Mellow、フードトラックを活用した飲食店が負担する手数料ゼロの「買取デリバリーサービス」を開始

本試みは、野村不動産グループが運営する飲食特化型商業施設「GEMS」に入居する各テナントからフードを提供いただき、Mellowが運営する「SHOP STOP」にて、フードトラックによる最終仕上げを行い、出来立ての料理をユーザーへお届けするという新しい買取デリバリーの形として2020年10月よりスタートしました。
注文に対して商品を提供する従来のデリバリープラットフォームと比較すると、まとまった食数を固定で買い取るしくみのため、飲食店にとっては収支予測を立てやすく、安定した収益源確保につながります。ユーザーにとっては、店へ出向かずとも和食、洋食、カレー、イタリアンなど多様な専門店の美味しい料理が手軽に購入できる利便性と、目の前で調理される出来立ての料理を購入できること、飲食テナントに対しては新たな販売網の確立および売上の支援を行うことを企図しています。

■本試みの背景について
新型コロナウイルスの度重なる感染拡大により、飲食事業者は変化する顧客ニーズ、社会からの要請に対応しながら、テイクアウト・デリバリーなど新業態への挑戦を加速させています。一方、人々は「新しい生活様式」への適応を迫られ、急速に在宅勤務が進み、中食ニーズはオフィス集積地から住宅地へ拡大を続けています。メロウが展開するマンション向けパッケージ「おうちでSHOP STOP」の利用者の声によると、自宅で昼食を用意する機会が増えるなか、料理の手間や栄養面の配慮の観点から頭を悩ませる住民は多い実態があります。
三社は、コロナ禍における商業施設テナントへ新たな販売チャネルを提供し、飲食テナントへの売上支援を行うこと、オフィス街やマンションといった様々な立地でサービスを展開するSHOP STOPへ同サービスを導入することで、オフィスワーカーやマンション住民の利便性を向上させることの2点を目的に本試みを検討、実施するに至りました。また、定量的に仕入れ食数と販売食数の経過を測定し、エリアや施設用途に対する適切なメニューと販売食数の提供を検証することによって、利用者の満足度の向上やフードロスの削減にも寄与します。

■本試みの詳細および今後の展開について
現在、飲食テナント3店が参加し、約2500食を提供する規模でスタートしています。今後も、飲食店支援に関する本取り組みをはじめとし、野村不動産グループが分譲・管理を行う住宅および、運営管理を行うオフィス等において、モビリティを活用したスマートなまちづくりにおける連携を深めてまいります。

■野村不動産グループ運営の飲食特化型商業施設「GEMS」について
駅前立地に特化した地域密着型商業施設『GEMS』。そのネーミングには宝石を意味する「GEM」に複数形の「S」を付け、宝石がいくつも集積したような「人々の生活を輝かせる存在となる施設にしたい」という思いが込められています。共通するコンセプトは「大人たちが気軽に普段使いでき、かつ上質な『食』『時間』『空間』をゆっくりと楽しめる施設」。そこに、それぞれの街で徹底的に調査したお客様のニーズを反映させていきます。
http://www.gems-portal.com/

■株式会社Mellowについて
個性豊かなショップ・モビリティの停留所「SHOP STOP」を展開しています。オフィス街、マンション、大学、病院などさまざまなビルの空きスペースを活用し、現在は首都圏、関西、福岡エリアを合わせて350カ所で営業、モビリティビジネスのプラットフォーム基盤を構築しています。提携フードトラックは1000台を突破し、フード以外にも「マッサージモビリティ」、「仲卸による鮮魚販売モビリティ」などのショップ・モビリティ運営ノウハウも有し、さまざまな業態のモビリティ化を促進しています。また、フードトラックの開業、経営に関する無料相談や、フードトラック参入の障壁となる初期費用、営業場所の確保、保険などのリスクへの備え、営業ノウハウなどあらゆるサービスをワンパッケージにした日本初の飲食事業者向けMaaSサブスプリクション「フードトラックONE」を展開するなど、モビリティビジネスへ参入する事業者のサポートを行なっています。メロウは今後もモビリティビジネスのプラットフォーマーとして、モビリティ起点でアップデートされる豊かな未来の街づくりへ寄与しています。
https://www.mellow.jp/lease

会社概要
会社名　株式会社Mellow（Mellow Inc.）
事業内容　モビリティを活用したスペース活用事業・イベント事業
資本金　4億504万円
代表者　石澤正芳 森口拓也
従業員数  34名（役員含む）
設立　2016年2月18日