味の素グループ、川崎事業所にスープ等の新工場竣工、10月より本格稼働開始 ICT・自動化技術導入、製造・包装一貫生産等により生産性を現行比約2倍へ

味の素株式会社(GC部)のプレスリリース

  味の素株式会社(社長:西井 孝明 本社:東京都中央区)は、2017年9月29日付のプレスリリース「味の素グループ、国内調味料・加工食品生産体制を再編」で発表した内容に沿い、川崎事業所内の味の素食品株式会社川崎工場にスープ類(「クノール® カップスープ」、「クノール® スープDELI®」等)の製造・包装の 一貫生産を行う新工場を竣工しました。投資金額は約200億円。本年4月の包装工程の稼働に続き、10月より全包装ラインにて製造・包装の一貫生産を実現します。

新工場外観新工場外観

 当社は目指す姿を「食と健康の課題解決企業」と定め、その  実現へ向けて国内食品の生産体制再編を進めています。この取り組みの一環として、国内調味料・加工食品の生産を担う新会社、味の素食品㈱を2019年4月に発足させ、国内工場を段階的に集約する構造改革を進行中です。

 1962年に開設した高津工場では、敷地内の3つの建屋でスープ等を生産していましたが、増設スペースもなくなり、また老朽化が進んでいました。そこで、川崎工場内に新工場を建設し、拠点集約を図るとともに、スープ類の製造・包装一貫生産を実現します。

主な生産品目主な生産品目

 新工場は、ICT・自動化先端技術の導入により、2022年度中に労働生産性を現行の約2倍に高め、世界トップレベルの生産を目指します。また、お客様や社会のニーズの変化に柔軟に応えるべく、品種切り替え性に優れたプロセスを設計しフレキシブルな生産を実現します。更に最先端の省エネ技術等の導入により、環境負荷を低減します。加えて、体験型コンテンツ等を通じた見学コースの充実を図り、直接コミュニケーションの強化につなげます。

スープ見学コース(一部)スープ見学コース(一部)

 味の素グループは、“Eat Well, Live Well.”の実現に向け、今後も生活者に安心して召し上がっていただける製品を安定的にお届けできるよう、バリューチェーンの強化を図り、生活者の「食」と「健康」に貢献し続けます。
 なお、本件が当社の2021年度業績に与える影響は軽微です。

<新工場の概要>
 (1)所  在  地  :神奈川県川崎市川崎区鈴木町1-1、味の素㈱川崎事業所内
 (2)川  崎 工 場  長  :丸山 昭吾
 (3)着工・稼働開始  :着工 2018年12月、本格稼働 2021年10月
 (4)投  資  額  :約200億円
 (5)生 産 品 目  :主な品目「クノール® カップスープ」、「クノール® スープDELI®」、
           「鍋キューブ®」等
 (6)従 業 員 数  :201名 (2021年9月1日 現在)
 (7)建 屋 概 要  :延床面積 31,070㎡、鉄骨構造6階建
 (8)一 般 見 学 開 始:2021年冬予定(「クノール® カップスープ」、「クノール® スープDELI®」コース)

「クノール®」ブランド製品は1964年に国内で発売され、生活者のライフスタイルにぴったりな領域拡大を続け
ているロングセラー商品です。発売以来、おいしくて、あたたかいスープを提供することで、生活者に支持され
てきました。

参 考
2017年9月29日付プレスリリース
「味の素グループ、国内調味料・加工食品生産体制を再編」
https://www.ajinomoto.com/jp/presscenter/press/detail/2017_09_29.html

2017年10月20日付プレスリリース
「味の素グループ、調味料等の製造・包装工場を新設」
https://www.ajinomoto.com/jp/presscenter/press/detail/2017_10_20.html

2018年9月27日付プレスリリース
「味の素グループ、国内調味料・加工食品の製造・包装を担う新会社『味の素食品株式会社』を2019年4月に発足」
https://www.ajinomoto.com/jp/presscenter/press/detail/2018_09_27_02.html

2018年11月30日付プレスリリース
「味の素グループ、川崎事業所にスープ等の新工場を建設」
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/presscenter/press/detail/2018_11_30.html
 
 2020年8月27日付プレスリリース
「味の素グループ、三重県に「ほんだし®」新工場竣工、10月より本格稼働開始
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/presscenter/press/detail/2020_08_27.html

 味の素グループは、“アミノ酸のはたらき”で食習慣や高齢化に伴う課題を解決し、人々のウェルネスを共創する、食と健康の課題解決企業を目指しています。
 私たちは、“Eat Well, Live Well.”をコーポレートメッセージに、アミノ酸が持つ可能性を科学的に追求し、事業を通じて地域や社会とともに新しい価値を創出することで、さらなる成長を実現してまいります。
 味の素グループの2020年度の売上高は1兆714億円。世界35の国・地域を拠点に置き、商品を販売している国・地域は130以上にのぼります(2021年現在)。詳しくは、www.ajinomoto.co.jpをご覧ください。

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