累計80万部超「和菓子のアン」シリーズ第3弾、坂木 司『アンと愛情』が10月22日(木)発売! 特設サイトもオープン

株式会社光文社のプレスリリース

「読んだら和菓子を食べたくなる!」と口コミで広がり大ヒット! 「和菓子のアン」シリーズは、デパ地下にある和菓子店「みつ屋」を舞台に、主人公・アンちゃんが数々の〝謎〟に挑むお仕事ミステリー。
最新刊では、アンちゃんが成人式を迎え、アルバイト3年目を前に〝新たなライバル〟が出現……。

 

東京百貨店地下食品フロアにある、和菓子店「みつ屋」の売り場。高校を卒業してすぐ、梅本杏子(うめもと きょうこ・通称アンちゃん)がここでアルバイトをし始めて、2年が過ぎようとしています。
ファッションセンス以外は頼りがいのある椿店長に、誰よりも〝乙女〟な男性店員・立花さん、元ヤンにして女子大生にして人妻の桜井さんとの楽しく働きがいのある店舗で、アンちゃんも少しずつ大人になってきました。洋菓子店「K」の柏木さんや、お酒売り場担当の楠田さん、化粧品フロアのスタッフ・通称魔女、立花さんの師匠で『河田屋』の店主・松本さんなどなど、親しく話せる相手も増えてきて、毎日の業務にやりがいを感じる日々です。
ずっとこのまま、楽しく過ごしていきたい。そう思うアンちゃんですが、ゆっくりとではあっても、年月は流れていくわけで。
まもなく成人式を迎えるアンちゃん。そろそろ振り袖を選ばなければいけないんだけど、容姿に対するコンプレックスもあって、どうも気が向かない。売場にやってきた他店からの応援スタッフは、自分と同い年なのにやる気も売る気も段違い。お客さんから持ち込まれる相談事も、いつも以上に難易度が高く、気が焦るばかり。そもそも、自分は将来、どうなっていきたいんだっけ……。
身の回りにも遠い世界にも、どうしていいかわからないことばかり。アンちゃんが甘いお菓子の力を借りて、謎と未来に立ち向かう、やさしくさわやかな青春ミステリー。いよいよ最新刊の完成です!

【著者紹介】
坂木 司(さかき・つかさ)1969年、東京都生まれ。2002年、『青空の卵』でデビュー。近著は『女子的生活』『鶏小説集』『おやつが好き』。

【著者のことば】
お菓子は、生きるための必須の要素ではありません。でも人はいつの時代もどこの国でもお菓子を作り、食べてきました。それはおそらく、お菓子が「心を生かすもの」だから。
ほっとしたいとき、誰かとお茶を飲むとき、小腹が減ったとき。あるいは悲しくてつらくて食事が喉を通らないとき。そんなとき、小さなお菓子が何かを救ってくれる気がします。
切ない春の別れをわかちあう草餅の香り。酷暑に喉を滑り落ちる葛きりの官能。ほろりとした栗きんとんは秋の夕暮れ。そして冬は、熱々の鯛やきをふところのお守りにして。
お菓子は、甘いだけではありません。おせんべいのようにしょっぱいものや、梅のお菓子のように酸っぱいもの、さらには香辛料を使ったほろ苦いものまで様々な味わいがあります。今回の『アンと愛情』からも、たくさんの味を楽しんでいただけると嬉しいです。
そしてこの本が誰かの「お助けあんこ」になるといいなと思っています。

【収録作品】
<甘い世界>
成人式が迫る中、振り袖選びに後ろ向きなアンちゃん。でも、しぶしぶ向かった呉服店で、少しだけ勇気をもらいます。いっぽうお店には、「宇宙を表現した和菓子」を求めるお客さんが。え? 宇宙?
<こころの行方>
バレンタインの催事場ブースのために、『みつ屋』空港店から応援スタッフが派遣されてきました。アンちゃんと同い年のそのスタッフ・桐生さんの鮮やかな仕事さばきに圧倒されるアンちゃんでしたが……。
<あまいうまい>
友だちと三人で金沢旅行に向かったアンちゃん。柏木さんの実家『柿一』にも寄って、名物の「巻き柿」を食べてみたいと思ったのですが……。
<透明不透明>
同世代でなれなれしい男性客の来店に警戒心を隠せないアンちゃん。でも、彼が持ち込んできたのは、とても真摯で、しかも難しい謎かけでした。
<かたくなな>
椿店長の様子がおかしい。理由をあれこれ想像するアンちゃんだったが、「日本ならではのお菓子」というお客さんの要望が、意外なほど難題で……。

ほか掌編二編収録。

【特設サイトの内容】
新刊『アンと愛情』の発売を記念して、「和菓子のアン」シリーズの特設サイトを公開。
著者・坂木 司さんの実食コメントが読める「全国『お取り寄せ和菓子』」のリンクほか、随時更新中! 
詳しくはこちらへ→ https://special.kobunsha.com/wagashinoan/
 

 

【書籍紹介】
書名:『アンと愛情』
著者:坂木 司
発売:光⽂社
発売⽇:2020年10⽉22⽇
判型:四六判ハードカバー
定価:本体1,700円+税

【シリーズ既刊・光文社文庫】

 

●『和菓子のアン』定価:本体667円+税
デパ地下の和菓子店『みつ屋』で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、個性的すぎる同僚に囲まれる日々の中、和菓子の魅力に目覚めていく。美味しいお仕事ミステリー!
 

●『アンと青春』定価:本体660円+税
『みつ屋』で働き始めて八ヶ月。販売の仕事には慣れてきたけど、和菓子についてはまだまだ知らないことばかりだ。成長の日々は続きます。今回もふんだんのあんことたっぷりの謎をご用意。シリーズ第二弾!

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