公設公営の放課後児童クラブで全国初の取組!奈良市の夏休み等の昼食提供事業の実施状況を公開。

奈良市役所のプレスリリース

奈良市では、平成30年度の夏休みから、児童の健全育成及び働く保護者の負担軽減を図り、保護者がゆとりをもって児童に向き合えるための支援として、43か所のバンビーホーム(放課後児童クラブ)で昼食(弁当)提供を開始しました。夏休みが終わり、利用状況と保護者アンケートの集計をしたところ、利用率は74.4%、満足度(アンケート回答者中)は「満足」「やや満足」合わせて68.12%という結果となりました。
トピックス

  • 夏休み29日間の昼食提供利用者は、のべ出席者数75,835人のうち56,396人で、74.4%の利用であった。
  • 利用した保護者の約83%(アンケート回答者中)が「満足している」「やや満足している」「普通」と回答。 
  • お弁当の量については、約63%(アンケート回答者中)の保護者は「ちょうどよい」と回答している。

1 実施期間(平日のみ)

夏休み:平成30年7月20日(金曜日)~平成30年9月3日(月曜日) 29日間
(8月13日~15日を除く)

2 費用等

1食当たり保護者負担:250円
(保護者負担が小学校給食費246円に近くなるように、また事業継続のため市が一食あたりおよそ100円程度の補助)

3 バンビーホーム児童数

3,236人(平成30年9月1日現在)

4 バンビーホーム保護者アンケート(Webアンケート)

平成30年9月25日~10月5日実施
有効回答者:591人、9月在籍家庭数:2,741世帯

5 今後の実施予定

冬休み:平成30年12月21日(金曜日)~平成31年1月7日(月曜日)
(12月29日~1月3日除く)

春休み:平成31年3月22日(金曜日)~平成31年3月29日(金曜日)

6 今後の対応

(1)キャンセルが間に合わなかった(余った)弁当を、夏休みはそのまま廃棄していたが、冬休みからは、当日出席児童で残った弁当を分けることについて保護者にあらかじめ了承をお願いする。

(2)キャンセルの期限については、保護者からも改善の要望が多かったことから、夏休み3日前までの受付だったところを、この冬休みから2日前までの受付に改善する。

(3)平成31年度の夏休みに間に合うよう、追加・キャンセルのシステム構築を進める。

保護者アンケートより(要約)

■保護者の声

「全国で初の試みとのこと、とてもありがたいです!これからも宜しくお願いします。」「大変助かりました。他の自治体のお母さんからは羨ましがられています。」

「家でつくる弁当の場合子供の好きな物だけ入れてしまうので、バランス良く食べられる弁当になって嬉しく思います。」

「キャンセルの連絡メールが少し面倒に感じた。期限を前日の午前中などギリギリにしてほしい。」

「業者の選定は保護者も参画でき、福祉事業所や地域のお弁当屋など、手作りの添加物の少ない会社に変えて欲しい。」

「アレルギー対応は不可となり、とても残念な気持ち。同じ物を皆で食べられる、同じ会話ができるなど繋がりができたりする。今後の対応をお願いしたい。」

「課題を洗い出し、改善を行い、子供たちも喜ぶ工夫を重ねてほしい。」

■児童の声

「お友だちと一緒に食事ができて楽しかった。」

「ご飯の量が多くて全部食べられなかった。おかずはおいしかった。」

「デザートは嬉しい。5年生としてはご飯が足りなかった。」

「味が濃い。」

平成30年10月24日 昼食提供事業の懇話会を開催し、夏休みの昼食提供を検証

白飯の量については、その適量については学年により差があるが、給食法などではある一定の基準(高:約220g、低:約180g)あるため、それをもとに、例えば高、低学年用と準備してはどうか。
 
食育の観点からも、弁当をそのまま廃棄することは避けたい。以降、キャンセルの受付を当日に近づける改善や、残った弁当の扱いについて工夫が必要。
 
アレルギー対応については、今の料金での対応は業者にとって厳しいのでは。毎日は無理だが、期間中1日でも全員で食せる日を設定するなどの工夫はどうか。
 
保護者からは感謝の声が多い。一部の子供たちにとっては、給食と違い温かくない事や、弁当になるとどうしても濃い味付けになるために、それを嫌う声もある。味付けや食材などのさらなる工夫に期待する。
 
夏場は食中毒の心配があったが、冬場はノロウィルスなどのリスクがある。夏に各ホームで徹底していた手洗いなどを冬にも続けるように。

夏休みの昼食提供の様子はこちら↓
 

 

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