料理専用SNS「スナップディッシュ」、物価上昇と食品購買に関する調査結果を発表。「安さ最重要視」はわずか1割、品質・味・健康が食品選びの重要ポイントに。

ヴァズ株式会社のプレスリリース

料理専用SNS「スナップディッシュ」 (以下、スナップディッシュ)を運営するヴァズ株式会社(所在地:東京都武蔵野市、代表取締役:舟田 善)は、同アプリの利用者を対象に、生活者にとって大きな関心事となっている「物価上昇」や「値上げ」について調査を実施しました。
【結果サマリ】
・1年前と比較して、物価上昇を感じている人は96%。物価上昇について81%が「困ったこと」と感じている。
・特に節約している費目は、約半数が「食料品」「外食」と回答。
・値上げの影響から買う量や頻度が【減った】食品は、野菜、肉、菓子、パンが上位に。
・食品値上げへの対応によるトライアル購買の頻度は増減が均衡、ブランドスイッチの動きも。
・食品を選ぶ際、半数以上が「品質」「味」「健康」を「安さ」より重要視。「安さ最重要視」は1割にとどまる。
当社は、食品飲料メーカーのマーケティング・販促活動支援のため、本調査データを無償提供するとともに、市場環境の変化に負けない長期に渡り愛される商品・ブランドのファン作りを支援する無料ウェビナーを8月4日、24日に開催します。

  • 物価上昇を感じる人は96%。「好ましい」と感じているのはわずか2.1%。

1年前と比べて物価変動について聞いたところ、96%が「上がった」と回答、81%が物価上昇について「困ったことだ」というネガティブな感想を持っていることがわかりました。
 

  • 物価高騰の影響で節約するようになったのは、食関連が2トップに。

約半数が、物価高騰の影響で「食料品」(46.7%)や「外食」(45.7%)の節約をするようになったと回答しました。「特に節約している項目はない」の回答は14.5%にとどまり、それ以外の85%は物価高騰の影響で節約するようになったと言えます。

続いて、食料品節約に関連する「買い物」に関する変化を聞いたところ、買い物にいく頻度が「減った」人は33.9%、1回の買い物にかける時間が「減った」人は15%、1回の買い物の金額は「増えた」人が30.3%、「減った」人が27.2%、1回の買い物の物量は「減った」人が31%となりました。これらのことから、買い物に行く頻度が減り、1回あたりの買い物の量も減ったにも関わらず、買い物の金額は「減った」と「増えた」が同数程度いる点に物価高騰の影響が色濃いと見ています。

  • 食品の購買行動、17%がトライアル増。料理や買い物の情報は、チラシ・SNS・店頭から。

値上げをきっかけとしたトライアル購買については、22%が「減った」と回答する一方で、17%は「増えた」と回答。いつも買っている商品が値上がりした際に、他のブランドや代替品にトライする傾向も一部に見られます。


【消費行動の変化】 (※一部抜粋、全文はフリーアンサー資料参照)
・パンが値上がりしたから、米と、豆腐、納豆を食べる機会と頻度が増えた。肉のかさ増しで油揚げ、厚揚げを使う頻度が増えた。油類は国産のものを使って量を減らしても美味しくできるようにしたり、煮物をする回数を増やした。(愛知県・40代・女性)
・いつも決まったブランドを買っていた物も、安いのを試してみたりしている。(奈良県・40代・女性)
・肉類をやめて、大豆ミートなどを買うようになった。体に優しい食材や調味料を買うようになった。(神奈川県・50代・女性)
・かさ増しに豆腐やおから、もやしを使う。安定価格の冷凍野菜を使うようになった。(神奈川県・40代・女性)
・キャノーラ油が高くなったので、健康面でも気になっていた米油を買いました。オリーブオイルは高いですが、以前と価格が変わっていないのと健康面を考え、使う機会が増えました。(千葉県・40代・女性)
・高くなった野菜は別の野菜で代用するようになった、ロスを減らすために少量のもを買うようになった(大阪府・50代・女性)
・魚は、カニカマとツナ缶で代用。お肉は、ささみを大量に購入して調理するか、大豆製品を取り入れて、レシピを考えるようになった。(神奈川県・30代・女性)
・野菜の特売日にスーパーへ行き、小分け冷凍や下味冷凍をするようになった。(静岡県・50代・女性)
・洋食化していた我が家の食卓ですが和食に回帰しました。和食の食材を今後も多く取り入れていきたい。(京都府・60代・男性)​

 

実際に買う量や頻度が「減った」という食品群は多い順に、「野菜・果物」(34%)、「肉・肉加工品」(28.8%)、「菓子」(27.9%)、「パン」(25.2%)が25%を超える結果となりました。また、買う量や頻度が「増えた」食品について聞いたところ、54.8%が「増えたものはない」と回答。それ以外の45.2%が「増えた」と回答した食品群としては、「野菜・果物」(13.8%)、「豆腐・納豆・漬物」(13.6%)、「冷凍食品」(10.7%)の3品目が10%を超えています。

また、食品値上げに対応するための、料理や買い物に関する情報を得る方法としては、「スーパー等のチラシ」(32.8%)、「SNSサイト・アプリ」(32.3%)、「スーパー等の店舗」(27.5%)が25%を上回り、この3つのいずれかを選んだ人の割合は68.3%に上ります。

  • 食品選びで「価格を最重要視」する人の割合は、11.9%。約半数が【品質・味・健康】を重視。

食品を選ぶ際に「安さ」よりも重視する項目について聞いたところ、「品質が安心できる」(69.8%)、「味が良い」(51.5%)、「健康に良い」(46.6%)の順で多く、「価格を最重要視」する人の割合は11.9%にとどまりました。また、「環境に配慮している」が「便利・時短できる」と同率の16.6%が重視すると回答しており、エシカル消費の動きも垣間見られる結果となりました。

これらの結果から、生活者は値上げで困っている状況下でも、約9割は「安いから」という理由だけで買う食品を選んでいるわけではないことがわかります。

 

【生活者の声】 (※一部抜粋、全文はフリーアンサー資料参照)
・安定した美味しさや品質が保たれているものは値上がりしたとしても継続して購入したいと思っています。(東京都・20代・女性)
・多少値上がりしても、便利だったり美味しかったり、価値あるもので有れば買い続けると思います。(愛知県・40代・女性)
・基本的な調味料は値上がりしても変えることなく使い続けると思います。毎日摂取するもので、もともといいものを使っているので、多少値上がりしてもダメージは少ないし、美味しさや安心・安全をお金で買えるなら安いものだと思うので。(千葉県・50代・女性)
・量を減らしても美味しさが増すものなら値段が高くても美味しいものを選ぶ。(愛知県・40代・女性)
・値段はそのままで、内容量を減らしてほしい。パッケージも紙パックでいいと思う。(栃木県・50代・女性)
・メーカーによっては、値段は据え置きだけど、容量が少なくなっているものもありますが、その場合、正直にパッケージに記載するなどして欲しい。購入する側は、騙されている気持ちになってしますので…また、正直な気持ちが伝わるとブランドのイメージも良くなると思います。(大阪府・50代・女性)
・全ていいもの、というのは難しいので、揚げ物の多い我が家は油にこだわる、など、食品を絞って安さよりも安全なものを選びたいと意識しています。(大分県・30代・女性)
・生産地、生産国、使用材料等ハッキリ分かっている安心、安全な食品(奈良県・60代・女性)
・こだわりを持って保存料などをなるべく使っていない調味料(茨城県・40代・女性)
・ご飯、パン、麺類など主食になるものは、気に入った味のものを継続したい。(大阪府・50代・女性)
・環境負荷に配慮したパッケージや加工をした商品。訳あり商品など期限が近いものなどをもっと販売してもよいと思う(山口県・30代・女性)
 

  • 「生活者トレンド」と「市場変化に負けないファン作り」を解説する無料ウェビナーを開催

調査データと食卓投稿に見る生活者トレンドや、長きにわたり選ばれる商品・ブランド価値を伝えるための生活者とのコミュニケーション作り、その実例を解説するウェビナーを開催します。

【食品飲料メーカー向け・スナップディッシュ主催】
市場変化に負けない、長く愛され選ばれるための「ファン作り」とは?
~ファンの力で売り上げを伸ばす、傾聴と共創のマーケティング実例を紹介~ 

■開催日時:①2022年8月4日(木)14時~15時
      ②2022年8月24日(水)14時~15時
■開催方法:Zoomウェビナーにて
■申込みURL:
①2022年8月4日(木)14:00~15:30
https://us02web.zoom.us/webinar/register/1816346226308/WN_TEDEdcb5SWS74oVU_7r1ww
②2022年8月24日(水)14:00~15:30
https://us02web.zoom.us/webinar/register/1816346226308/WN_1W9uAyFdSF6wo1NCzz3dAQ
 

  • ご希望の方に、本調査データを無償提供します。

マーケティングや販促への活用に、本調査データを無償提供しています。ご希望の方は以下よりお申し込みください。

■問い合わせフォームよりお申し込み下さい。
http://vuzz.com/pressrelease-20220707
※グラフデータのほか、値上げの影響から買う量や頻度が増減した食品とその理由、買い物や献立の変化、使い続けたい商品、食品メーカーに向けたメッセージのフリーアンサー全文資料をダウンロードしていただけます。

 ■引用・転載時のクレジット表記のお願い
本プレスリリースの内容を引用される際は、以下の文言を併記してのご使用をお願いします。
【料理専用SNS「スナップディッシュ」調べ】

■「スナップディッシュ食卓体験ラボ」とは?
SnapDishが、生活者の自発的な声や工夫を集めて共有することで、「生活者の食卓体験向上」を目指すラボラトリーです。
過去の調査結果はこちら → ​http://vuzz.com/lab2019
 

  •  調査概要

・調査対象:スナップディッシュ登録ユーザーにメールにてアンケート回答を募集
・調査期間:2022年6月24日~6月30日
・回答人数:419名(20代~60代の男女)
※回答割合については、小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%とはならない場合があります。
 

  • 料理専用SNS「スナップディッシュ」/ ヴァズ株式会社について

「スナップディッシュ」は、料理写真専用の投稿アプリ。ユーザーからの2,800万を超える料理投稿データを解析し「美味しそう」をスコア判定する「AI料理カメラ」を搭載。運営者であるヴァズ株式会社では、これらの料理に特化したコミュニケーションプラットフォームを活用し、主に食関連メーカー向けにファンマーケティング支援事業をおこなっています。21年4月には、食体験のオンラインストア「スナップディッシュマーケット(β版)」の提供を開始しました。

-スナップディッシュ:https://snapdish.co/
-スナップディッシュマーケット:https://snapdish.stores.jp/
-定期便サービス「食卓を紡ぐおたより便」:https://snapdish.co/s3/projects/otayoribin/index.html
-ヴァズ株式会社:http://vuzz.com/
 

  •  問い合わせ

ヴァズ株式会社 経営企画室 広報担当:落井(おちい)
電話/FAX 0422-24-6341(土日祝を除く9:30~18:30)
e-mail:business@vuzz.com

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