越後ど発酵事務局のプレスリリース
~発酵の力で新潟県の食品ロスをゼロに~
プロジェクト概要
【プロジェクトの背景】
2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals:SDGs)のターゲットの1つに、2030年までに食品ロスを半減させることが盛り込まれるなど、食品ロス削減の機運が近年高まっています。
日本でも、2019年に食品ロス削減推進法が施行され、2020年3月には「食品ロスの削減の推進に関する基本的な方針」が閣議決定されました。
国内の食品ロス(2018年調べ)の合計は600万トン(事業系/324万トン、食品製造業/121万トン)。新潟県(同年)の合計は推定9万トン(事業系/4.2万トン、食品製造業/1万トン)と発表されました。
【目的】
越後発酵の歴史を未来に継承する、これまでの発酵のその先、新たな発酵(ど発酵)商品を開発、販売します。県内の食品製造業から発生する食品ロス1万トンをゼロにします。
【概要】
活動目的に共感する県内の食品製造業者や農家がプロジェクトに参加し、「越後ど発酵」ブランドを共有し、商品を開発、互いの販売チャンネルで販売を行います。また、商品には「越後ど発酵 越後LOVEコミュニティ(今回新たに構築)」へ誘導するQRコードを入れ、新潟県内の発酵メーカーや農産物紹介など、商品を購入した人が新潟県内を旅したくなるような情報を掲載。消費者、食品製造業者、農家の座談会を開催するなど、心理的距離を無くし、信頼感を高める様な双方向コミュニティサイトのメディアとなります。
【直近の開発予定商品】
年内までに下記2商品の開発を行う。
・越後ど発酵 古志漬けの素
・越後ど発酵 古志漬け
【古志漬けと取組理由】
発酵・醸造の町である新潟県長岡市は、かつて「古志(こし)」という地名で親しまれ、町には沢山の酒蔵・醤油蔵・味噌蔵があり、人々は発酵食品に囲まれて生活していました。酒蔵から大量にでる酒粕は生活に溶け込み、漬物や煮物など、保存の効かない野菜を長期間楽しめる素材として循環していました。しかし、生活は多忙を極める現代、酒粕は家庭で使用されることは無くなり、廃棄処分されるようになりました。
今回のプロジェクトは、その懐かしい古志の発酵循環の風景を現代に蘇らせます。酒粕・米麹・醤油をブレンドし、追熟(再発酵)させたものを「古志漬けの素」と名付け販売し、古志漬けを生活に根付かせることで、古志の発酵循環を復活させます。
■プロジェクト参加会社概要
商号 : 柏露酒造株式会社
代表者: 取締役社長 竹迫 昭人
所在地: 〒940-1131 新潟県長岡市十日町字小島1927番地
創業 : 1751年
URL : https://www.hakuroshuzo.co.jp/
商号 : 新潟県醤油協業組合
代表者: 理事長 平石 量作
所在地: 〒940-1131 新潟県長岡市十日町1901番地1
設立 : 1972年12月
URL : http://kikoshin.co.jp/
商号 : 有限会社たちばな(越後長岡味噌醸造 たちばな本舗)
代表者: 代表取締役社長 南 直樹
所在地: 〒940-1154 新潟県長岡市宮栄3丁目5番18号
設立 : 2004年7月
URL : http://misodama.jp/
商号 : 株式会社プラントフォーム(事務局)
代表者: 代表取締役CEO 山本 祐二
所在地: 〒940-1140 新潟県長岡市上前島1-1863
設立 : 2018年7月
URL : https://www.plantform.co.jp/