ウィズコロナの飲食店支援『組立式ヤタイ』無料レンタル開始　学生と地元企業が協力して開発

老津木工有限会社のプレスリリース

老津木工有限会社（愛知県豊橋市　代表取締役：松井誠）は「豊橋まちなか公共空間活用学生実行委員会」（顧問：辛島一樹助教）と豊橋技術科学大学の建築設計サークル「TYACC」の３者で開発中の『組立式ヤタイ』を2021年2月より数量限定で無料レンタルします。

緊急事態宣言により、飲食店業界はさらに厳しい状況へおかれています。国土交通省では飲食店等を支援する緊急措置として、地方公共団体と地域住民・団体等が一体となって取り組む沿道飲食店等の路上利用の占用許可基準を緩和しています。

そこで、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食店等によるテイクアウトやテラス営業のための路上利用をサポートする取り扱いの簡単な組み立て式の什器を開発しました。

2020年10月に豊橋駅近くで開催されたイベントでの様

組み立てが簡単でアレンジしやすい『組立式ヤタイ』
蝶番を用いてパタパタと折りたため、パーツが少なく持ち運びやすいのが特徴です。工具を使用せずに5～10分程度で誰でも簡単に屋台を組み立てられます。またシンプルなデザインのため塗装や暖簾などでオリジナルの屋台にアレンジが可能です。

＜製品スペック＞
組立展開時サイズ：Ｈ1800×Ｗ1770×Ｄ500ミリ
収納状態　サイズ：天板：1600×340ミリ　1枚

中板：1600×190ミリ　1枚
台座：900×600ミリ　4枚
暖簾掛け：1650×30ミリ角　1本
支柱：1650×30×24ミリ　2本
蝶ネジ　8個
※暖簾は付属しておりません。

コンパクトに折りたたむことができる

設計・デザインはは学生が協力
『組立式ヤタイ』設計・デザインの主体はストリートファニチャーを用いたまちづくりの活動を展開している「豊橋まちなか公共空間活用学生実行委員会」（顧問：辛島一樹助教）と豊橋技術科学大学の建築設計サークル「TYACC」の有志学生が行いました。

＜顧問：辛島一樹氏のコメント＞
まちなかで，すわったり休んだり，会話したり，ちょっとした食べ物・飲み物を楽しんだり，ちょっとスマホ操作したり，来街者がまちを楽しむ行為を促すイスやテーブル，ヤタイなどをつくって，まちなかに設置する活動を3年前から続けてきました。全国的にもこのような機運は高まっていて，にぎわいづくりに貢献できるのではないかと期待されています。

コロナ禍で，屋外空間の活用が着目されています。このヤタイは，物販の屋外販売を支援し，アフターコロナでも屋外空間を活用した新しい生活様式の１つになることを目指しています。ぜひお気軽に，ご利用いただければと思います。

※イスやテーブルの貸し出しもご相談ください。

詳細は下記QRコードから確認できます。

＜TYACC ストリートファニチャープロジェクトリーダー：田中甫氏のコメント＞
ストリートファニチャープロジェクトの一員としてこれまでにいくつかの家具を製作してまいりました。今回の「組立式ヤタイ」はこれまでに培った経験を活かし、そして多くの方々のご協力を得て完成に至り、このような形で実際にご利用いただける機会をいただきましたことを本当にありがたく思います。

屋外で利用する家具を製作するときに特に配慮しているのが、モノの軽さと運びやすさです。どんな場所にでもその家具を持ち出し、屋外空間を豊かに利用すること、室内から外へ活動の領域を広げてゆくことが今後の空間を考える上で必要になると感じております。

豊かな屋外空間の創造の為にも、これからもたくさんの方に使っていただける家具を製作できるよう活動していきたく思います。