サンデン・リテールシステム株式会社のプレスリリース
サンデン・リテールシステム株式会社(本社:東京都 代表取締役社長:森益哉、以下サンデンRS)は、本年9月上旬から、高い保冷技術により新型コロナウィルス感染症ワクチンの輸送を含め、多方面で活用されている可動式保冷庫REVOCOOLレボクールを小型化した「REVOCOOL レボクール2」の販売を開始します。
「REVOCOOL レボクール2」では、サイズを小型化することで医薬品から食品まで幅広い業界において、少量の商品の輸送が可能となり、輸送状況や商品量にあわせた柔軟な活用が期待できます。また「REVOCOOL レボクール2」の開発により、一般的に普及しているカゴ車と呼ばれる運搬用台車(2種類)の小型(W850×D650×H1700)と同じサイズとなり、従来のREVOCOOLレボクールと併せて、流通過程における利便性の向上に大きく寄与することになります。
尚、昨年秋に発売された先行機種であるREVOCOOL レボクールは、モデルナ製の新型コロナウィルス感染症ワクチンの輸送に求められる温度条件をクリアし、現在全国各地の接種会場へのワクチン輸送に活用されています。具体的には、搭載された専用蓄冷剤とバッテリーの給電でファンとヒーターを制御することで温度スパイクがなく、庫内温度を均一に保つことができ、通常のトラックで高品質な低温輸送を実現できる点が評価されました。こうした高い温度品質を実現したことにより、温度管理の厳しい医薬品はもちろんのこと、頻度が高く効率の良い輸送への要望が高い食品から外食業界まで、活用領域がますます拡大されると考えます。
今回発売する「REVOCOOL レボクール2」も、先行機種であるREVOCOOL レボクールと同様に無電源の状態でも庫内の温度を一定に保つ機能があり、冷凍で8時間、冷蔵で6時間の保冷が可能です。従って、冷凍・冷蔵商品を「REVOCOOL レボクール2」内に格納することで、通常のトラックでの輸送が可能となります。
サンデン・リテールシステム株式会社は、これからも人・商品・環境を繋ぐ会社として、消費者・管理者双方の課題解決に取り組み、便利で豊かな生活の実現に向け、新技術やサービスを提供していきます。
<REVOCOOL レボクール2の特長>
1. 無駄のないコンパクトなサイズ設計
カゴ車と呼ばれる運搬用台車のサイズ(2種類)に合わせることで、無駄のない運搬を実現しました。具体的には、大型のカゴ車に対応していたREVOCOOLレボクールに対し「REVOCOOL レボクール2」は小型のカゴ車に対応するよう設計しました。これによりさらに効率の良い運搬が実現します。
2. 冷凍・冷蔵の切り替えが可能 無電源で冷凍8時間、冷蔵6時間の保冷機能を確実に冷凍と冷蔵の切り替えが可能であり、汎用性の高い電源(単相100V)を使用し、無電源の状態で、冷凍で8時間、冷蔵で6時間の保冷時間が確保できます。無電源での保冷時間の確保により、運搬方法だけでなく、積載する商品についても選択の幅が広がります。
3. LED表示パネルで保冷時間のみえる化を実現
REVOCOOL レボクール同様、視認性に優れたLED表示により、庫内の温度はもちろんバッテリーの残量および保冷(冷蔵/冷凍)時間を一目で確認ができます。
4. バンパーの色選択可能
バンパーの色を5色から自由に選択ができます。用途(温度別、行先、配送エリア)に合わせて色を変えることで、流通経路での利便性も向上します。
5. 環境にやさしい冷媒を使用
新冷媒R448Aを採用したことにより、地球温暖化係数が従来(当社製品比較)のR404Aに比べ約64%、R410Aに比べ約33%低減。また不燃性冷媒のため搬送上も安全に利用が可能です。