栃木県 農政部経済流通課のプレスリリース
栃木県のオリジナル品種である梨「にっこり」。その親である新高(にいたか)の大きさと形、豊水(ほうすい)のみずみずしさ・歯ざわり・さわやかな甘みをあわせもち、梨好きにはたまらない傑作。その中でも高い糖度、大きさ、美しい形を極めた特別な梨『にっこり 栃木プレミアム』の販売が始まります。
■『栃木プレミアム』とは
栃木県には、いちごや梨、和牛など、数多くの魅力ある農産物があり、農業団体や市場関係者、行政など多くの関係者が一丸となって、そのブランド価値の向上に取り組んでいます。
その一環として始まったのが、農産物の魅力を際立たせた、いわゆる「プレミアム商品」づくりです。「栃木プレミアム」は、これまでのテスト販売や流通実証を積み重ねて設定した「品質基準」をクリアした商品で、認証制度に基づき、認証された生産団体等により出荷されるものです。
この認証制度は、県が定めた品質基準を満たした農産物を生産・流通できる生産者団体等を一般社団法人とちぎ農産物マーケティング協会※が認証する制度です。これは、関係者が一丸となってブランド化に取り組んでいる栃木県ならではの制度で、産地の誇りにもつながるものと期待されています。
現在は、栃木のオリジナル品種である「にっこり」と、いちごの「スカイベリー」がこの制度の対象となっております。
※栃木県の農産物の生産・流通、又は消費に関わる団体で構成
■『にっこり 栃木プレミアム』
栃木県は、肥沃な大地と穏やかな気候、日光や那須の山々から流れる豊富な水資源に恵まれ、梨の生産量全国第3位の産地です。その中でも、「にっこり」は、大きくて甘みが強くジューシーな味わいが特長で、晩生の梨として、10月中旬から11月にかけて出荷されます。
認証制度の初年度になる今年は、このにっこりについて、「JAうつのみや 梨専門部」と、「JAなす南 梨部会」の2つの生産者団体が認証を受け、10月から第一弾として、「にっこり 栃木プレミアム」が出荷されることとなりました。
「にっこり 栃木プレミアム」は、糖度13度以上、重さ800g以上になるよう選果し、さらには、その1つひとつを手にとって姿形の良さや傷みの有無など、品質の高さを丁寧に確認した商品です。
【「にっこり 栃木プレミアム」の品質基準】
一般的に農産物は、大きいほど大味になるイメージがありますが、このにっこりは、大きくなるほどさらに甘みが際立つため、果実が大きくなるよう、木に実らす果実を厳選し、他品種に比べ極端に着果数を減らした栽培をしています。
「手をかければかけるほどおいしくなる」と生産者が口をそろえて言うように、「にっこり 栃木プレミアム」は、手間と時間をかけてじっくり大きく育て上げ、にっこりのおいしさを最大限引き出した、見た目にも味にも存在感のある「特別なにっこり」となっております。
もともと、にっこりは貯蔵性にも優れているため、乾燥する冬の季節に、こたつでジューシーな「にっこり 栃木プレミアム」を家族で頬張るという食べ方もできます。このような新しい楽しみ方を提供できる魅力のある梨として、贈り物にも重宝すること間違いありません。
まだ認証制度が開始されたばかりであり、今年は天候の影響で生産量が少なく、販売先が限定されますが、「にっこり 栃木プレミアム」のおいしさをいち早く皆様にお届けし、「ニッコリ笑って」食べていただけるよう、順次拡大に向けて、県全体で取り組みますので、どうぞご期待ください。
■『栃木プレミアム』のロゴについて
栃木の一番星であり続ける品質と感動を伴ったブランドを表す輝きをデザイン。Premium(プレミアム:高級な)の文字の中にある「i」を一番星と重ねあわせ、『栃木プレミアム』が持つ確かな価値とアイデンティティを表現しています。
その想いを胸に、消費者の方々に確かな商品を提供し続けていきます。
「栃木プレミアム」についてはこちらから
https://premium.tochigipower.com/