」だと言われています。便の状態ナンバーワン県は「鹿児島県」で48.7%。便の色ナンバーワン県は「佐賀県」で35.7%という結果となりました。

▼便の状態を判別するブリストルスケール

便の状態を判別するブリストルスケール

(3)『便秘』時の不調で、各県の特徴的な悩みが浮き彫りに?!
福岡「お腹が痛くなる」、長崎「肌荒れ・吹き出物が出る」、大分「おならの回数が増える」
◆便秘の時に排便の他に不調を感じるところはありますか?(n=411)

便秘の時に排便の他に不調を感じるところ

改めて、「便秘だと思う」または「どちらかと言えば便秘だと思う」と回答した『便秘』を抱えている人に、「便秘の時に排便の他に不調を感じるところはありますか?」と聞いてみると、九州各県の特徴的な『便秘』による不調が浮き彫りとなりました。

■福岡県:「お腹が痛くなる」49.1%と、九州平均よりも8.5ポイントも高い結果に。
■佐賀県:「疲れやすくなる」21.5%と、九州平均よりも7.1ポイントも高い結果に。
■長崎県:「肌荒れ・吹き出物が出る」41.3%と、「肌ツヤが悪くなる」26.1%が、九州平均よりも共に10ポイント以上高い結果となり、長崎県民は『便秘』によって「肌の不調」を感じやすい人が多い事がわかりました。
■大分県:「おならの回数が増える」70.2%、「おならが臭くなる」77.2%が、九州平均よりも共に10ポイント以上高い結果となり、大分県民は『便秘』によって「おならの不調」を感じやすい人が多い事がわかりました。
■宮崎県:「頭痛がする」15.2%が、九州平均よりも7.7ポイントも高い結果に。

【コラム】便秘に繋がる生活習慣とストレス
■朝食欠食が、毎日不快便の原因に?!朝食欠食ワースト1位は「福岡県」
≪朝食欠食ランキング≫

朝食欠食ランキング

『便秘』解消のためには、3食きちんと食事を摂り、特に朝食摂取後の排便を習慣付けることが良いと言われいています。『朝食摂取』について聞いてみたところ、「あまり食べない」または「全く食べない」と回答した、“朝食欠食”の割合が多いのは「福岡県」(「平日」27.3%、「休日」37.7%)という結果になりました。「福岡県」が毎日便通ありの割合が最も少なかったのも、朝食欠食が原因の1つとなっているかもしれません。

■九州ケンミンの7割以上が、日々ストレスを感じて生活している
◆あなたはストレスを感じることが多いですか?(n=1,078)

ストレスを感じる

ストレスも『便秘』の要因のひとつと言われています。
そこで、「ストレスを感じる事が多いですか?」と聞いてみたところ、「よくストレスを感じる」または「どちらかと言えばストレスを感じる」と回答した人が73.9%と、九州ケンミンの7割以上がストレスを感じている事がわかりました。

【美腸ナース 岩永 沙織さん コメント全文】
『便秘』の原因は、お肉の食べ過ぎや赤ワインに多く含まれるタンニンの摂り過ぎ、そしてストレスも大きく関係しています。最近の、先行きの分からない状況による不安やストレスにより、『便秘』になりやすくなってしまう人も多いのではないでしょうか。私の福岡のサロンのお客様は、ストレスによる自律神経の乱れで、腸が硬くなってしまっている方が多くいらっしゃる印象です。
『便秘』を解消するには、食事改善による内からのアプローチと外から腸の位置を正しい位置に戻す2つのアプローチが重要です。内からのアプローチとしては、大腸内の環境を整える食事改善です。まずは、大腸の敵となる食品添加物の摂取などは控えましょう。また、大腸内の良い菌を増やしていくことも重要です。大腸内の良い菌を増やす方法は2つあり、「(1)菌を入れる食事」と「(2)菌を育てる食事」です。「(1)菌を入れる食事」とは、大腸内の代表的な善玉菌である「ビフィズス菌」などの入った食品を、ヨーグルトや発酵食品から摂取することです。「(2)菌を育てる食事」とは、元々お腹の中にいる良い菌を育てるために、オリゴ糖など善玉菌のエサとなる成分が含まれている食品(きなこやバナナ、はちみつなど)を摂取することです。そして、『便秘』になり腸に老廃物が溜まると腸の位置も下がり、下腹ポッコリの原因になります。外からのアプローチとして、腸を支えている大事な筋肉「腸腰筋(ちょうようきん)」を鍛えるために、普段から階段を意識して使うようにしましょう。ポイントは階段を1段飛ばしで昇る習慣を身につけることです。足を90度以上曲げて階段を登ることで効果的に「腸腰筋」を鍛え、腸の位置も改善しぜんどう運動も良くなり、『便秘』も改善します。お家の中に階段が無い方は、安定した台の昇り降りも効果的です。
大腸は『便秘』だけでなく、全身の健康の要です。『便秘』になりやすい環境下では、食事改善による内からのアプローチと外から腸の位置を正しい位置に戻す2つのアプローチで、『美腸』を目指しましょう。

食事改善による内からのアプローチ

本調査結果にコメントをいただいた有識者のプロフィール
美腸ナース 岩永 沙織さん

岩永 沙織さん

一般社団法人・日本美腸協会EXE認定講師
美腸アドバイザー・美腸エステ認定セラピスト
正看護師・保健師
美腸リンパサロンBELLELUNA 代表
佐賀大学医学部看護学科卒業後、手術室もはじめ10年以上小児科勤務。2016年福岡市西区にて美腸リンパサロンBELLELUNAを開業。福岡を拠点に九州各地、東京、海外でも美腸の普及活動を行っている。
日本美腸協会 http://www.bicho-kyoukai.jp

<ウエルエイジング総研 概要>
◆活動主旨
人生100年時代を迎え、“いかに健康を保ち豊かな人生を送るか”が大きな課題となる中、年齢に抗うのではなく《毎日をいきいきと暮らし、上手に年齢を重ねる》ことを目指す『ウエルエイジング』という考え方をベースとし、健康寿命と寿命との乖離をできるだけ少なくするためには、日々の生活の中でなにをしたらよいのか。最新の情報を集め、広く発信していくことを目指します。
注目のテーマごとに、研究拠点、企業、団体、自治体などの枠を超えた俯瞰的な立場で活動し、“生活者視点”での情報収集・発信を実践・推進して参ります。
◆特設WEBサイト: https://wellaging-lab.jp

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