おいしくてためになる!?田辺農園のバナナ作りが中学校の公開授業の教材に!岐阜県郡上市立白鳥中学校にて

ANAフーズ株式会社のプレスリリース

ANAフーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:土井孝浩、以下ANAフーズ)は、エクアドルから輸入販売している「田辺農園バナナ」が、岐阜県の中学校社会科の公開授業の教材に採用されたことを、2021年1月27日に発表いたします。
これは、「田辺農園バナナ」が人にも優しい環境や制度を構築し、自然と共存した開発と生産を行っていることを、地理ご担当の教師の方にご注目いただき、実現いたしました。
公開授業は、2020年12月8日、岐阜県郡上市の中学校で行われ、授業を受けた生徒の皆さんにも、「田辺農園バナナ」の取り組みをご理解いただくことになりました。

■ 授業の経緯・内容
〇 会場校:岐阜県郡上市立白鳥中学校
〇 対象クラス:中学一年生、生徒数28名
〇 授業者:清水 紀克 教諭 岐阜県中学校社会科研究会 (岐阜県全域の教職員団体の授業研究員)
〇 授業名:社会科「南アメリカ州 -開発の進展と環境問題-」
〇 授業日:2020年12月8日火曜日 5限目 13時~13時50分

■ 田辺農園の事例を授業に採用した動機 (清水先生からの依頼mailより抜粋)
「授業研究員という立場として、様々な先生方の授業を拝見する機会が多い中で、(近年急速に開発が進められている)南アメリカ州の最後の授業では、ここ数年『開発を進めるべきか、環境保全を優先すべきか』といった課題の授業を目にする機会もありました。しかし、県の研究会議の中で、生徒がどういった立場から自らの考えを創るのかが難しいという問題点が明らかになり、何か新しい視点から開発と環境保護の両面から持続可能な開発について考察できる授業はないかと話題になっておりました。
そんな中、某コンビニに寄った際に『エクアドルで日本人が作ったバナナ』と書かれた商品に目を引かれ購入したところ、いつも食べているバナナとの大きな違いに驚き、興味をもったのが始まりでした。
そこで(農園経営者の)田邊様と連絡を取らせていただき、改めて田辺農園が目指す自然との共生、持続可能な農業という理念が生徒に学ばせたいことと同一のものであることを確認し、授業化を目指すこととなりました。」
※ 清水先生と農園経営者の田邊正裕さんとは直接ご連絡を取って頂きました。

■ 田辺農園についての授業を受けた生徒さんたちの感想(抜粋)
◎生徒Aさん
「いままでの南アメリカの学習では、プランテーションのことであまりいいイメージがなかったけど、田辺農園のように、社員を大切にしている所やANAフーズのように、それを支えるところがあって、自然にも優しい田辺農園がすごいと思った。」
◎ 生徒Bさん
「今日の授業で、バナナを売るということだけでなく、自然を守ることや、働く人を大切にしていることも大事にするというのがすごいと思いました。森林伐採について習ったときに、どうやったら防げるのかを考えたときに、自然を生かすという方法があるのだと分かりました。労働する人、環境を守って、農業などをする人が増えるといいなと思いました。」
※ 以上、原文ママ

■ 田辺農園についての授業をされた清水先生の感想
「今回の授業に向けて田辺農園様やANAフーズ様とご連絡を続ける中で、正にこのバナナが自然と開発の両立を実現する、持続可能な開発の理想形であると確信をもつことができました。また、身近なバナナを取り扱うことで、生徒自身も授業後に『先生、田辺農園のバナナあったよ』『他にも田辺農園みたいなものってあるのかな』と、その後の日常にも学びがつながっていく様子を感じることができました。」

■ 田辺農園及び田辺農園バナナとは

「田辺農園バナナ」は、世界一のバナナ輸出国である南米エクアドルで広島県出身の田邊正裕氏と弟の田邊洋樹氏の二人が運営する田辺農園(本社:エクアドル サント・ドミンゴ県コンコルディア地区)が生産しており、その全量をANAフーズが買入れ、日本国内で販売している高級バナナです。ANAフーズは田辺農園と2005年にバナナの輸入販売の契約を締結、2020年6月に販売開始15周年を迎えました。
田辺農園は、赤道直下の標高約300mの高原地帯に1991年に農園主 田邊正裕氏により拓かれた農園で、自然の地形を活かした森の中の農地に、徹底したこだわりと環境に配慮した栽培方法を採用しています。 この“安全・安心で美味しいバナナを日本の消費者にお届けする”ため、土づくり、水、栽培や収穫に従事する従業員の暮らしにもこだわって、大切に育てています。その主な“こだわり”は以下の通りです。

◎ 規格外バナナなどを原料に発酵させた肥沃な自家有機質肥料による “バナナ循環農法”の実践
◎ 主要栄養素NPK(窒素・リン酸・カリウム)作りには鶏糞を発酵させ、その熱で雑菌や不要物を減少させて堆肥化
◎ 牛糞に新鮮な牛乳を混ぜて発酵させ、微量要素(カルシウム・マグネシウム・マンガン・ホウ素・亜鉛などのミネラル分)を加えて熟成させた発酵液肥を採用
◎ バナナの洗浄には井戸水を沈殿させ、活性炭でろ過し、オゾン殺菌した水を使用し、品質を管理
◎ 除草剤や土壌消毒剤を使用せず、可能な限り農薬に頼らない、自然にやさしい栽培方法を採用
◎ 生産に携わる従業員には、正社員として現地の住民約550名を直接雇用

なお、「田辺農園バナナ」は、大房で独特の甘さやコクがあり、フィリピン産や台湾産バナナにはない酸味が美味しさの秘密となっています。

● 田辺農園概略
【所在地】  エクアドル サント・ドミンゴ県 (赤道直下)
【規 模】  園全体約550ヘクタール、うち栽培面積 約350ヘクタール
【従業員数】 約550名(2020年12月現在)
【生産量】  約130万カートン(約1.8万トン)

■ 田辺農園とANAフーズの出会い
田辺農園は、創業当時、エクアドルのバナナ輸入会社の契約農園として所属しておりましたが、当時は出荷後に他のエクアドル産バナナと一緒に輸出されていました。自然環境に配慮して大切に育てた高品質バナナへの“こだわり”を、直接消費者に伝えたい、との思いから、日本でのバナナ加工業者として実績のあったANAフーズ(当時は前身の日本フレッシュフーズ)に声をかけたことがきっかけでした。ANAフーズは、この田辺農園のバナナ作りへの“こだわり”に賛同し、「全量買い取り」を条件に2005年から日本国内での独占販売をスタートさせました。
なお「田辺農園バナナ」は、収穫・検品後、エクアドルから船便で約3、4週間かけて日本に到着し、ANAフーズのバナナ追熟施設(全国9箇所)に運ばれ、出荷計画に沿って貯蔵、加工(熟成)し、最も美味しい状態にして出荷しています。

■ ANAフーズ 会社概要
ANAフーズは、バナナの民間輸入がスタートした1955年からバナナを扱っており、現在はバナナを中心とした生鮮食品事業、プルーンやクルミ、レーズンやマンゴーなどのドライフルーツやナッツを輸入・販売している加工食品事業、日本国内の食材を海外へ発信する輸出事業や慶弔のカタログギフトを企画・仕入・販売をしているギフト事業など、国内外へ幅広く事業展開しています。
なお、バナナ事業では、エクアドル産の「田辺農園バナナ」、フィリピン産の「フレスカーナ」の両ブランドを輸入し、全国で販売しています。

[社 名]  ANAフーズ株式会社
[代表者]  土井 孝浩(どい たかひろ)
[創 業]  1955年 8月 9日
[売上高]  342億円 (2019年度)
[所在地]  東京都港区赤坂6-1-20 国際新赤坂ビル西館3F TEL: 03-6388-9673 (代)
[従業員数] 226名(2020年10月1日現在)
[株 主]  全日空商事株式会社
[URL]
田辺農園バナナ:https://www.ana-foods.co.jp/products/tanabe_farm/
ANAフーズ:https://www.ana-foods.co.jp/

<本件に関する報道関係の方のお問合せは下記までお願いいたします>
全日空商事株式会社 経営企画部 広報担当
森川・早藤 TEL:03-6735-5090 FAX:03-6735-5035

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