アサヒグループ、2030年CO2排出量削減目標を上方修正、SBTイニシアチブ(※1)による「1.5℃目標」認定を取得

アサヒグループホールディングス株式会社のプレスリリース

 アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、社長 小路明善)は、2050年のCO2排出量ゼロを目指す中長期目標「アサヒカーボンゼロ」(※2)の達成に向けて、取組みを加速させるために、2030年の目標値を従来の30%削減から50%削減に上方修正します。本目標については、SBT(Science Based Targets)イニシアチブ(※1)から気候変動による世界の平均気温上昇を産業革命前と比べ1.5度未満に抑えるという、「1.5℃目標」(※3)認定を取得しました。

 新たな目標達成のために、国内外の製造拠点における再生可能エネルギーの積極的な活用や、製造工程の見直し、物流の効率化などにグループ全体で取り組んでいきます。欧州では、2030年までに工場のカーボンニュートラルを目指しています。尚、事業に使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す国際的なイニシアチブ「RE100」には2020年10月29日から加盟しています。
 アサヒグループでは、グループ理念“Asahi Group Philosophy”において、行動指針の一つとして「事業を通じた持続可能な社会への貢献」を掲げています。「自然の恵み」を享受しながら事業を営む企業として、様々な環境課題に対し積極的な取り組みを推進していくことで「自然の恵み」を次世代に引き継ぐことを目指しています。「アサヒカーボンゼロ」の取り組みを加速させることで、社会と事業の持続性の両立を目指します。

※1) CDP、国連グローバルコンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)が共同で設立。企業のCO2排出量削減目標が科学的な根拠と整合したものであることを認定する国際的なイニシアチブ。
※2) アサヒグループのCO2排出量削減の中長期目標で、2050年にScope1,2及びScope3にてCO2排出量ゼロを目指す取り組み。2030年目標は、従来はScope1,2及びScope3にて(2015年比)30%削減としていましたが、今回、Scope1,2にて(2019年比)50%削減とする目標にと上方修正しました。
※3) 2019年の国連気候行動サミットやCOP25などの国際議論において、地球温暖化による気温上昇を従来の2℃から1.5℃に抑制することが広く議論されていることから、新基準として1.5℃が目標となりました。
※4 )Scope1は、自社(工場・オフィス・車など)での燃料の使用によるCO2の直接排出、Scope2 は、自社が購入した電気・熱・蒸気の使用によるCO2の間接排出、Scope3は、自社のバリューチェーンからのCO2の排出を指します

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