ジビエを持続可能な産業に「狩猟の村、丹波山村」が生んだ鹿ラーメン販売開始

株式会社アットホームサポーターズのプレスリリース

株式会社アットホームサポーターズ(本社:山梨県北都留郡丹波山村、代表取締役:保坂幸德)は、「狩猟の村、丹波山村」のジビエによる地域振興を図るため、管理捕獲等で獲れた鹿の骨や肉を使ったラーメン「タバラーメン」を開発し、2021年7月22日より土日祝日を中心に移動販売が可能なキッチンカーにて村内で販売を開始する。

報道関係各位
2021年7月16日
株式会社アットホームサポーターズ

ジビエを持続可能な産業に「狩猟の村、丹波山村」が生んだ鹿ラーメン販売開始

株式会社アットホームサポーターズ(本社:山梨県北都留郡丹波山村、代表取締役:保坂幸德)は、「狩猟の村、丹波山村」のジビエによる地域振興を図るため、管理捕獲等で獲れた鹿の骨や肉を使ったラーメン「タバラーメン」を開発し、2021年7月22日より土日祝日を中心に移動販売が可能なキッチンカーにて村内で販売を開始する。
【URL】http://tabagibier.com/archives/

鹿骨出汁たっぷりのタバラーメン鹿骨出汁たっぷりのタバラーメン


「タバラーメン」は、関東で一番小さい村(離島を除く)山梨県丹波山村(たばやまむら)で野生鳥獣の捕獲、解体、加工、販売をしているタバジビエ(株式会社アットホームサポーターズ 代表:保坂幸徳)が、管理捕獲等で獲られた鹿一頭当たりの有効活用率を上げるため、鹿の肉と骨を使った鹿ラーメン=タバラーメン(以下タバラーメンという)を村内の有志と共同で開発した。そのタバラーメンのプロモーション活動については、東京農工大学にて「野生鳥獣の有効活用」をテーマに活動する学生団体「けものみち」が担当し、産学共同で作り上げた、新たなラーメンが誕生した。それが鹿ラーメン=タバラーメンである。このタバラーメン開発の背景には、過疎地域の活性化や、野生鳥獣の有効活用といった社会課題の解決に取り組む地域企業と学生達の熱意が込められている。

 

村の中央を流れる多摩川の源流、丹波川村の中央を流れる多摩川の源流、丹波川

取組に至った背景
害獣の有効活用。
よく耳にするキーワードですが、多くのジビエ処理施設は、自治体の支援なくして持続可能な運用をするのが難しいというのが現状です。中山間地域にて持続可能なジビエ産業を営むうえで、このタバラーメンは非常に高いポテンシャルをもった商材だといえます。
これまで当社が鹿の有効活用を進めてきた取り組みをご紹介すると、4年前の丹波山村における鹿1頭当たりの平均利用率は約25%(鹿1頭平均45㎏前後だとすると、そのうち食肉として活用できる部位はたったの11kg程度)でした。それ以外の内臓、皮、骨、頭といった部分は活用されず、鹿1頭の約3/4は産業廃棄物として捨てられている状況でした。 この状況を打開するために、まず捨てられていた皮を山梨の伝統工芸品に、内臓は食用に回せる部位は食用に、それ以外の部位はドッグフードに、頭は角をインテリアとして活用しました。
そして今回骨をラーメンにすることで、約70%が有効利用できることになりました。
タバラーメンは、山間地域にて持続可能な産業を確立し、尊い命を余すところなく使う。そしてあらたな、食のサービスを社会に提供する。この3点を考え実行し続けた結果でき上がったラーメンです。
 

食用に回せない鹿肉を使った鹿のジャーキー食用に回せない鹿肉を使った鹿のジャーキー

その他の取組
今回の取り組みは、ジビエの有効利用を推進し持続可能な産業とすることの他に、もう一つのポイントとして、学生団体「けものみち」とのコラボレーション企画であり、産学協同のプロジェクトであるということです。当社は狩猟やジビエの加工に携わっており、都内を中心とした狩猟に興味を持つ方に丹波山村の狩猟文化に触れてもらう活動を進めてきました。その活動を進めていくなかで4年前に東京農工大学の「狩り部」と関わりを持ちました。同大学の生徒は狩猟について非常に熱心に取り組み、昨年「野生鳥獣の有効活用を推進したい」という強い思いを持った有志で「けものみち」という団体を結成、全国各地にある多くのジビエ処理場の弱点でもあるITを使ったプロモーション活動の支援を行い、全国のジビエ加工処理場の持続可能な運用の支援に取り組んでいます。今回のタバラーメンプロジェクトはただ単純に美味しいラーメンを提供するだけのプロジェクトではなく、こういった熱意ある学生と共に真剣に持続可能なジビエ産業を確立すること
を目的としたプロジェクトです。

けものみちとの合同オンラインイベントの様子けものみちとの合同オンラインイベントの様子

今後の展望
今回のタバラーメンは店舗を構えず、キッチンカーを村内に設置しての営業となります。今後タバラーメンをはじめとしたジビエ料理のニーズが広がってきた際は、村内だけでなく、都内にもこのキッチンカーで出向き、多くの人にこの丹波山村の鹿の味をお届けできるよう活動を進めます。

タバラーメンを販売するジビエキッチンカータバラーメンを販売するジビエキッチンカー

株式会社アットホームサポーターズについて
【会社概要】
■会社名:株式会社アットホームサポーターズ
■所在地:山梨県北都留郡丹波山村632
■代表者:保坂幸德
■設立:2018年1月23日
■URL:https://athome-supporters.com/
■事業内容:
①地方創生戦略設計事業
②地域活性化支援事業
③ジビエの有効活用推進事業 http://tabagibier.com/

【お客様からのお問い合わせ先】
株式会社アットホームサポーターズ 保坂
TEL:0428-88-0789(月曜日~金曜日 9:00~17:00)
e-mail:tabagibier@gmail.com
 

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。