【世界初】風味を言語化する日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」2020年12月9日(水)ローンチ ~嗅覚のデジタライゼーションを起こすプロジェクト~

SCENTMATIC株式会社のプレスリリース

嗅覚のデジタライゼーションによって新たな顧客体験を提案するSCENTMATIC株式会社(代表取締役:栗栖俊治、本社:東京都、以下「セントマティック」)は、同社が開発した世界で初めて日本酒の風味を言語化する“日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」”を、2020年12月9日(水)にローンチしました。

KAORIUM for Sakeは、日本酒の風味を言葉とともに味わう新しい日本酒体験を提供するシステムです。インターネット上の膨大な言語表現と、人々の香りの感じ方を学習した、香りを言語化するAIシステム「KAORIUM(カオリウム)」に、日本酒の風味情報とユーザーの1万以上の感性データ、酒ソムリエ・赤星慶太氏の感性を融合させることで、日本酒ソムリエAIとして進化しました。日本酒が持つ独特の風味と様々な言語表現のデータベースを結びつけることで、特徴を言葉として可視化します。可視化された“香り”を目にする前と後では日本酒自体の味の感じ方に変化が生まれ、お酒の具体的なイメージが湧き、より自分好みのお酒を選びやすくなるような、これまでにない新しい飲食体験を提供します。

KAORIUM for Sakeは、味や風味が複雑で初心者にはその違いが分かりにくいと言われる日本酒を、さらに分かりやすく楽しめる機会を創出します。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けている業界の1つである飲食業のサービスに付加価値を与えるとともに、全国の日本酒蔵の活性化に貢献します。また国内にとどまらず、世界における日本酒のプレゼンスを高め、グローバルでの市場拡大を図っていきます。

そして、KAORIUM for Sake初の導入店舗となる「BAY-ya(ベイヤ)」が横浜髙島屋に12月11日(金)よりオープンします。導入店舗の詳細については、横浜髙島屋HP(https://www.takashimaya.co.jp/yokohama/)よりご確認ください。2021年1⽉には、⾚星氏が新宿に新たにオープンする⽇本酒バル「AKAKUMA」にも導⼊予定です。

また、今後KAORIUMは飲食業界にとどまらず、アナログな香りの世界にテクノロジーを融合させることで、あらゆるシーンに“情緒的な香りの体験”という新しい価値を付加していきます。香りと言葉をつなぐ体験が、人々の感じ方をより豊かにひろげていきます。人の表現力を変え、味わいを変え、物との関係や価値を変えていくことで、マーケティング、パーソナライズ、商品開発などに活用できます。進化し続けるAIシステム「KAORIUM」が、嗅覚のデジタライゼーションを起こし、人々の感性を拡張することで、「世界に溢れる香りを日々の豊かさとして感じられる未来」の実現を目指して、教育、飲食、小売、空間、エンタメなど、様々な業界のビジネスを革新し、そしてグローバル展開も視野に入れて進めていきます。

 
【関連URL】
・セントマティック公式HP :https://scentmatic.co.jp/
・KAORIUM for Sake    :https://scentmatic.co.jp/kaorium/sake
・KAORIUMのその他プロジェクトについて :https://scentmatic.co.jp/projects

【日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」概要】
KAORIUM for Sakeは、日本酒の風味を言葉で可視化するAIシステムです。インターネット上の膨大な言語表現と、人々の香りの感性を学習した、最先端のAIシステム「KAORIUM」。そこに、酒ソムリエの感性と、様々な日本酒の風味情報を学習させることで、日本酒ソムリエAIとして進化しました。

香りを見える化して、日本酒選びをサポート
「すずしげ」「ふくよか」「あたたかみ」の3要素のバランスとともに、香りや印象、また情景に喩えた表現や様々な⾔葉で可視化。お酒の特徴がわかりやすく、求める味わいのお酒が選びやすくなります。

言葉とともに日本酒を味わうことで、味わいがより豊かに感じられる
KAORIUM for Sakeが導き出すキーワードを見ながら、言葉を意識して味わうことで、今まで感じることのできなかった風味や味わいに気付くことが出来ます。また、十人十色である香りの感じ方を他の人と共有することで、新たな体験を提供します。
※感じた言葉をタップすることで、AIが学習し、さらに進化していきます。
※体験者のコメントはこちらから:https://scentmatic.co.jp/kaorium/sake#Anchor01

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■“香り市場”の可能性について
SCENTMATIC株式会社 代表取締役 栗栖俊治(くりすとしはる)
 
日本国内における香り(アロマ)市場は2011年で約2500億円、2018年には約3500億円に拡大しています。嗅覚は長い間未知の感覚として扱われてきましたが、2004年に嗅覚の仕組み解明に対するノーベル賞が付与され、ここ数年で香りが脳に及ぼす影響が解明されるなど、サイエンスにおいて新たな発見・解明が相次いでおります。このような背景もあり、2018年以降はこれまで香りを扱っていなかった大企業による香り事業領域参入が続いており、ビジネスサイドでも非常に注目が集まっています。
改めて技術進化の観点から、これからの嗅覚領域のポテンシャルを考えてみると、昨今、5Gの商用化によりスマートフォンにも8K動画を配信することが可能となりましたが、スマートフォンの画面では4K動画も8K動画も、その違いを人間が知覚することは殆どできないように、視覚向け技術はこれ以上のイノベーションが難しいレベルまで進化しました。聴覚も同様に、ハイレゾのような人間の知覚限界を超えるプロダクトが一般販売されるに至っています。このような現状を鑑みるに、これからの技術革新の未来において、視覚・聴覚以外の感覚に対するアプローチが、これから本格化していくことは必然の流れ、といえるでしょう。
セントマティックでは、フレグランス・アロマの香りに限らず、日本酒やワインの香り、チョコレートの香りや空間の香りなど、世界にあふれる様々な香りがもたらす情緒的価値を増幅する体験創造事業を通して、きたる嗅覚技術革新の未来に貢献していきたいと考えています。
【プロフィール】

慶応義塾大学大学院を卒業後、NTTドコモにて10年間、携帯電話やスマートフォン向け新サービス・新機能の企画開発に従事し、iコンシェル、しゃべってコンシェル、音声認識機能、GPS機能等のプロジェクトリーダーを担当。「最高のUXづくり」を徹底して目指した「しゃべってコンシェル」ではグッドデザイン賞ベスト100・未来づくりデザイン賞を受賞。2015年より3年間、NTTドコモ・ベンチャーズ シリコンバレー支店へ出向。数々のシリコンバレースタートアップを発掘し、NTTドコモ本社事業部門とスタートアップとの協業実現や出資に成功。2018年、日本へ帰国。2019年11月 SCENTMATIC株式会社を立ち上げ、現在に至る。

■「KAORIUM for Sake」監修者のコメント
酒ソムリエ 赤星慶太(あかぼしけいた)氏

この度、KAORIUM for Sakeの監修をさせていただきました。日本酒は奥深いものなので複雑で難しい、と思われがちですが、香りを細分化し【香りの可視化】をする事で、日本酒の味わいやお酒と料理の相性を目で見ながら楽しめるようになりました。日本酒を身近に感じながらわかりやすく楽しんでいただけると思います。コロナ禍の中、日本酒業界は大変困難な時期にあります。日本国内の需要や強いては海外への輸出も厳しい状況の中、今回のKAORIUM for Sakeがこれからの状況を打破し、日本酒の可能性を拡げてくれるシステムだと確信しております。
【プロフィール】

地酒のインポーターとして渡米後、16年間ニューヨークを拠点として地酒を全米に広める活動を続ける。2009年、地酒プロモーションをする傍ら、「Sake Bar KIRAKUYA」をプロデュースし、自ら 酒ソムリエとしてサーブする。赤星の日本酒セミナーは予約待ちになるほどの人気。2015年4月、自らの店をオープンするため帰国。時に人生観をも変えるような、今までにないお酒と料理の関係を提案し、日本酒の魅力をより多くの人たちに伝えている。2021年1月には、新宿に新店舗 日本酒バル「AKAKUMA」を開店。

■香りを言葉に、プロダクトを体験に!香りと言葉を変換するAIシステム「KAORIUM(カオリウム)」とは
KAORIUMは、香りと言葉を相互に変換するAIシステムです。世界最高峰の言語エンジンと、ユーザー体験を学習するAIによって、曖昧で捉えにくい香りの印象を言葉で可視化したり、ある言葉に紐づく香りを導き出したりすることを可能にします。様々な香りを言葉のデーターベースに、香りを感じるすべてのプロダクトを体験型のコンテンツへと進化させることができます。言葉を意識しながら香りを深く味わう体験は左右両脳を活性化させます(※)。言葉によって香りをどう感じていたのかを具体的に認知可能になり、まだ見ぬ感性への気付きをもたらします。
今までにない「香りの体験」が生み出す価値は、フレグランスの世界にとどまらず、様々な分野に新しいビジネスチャンスを生み出し、新しいことに挑戦するような喜びのある豊かな生き方をもたらす可能性に大きな期待が寄せられています。
(※)参照元:「注意が脳での嗅覚処理に及ぼす影響 ―脳波計測により匂い呈示後1秒以内の脳活動の変化を検出―」
https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20190322-1.html

香りと言葉の変換システム「KAORIUM」のコンセプトモデル香りと言葉の変換システム「KAORIUM」のコンセプトモデル

「KAORIUM」のコンセプトイメージ「KAORIUM」のコンセプトイメージ

【SCENTMATIC株式会社】
セントマティックは、香りを言語化するAIシステムを用いて、あらゆるものに“情緒的な体験価値”をプラスできる香りの共創型の香りのビジネスデザイン集団として2019年に設立しました。五感の中でも最も未知な領域であった「嗅覚」に着目し、香りを言語化するAIツール「KAORIUM」を開発しています。これまで「香り」という概念は個人の感覚の違いにより他者へのイメージの伝達が難しく、明確な指標というものが存在しませんでした。KAORIUMの登場により様々なビジネス上での”香り”の活用が期待できます。セントマティックが取り組むのは「嗅覚のデジタライゼーション」。それは、香りと言葉による「香りの体験」によって人の感性を進化させ、あらゆる業界のビジネスに革新をもたらします。

代表者:代表取締役 栗栖俊治
所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4丁目22番7号 6階
URL :https://scentmatic.co.jp/
セントマティックお問い合わせ先:contact@scentmatic.co.jp

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