ヴィンテージ夢雀の歴史を融合させた、サステナブルなデザインボトル夢雀2022-アッサンブラージュ 「MUJAKU WORLD」の誕生

株式会社Archisのプレスリリース

 陽春の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。このたび、ヴィンテージ日本酒「夢雀」に関するご案内が2点ございます。サステナブルな日本酒の取り組みを、ぜひ取材していただけると嬉しいです。

① 夢雀2022-アッサンブラージュ「MUJAKU WORLD」の完成
② ヴィンテージ夢雀価格改正・販売のご案内

 

 夢雀は、一般的な日本酒と違い、5年、10年と、自宅で長期熟成できる“ヴィンテージ日本酒”として、“古酒”とは違う特別な製法で醸造しております。
原材料に、伊勢神宮の御神田で誕生した奇跡のお米“イセヒカリ”を使い、山口県で最も歴史のある酒蔵・堀江酒場(1764年創業)が1割8分まで磨き上げ、清流錦川の湧き水で仕込んだ純米大吟醸酒です。
熟成を前提に造られており、低温保存することで、出荷から熟成を経るにつれ、果物のような香りや香ばしさが何層にも折り重なり、角がとれたまろやかな味に変化していきます。ドバイや香港をはじめ、ニューヨーク、タイ、中国、シンガポール、イギリスへの輸出も始まり、世界に広がっております。

① 夢雀2022-アッサンブラージュ 「MUJAKU WORLD」の完成
 2022年、夢雀はネクストステージに入ります。
 8年間熟成させた初年度の「2016年夢雀」をはじめ、熟成年月と特色の異なる6種類のヴィンテージ夢雀(2016年/2018年/2019年/2020年/2021/2022年産)をブレンド(フランス語でアッサンブラージュ※1)し、歴史を織り交ぜた、これまでに類のない特別な味わいの純米大吟醸酒を生み出しました。
 杜氏がこだわりを尽くしてアッサンブラージュした、「MUJAKU WORLD」は、ブルーのボトルにも華やかなデザインを施しました。フィンランド在住のデザイナー・大田舞※2が手掛け、日本古来の伝統行事である「晴れの日」をイメージし、煌びやかな“夢雀の世界”を表現しています。飲み終えた後も、デザインボトルを一つのアート作品として、楽しんでほしいと考えています。
 さらに、この限定ボトルは、形を変えて新たな価値を創造します。

飲み終えたボトルを再資源化して、アップサイクル。形を変えて寄贈します。

 特別なお酒を楽しんでいただいた後、2032年12月末までにデザインボトルを返却していただくと、それをガラス作家の手で一つずつ加工し、再資源化に試みます。山口県の吹きガラス作家が、一つずつボトルを切り、溶解炉で熱を加えて取り出し、息を吹き込み、道具を使って形を整えるという作業を20回程度繰り返します。この吹きガラスの手法で、ボトルの下部は花瓶に、上部は夢雀のシンボルでもある雀を模した可愛らしい作品にアップサイクルされます。(10年後の2032年12月末までに返却されたものが有効)
 一つひとつ手作業のため、お戻しする夢雀のボトルは、唯一無二の世界に一つだけのガラス工芸品としてお客様のもとへ寄贈されます。お時間もかかりますが、それを吹きガラスの「個性」や「魅力」ととらえて楽しみにしてほしいと考えます。
 「MUJAKU WORLD」を通して、夢雀を口にした時の素敵な思い出や記憶を、別の形でライフスタイルの中に取り入れてもらい、新しい形の日本酒の楽しみ方をご提案致します。
 この「サステナブルなデザインボトル」の取り組みには、日本の伝統文化を受け継ぐ農家や酒蔵だけでなく、吹きガラス作家や、ボトルへの焼き付け技術をもった職人、世界的なデザイナーなど、それぞれのプロフェッショナルの技術やこだわり、想いが共に合わさることで実現しました。
 これからも、「夢雀」は、サステナビリティを追求し、地域産業や経済の活性化にも貢献できるよう取り組んで参ります。なお、サステナブルなデザインボトルの開発は、国税庁の令和3年度日本産酒類海外展開支援事業の一環として取り組みました。事業テーマ「長期熟成型“ヴィンテージ日本酒”の世界でのブランド確立及び、海外向けサステナブルなデザインボトルの開発」。
2022年6月上旬、世界同時発売予定
世界限定200本販売のうち、国内では限定50本販売いたします。

【商品名】夢雀2022-アッサンブラージュ「MUJAKU WORLD」
【価格】188,000円(税込206,800円)
【アルコール度数】 16%
【内容量】750ml
【原料米】イセヒカリ 100%

詳しくはこちらをご覧ください。https://mujaku.world/ja/

※1 アッサンブラージュ
複数のワイン原酒を調合し、立体的に組み合わせて作る伝統的なワイン造りの技法。職人の高度な知識と技術によって芸術的な味わいが生み出される。

※2 大田舞 MAIOHTA DESIGN 代表
1980年生まれ。山口県出身。2003年フィンランドに渡る。ヘルシンキ芸術デザイン大学大学院(現:アールト大学)ファッションデザイン科修了後、フィンランドのアパレル会社での勤務経験を経て2011年よりデザイナーとして独立。現在は、マリメッコ社にてファッションデザイナーとして商品デザインを担当する他、国内外の企業とのコラボレーションを行い、幅広い分野での製作に携わる。2020年、特別仕様の「夢雀2020-RESPECT」でボトルのデザインを手がけ、2022年リリースの「MUJAKU WORLD」ではクリエイティブディレクター兼グラフィックデザイナーとして新たな夢雀の世界を表現している。

② 【ヴィンテージ夢雀価格改正・本数限定発売】
 また、2022年4月1日付けで、ヴィンテージ夢雀の価格が改正となり、今年も限定本数で下記の通り販売いたします。

          (改正前の価格)  (改正後の価格)

  • 2021年夢雀: 96,800円 ⇒ 140,800円(128,000円税別)
  • 2020年夢雀: 118,800円 ⇒ 206,800円(188,000円税別)
  • 2019年夢雀: 206,800円 ⇒ 316,800円(288,000円税別)
  • 2018年夢雀: 316,800円 ⇒ 536,800円(488,000円税別)
  • 2016年夢雀: 426,800円 ⇒646,800円(588,000円税別)

 2016年に、750ml・95,040円(税込み)という類をみない高価格で発売され話題を集めた山口県の日本酒「夢雀」が、4月1日、熟成を経て1本646,800円(税込)で発売されることが決まりました。
 日本酒の世界における地位向上や高付加価値化を目的に、海外向けに開発された夢雀は、2016年の発売当初、世界の富裕層が集まる中東ドバイで60万円という価格がついたことで話題となり、その後、年々熟成するごとに味が増す、これまでの日本酒業界にはなかった「ヴィンテージ日本酒」という新ジャンルを確立しました。

 当初、日本酒でこのような高価格は受け入れてもらえないのではとの批判もありましたが、香港やアメリカ、中国などでは味の評価が高く人気を集め、ワインのように資産として購入する動きも出てきたほか、2021年にはニューヨークの高級寿司店で約90万円という世界一の値がつき、国税庁が進める日本産酒類のブランド化推進事業等にも選ばれました。
 元々の生産本数が1000本程度と少ないこともあり、海外での人気をうけ日本国内でも少しずつ富裕層の間でリピーターが増えるなど、2021年には国内での販売も一時ストップしました。海外では関税や送料などの関係で価格が上がることがありますが、今回、日本国内での日本酒の1本あたりの定価が約60万円の価格で販売されるのは異例のことです。6年前、2016年夢雀を、95040円で購入して、今も自宅で熟成させている山口県の旅館オーナーは、「逆にもう飲めない。これからも熟成させていきたい」と話しています。
 弊社としては、いつか1本100万円の日本酒になることをこれからも目指していきたいと思います。しかし、値段があがる一方ではなく、ある時期には味の評価とともに下がることもあると考えています。もしかしたら、その時にはじめてワインのように日本酒のヴィンテージが認められることになるのかもしれません。夢雀のこの長期熟成、“ヴィンテージ”の歴史は、今まさに始まったばかり。これから50年先、100年先に、どうなっていくのか、それはまだ誰にもわかりませんが、ぜひ次世代につなげていってほしいと思います。

 なお、一般財団法人日本経済研究所が発行する「日経研月報」令和4年3月号に、代表・松浦奈津子が、大学院で研究してきたテーマ「ヴィンテージ日本酒「夢雀」のサステナブルなデザイン開発とライフスタイルの創造」が掲載されましたので、ご参照くださいませ。 https://www.jeri.or.jp/data/index.html

 

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