高画質、高生産性を実現するデジタルラベル印刷機SurePressシリーズ、2機種3モデルを新発売

エプソン販売株式会社のプレスリリース

 エプソンは、高生産性・高画質でラベル印刷業界に貢献を続けているSurePress(シュアプレス)シリーズの新商品として、お客様の使い勝手と印刷速度を向上させた水性インク搭載モデル『L-4733A/L-4733AW』、および、本体性能を大幅に向上させたUVインク搭載モデル『L-6534VW』を発売します。発売時期は、水性インク搭載モデルが2022年6月、UVインク搭載モデルが2022年2月を予定しています。


2022年1月27日

 エプソンは、2010年にデジタルラベル印刷機に参入以来、全国のラベル印刷会社様を中心に多くの引き合いをいただき、さまざまなご要望を直接伺いながら進化を続け、2021年6月には国内導入100台を達成しました。
今回の新商品は、水性インク搭載モデルでは「フィルム印刷速度向上」「清掃自動化」「自動測色機能(オプション)」を大きな特長とし、UVインク搭載モデルでは「印刷速度の大幅向上」「独自のバーニッシュインクでの加飾性提供」を大きな特長とし、既に海外で先行発売し高い評価をいただいているモデルを国内で本格的に展開するものです。
    
各モデル発売時期について】

L-4733A/L-4733AWのな特長】
■ご要望の多かったフィルム基材の生産性向上
 ・インクおよびインクの乾燥ユニットの性能向上により、現行機(L-4533A/L-4533AW)でのフィルム印刷速
  度が0.9~2.8m/分だったものを、新商品では最速5m/分と大幅に向上させました。
 ・さらに、インクの改良により2022年中に予定されている欧州のREACH規制※1強化にも対応し、食品系や医
  療系ラベルとしても引き続き安心してお使いいただけます。
 ※1:REACH(化学品の登録、評価、認可及び制限に関する規則)は、2007年6月1日に発効したEU(欧州連合)における化学品規則です。

清掃作業の自動化により、印刷業務の省人化サポートを強化
 ヘッド自動清掃ユニットや、取り外し可能なフラッシングユニット搭載により、日々のメンテナンス作業とダウ
ンタイムの軽減を実現します。

■自動測色機能により、カラーマネージメントを効率化
 ・インライン測色器(オプション)を印刷機に搭載することで、従来は専門オペレーターが必要だった特色の色
 合わせ工程の自動化が可能となります。
 ・色見本と同じ色を再現することはもちろん、異なる印刷メディア間での色合わせ、複数機体間の色合わせなど
 も自動化できることで、簡単・短時間での色合わせが可能となります。

充実のサポート体制で導入前も導入後もしっかりフォロー
 ・導入前は専用Webサイトを開設し、動画や事例、ウェブセミナーなどで検討をサポートします。
 ・導入後は稼働状況を専用サイトにて分析、さらに専用コールセンターで安定稼働をサポートします。

【L-6534VWの主な特長】
インク・プリントヘッド・ハードウエア・ソフトウエア、すべてのコアテクノロジーをエプソンで設計
 ・PrecisionCoreラインインクヘッド搭載で、600×1200dpiの高速・高精細プリントを実現し、ヘッドに合った
 インクを作り込むことで画質と安定性を実現しています。 
 ・印刷モードは50m/分の高速モードを搭載。標準モードでも30m/分と高生産化を実現しています。

■安定稼働を可能にしたハードウエア
 ・ドラムプラテンを採用し、基材を密着させながら搬送することで、蛇行や曲がりを抑制します。
 ・この方式により、すぐれた着弾精度を実現し、細線や細かい文字印刷にも対応しています。

高画質はもちろん、高付加価値で多彩な業種向け印刷が可能
 ・高遮蔽性の白インク搭載で透明基材やメタリック基材へのカラー印刷が可能。
 ・独自のデジタルバーニッシュインクを活用すれば、グロス調やマット調のスポットニスを追加でき、付加価値
 の高いデザインにも対応します。

 ・デジタルバーニッシュインクの代わりにオレンジインクを選択することも可能で、より広色域を求めるお客様
 にも対応します。インクはFCMにも対応※2し、食品向けラベルにも安心してお使いいただけます。 

 ※2:世界標準レベルの欧州食品接触材規則「Food Contact Material regulation(EC No.1935/2004)」(通
 称:欧州FCM)に適合※3しています。
  ※3:食材非接触面に印刷した場合のみ
 
 対象のインクは、「欧州FCM」の以下3つの適合必須要件を満たしています。
 ①インク構成物質の非毒安全性
 対象インクは、スイス条令「Swiss Ordinance(RS 817.023.21 Annex10)」等の安全物質リストに記載され
 ている物質を使用しています。
 ②インク製造工程の衛生安全性
 インク製造全工程では、食品衛生法による食品レベルの細菌検査規格(一般細菌生菌数100個/g以下)を適用し 
 た衛生的な製造工程で生産しています。そのために適正な手順としてGMP「Good Manufacturing Practice
(2023/2006/EC)」※4衛生管理体系を実現しました。
  ※4:化学的物理的異物混入防止と、細菌類等の衛生管理を徹底した適正製造規範。
 ③非移行試験証明
 対象インクが、PIM規制「Plastic Implementation Measure(EU No.10/2011)」※5に基づき、基材経由で 
 食品側に移行しないことを評価※6しています。
  ※5:食材毎の溶液・温度・保存期間の条件下で、包装フィルム基材から移行する物質重量パーセントの限
     界値を規定する規制。
  ※6:当社条件下による(PIM規制で定義された試験条件のうち代表的なもの)
 <欧州FCM適合インク対象機種>
 ・SurePressシリーズ:L-4033A/AS/AW、 L-4533A/AW、 L-4733A/AW、L-6034VW、 L-6534VW
 ・ColorWorksシリーズ:CW-C6520シリーズ、CW-C6020シリーズ、TM-C7500シリーズ、TM-C3500

(注)「SurePressシリーズ」および「ColorWorksシリーズ」のインクは直接食品に触れる用途を想定してい
   ません。
   完成品についての安全適合性判断は、お客様の梱包形態に基づいているため、最終製造者の責任となり
   ます。

デジタルラベル印刷機SurePressシリーズの詳細情報は、下記Webページをご参照ください。
https://www.epson.jp/products/surepress/
   
今回の新商品の印刷サンプルは、2022年2月2日から4日まで「page2022」に展示する予定です。
*実機の展示はございません。
https://www.epson.jp/ec/event_t/page2022/

                                             以上
                                           

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