【2022年 アサヒグループ食品事業方針】“多刀流”による様々な「おいしさ+α」の価値を提供することで、社会課題を解決し、お客様の「心とからだの健やかさ」の実現に貢献します

アサヒグループ食品株式会社のプレスリリース

 アサヒグループ食品株式会社(本社 東京、社長 川原浩)は、2022年1月から再定義した長期ビジョン『私たちは、「おいしさ+α」を追求し、「心とからだの健やかさ」の実現に貢献する企業を目指します』のもと、赤ちゃんから高齢者の方まで幅広い世代の方々のライフステージと、毎日の様々なシーンやライフスタイルに貢献する“多刀流”な商品ラインアップを通じて、お客様のさらなる満足、社会課題の解決を追求していきます。
 2022年の事業方針は『“多刀流”による様々な「おいしさ+α」の価値を提供することで、社会課題を解決し、お客様の「心とからだの健やかさ」の実現に貢献します』とします。

2022年 アサヒグループ食品事業方針
 アサヒグループ食品は、少子高齢化などの社会構造変化やライフスタイルの変化から生じる社会課題に対し、商品を通じた解決を目指すことで、お客様の「心とからだの健やかさ」の実現に貢献することに注力していきます。菓子、健康食品、サプリメント、乳幼児用粉ミルク・ベビーフード、介護食品・用品、フリーズドライ食品などの際立った特長を持つ“多刀流”な商品ラインアップを通じて、“リラックス・リフレッシュ・ゆとり・平穏・心のギアチェンジ”などの「心の健やかさ」と、“食事・睡眠・運動”などに関連する「からだの健やかさ」を支援していきます。
 また、今後ますます求められる持続可能な社会の実現に向けて、サステナビリティを経営に組み込み未来の社会からも評価されるよう活動を強化していきます。
 2019年に制定した「ESG指針」は、よりお客様視点の活動に進化させることを目的に、2022年から「サステナビリティ指針」へと名称を変更し、マテリアリティ(重点領域)を「環境」「健康」「人」に整理しました。これまで取り組んできた賞味期限の延長によるフードロス削減、栄養士活動・介護の啓発活動などを強化していくとともに、新たな環境対応として自社独自の環境配慮マークを2022年から導入し、ブランドを横断して環境に配慮した容器包装の拡充に取り組んでいきます。

2022年 主要ブランドの取り組み
■「ミンティア」
・社会活動活性化の機運を見据え、ミント系主力品の強化・活性化により​、本質的価値である“オンタイムリフレッシュ”への対応を強化します。勉強や仕事中、運転中、食後など、リフレッシュが必要な様々なシーンにおいて、一番に選ばれる商品を目指していきます。
・主力シリーズ「レギュラー」の『ミンティア ワイルド&クール』『ミンティア コールドスマッシュ』『ミンティア ドライハード』『ミンティア カテキンミント』4品をリニューアルし2月28日から発売します。今回のリニューアルでは、「瞬感ミント打法」という「ミンティア」独自の製法をキーメッセージとして訴求し、各商品の特長と瞬間的なミントの味わいをさらに強化しました。「瞬感ミント打法」とは、各商品のコンセプトに合わせた「小粒カプセル」をタブレット内に配合し、清涼感とミントの味わいを瞬間的に感じられる製法のことです。『ミンティア ワイルド&クール』『ミンティア コールドスマッシュ』『ミンティア ドライハード』は小粒カプセルの含有率を従来品から増量するとともに、原材料の配合バランスを改良しました。また、『ミンティア カテキンミント』では、小粒カプセルを新たに配合することで、初めて「瞬感ミント打法」を採用しました。本リニューアルを通じて、同4商品が持つ特長と瞬間的なミントの味わいをさらに際立たせました。
・大粒タイプで爽やかな清涼感が持続する「ブリーズ」シリーズでは、フレッシュな香りとやさしい清涼感が特長の『ミンティアブリーズ エアーグリーン』を4月4日に新発売します。錠菓に求められる基本的なニーズに対応する商品のラインアップの強化を図ります。
・「ミンティア」の喫食によるリフレッシュを通じて、心の健やかさに貢献し、継続的な需要喚起を図っていきます。
 
■「アマノフーズ」(みそ汁)
・共働き世帯や単身世帯、高齢者の一人暮らしの増加において毎食の準備に負担を感じるなど、食事に関する課題解決に関心が高まっています。主力の「いつものおみそ汁」シリーズを中心に、フリーズドライ食品の時短・簡便ニーズや、豊かな食生活に役立つ食品であること、日常的に楽しめる食品であることを訴求し「アマノフーズ」ブランドの価値向上に取り組みます。
・巣ごもり需要によって定着したまとめ買いや備蓄需要にも対応し、オリジナリティのある豊富なラインアップで市場活性化に取り組みます。

■「1本満足バー」
・忙しい方の日々の多様な喫食シーンを提案し「おいしさと栄養補給で元気になれる栄養サポート食品」としてブランド力を強化します。
・健康志向の高まりを受け、手軽にプロテインが摂取できる「プロテイン」シリーズを強化し、プロテインをスポーツ・フィットネスなどの喫食シーンはもちろん、日々の食生活に取り入れたい方などをターゲットにした新商品を発売することでユーザー層の拡大を図ります。「シリアル」シリーズは、手軽な栄養補給と本格チョコの味わいで間食に適していること、「ベイクド」シリーズは、朝にうれしい栄養素をおいしく補給できる商品であることを訴求していきます。

■「ディアナチュラ」
・お客様が求める様々な健康に対するニーズを網羅的に​カバーする​シリーズサプリメントとして、ボトルタイプ、パウチタイプ「ディアナチュラスタイル」、機能性表示食品「ディアナチュラゴールド」、プロテインパウダー「ディアナチュラアクティブ」の4つのシリーズで展開し、高まるセルフケアニーズを支援します。
・「ボトルタイプ」では、『ディアナチュラ ストロング39アミノ マルチビタミン&ミネラル』『ディアナチュラ 29アミノ マルチビタミン&ミネラル』『ディアナチュラ 49アミノ マルチビタミン&ミネラル』のパッケージをより分かりやすくリニューアルするとともに、近年人気が高まっている成分の『ディアナチュラ ビタミンD 60日』を3月7日から新発売します。
・『ディアナチュラアクティブ ホエイ+カゼインプロテイン レモン味』を3月7日から新発売します。吸収速度の違う2種のプロテインとクエン酸などを配合し運動後もアクティブでありたい方にお応えした商品で、よりアクティブなカラダづくりをサポートします。
・4月から順次、「ボトルタイプ」のプラスチック容器を従来品に比べ約3~10%(サイズにより異なる)薄くした環境にやさしい容器に切り替えます。従来の強度・品質を保ちながら、プラスチックの使用量を年間12t削減することで、CO2の排出量を年間約98t削減します。(2021年実績ベース試算)

■「和光堂」(ベビーフード)
・共働き世帯の増加やライフスタイルの変化などにより、育児における離乳食作りをサポートする役割として、ベビーフードへの需要が高まっています。簡便・時短ニーズに加え、栄養サポートに配慮した豊富な商品ラインアップで、離乳食の調理負担を軽減させ、家族全員で楽しく育児に参加できる環境づくりに貢献します。
・伸長するレトルトパウチタイプにおいて、具材量を充実させ、不足しがちな鉄またはカルシウムを配合した新シリーズを投入し、家庭では調理しにくい肉・魚を中心としたたんぱく素材や野菜など、バラエティー豊かな食材のメニュー展開で、お客様のニーズに対応した新商品を発売します。

■バランス献立・バランス献立PLUS(シニア向け食品)
・在宅介護の機会が増える中、調理の簡便さや食材のバランスに配慮したメニューを提供し、介護食の作り手の負担軽減に貢献します。
・特に伸長している「やわらか食」に注力するとともに、医療・介護従事者などの専門家や、介護者へのサンプリングなどを通じて「バランス献立」の認知拡大を図ります。

サステナビリティの取り組み
■容器包装における独自の環境配慮マークの展開
 アサヒグループ食品では、環境に配慮した容器包装の導入を進めています。環境に配慮した商品であることをわかりやすく情報提供する目的で、2022年4月から独自の環境配慮マークを表示します。「世界とのつながり、自然の恵みを次世代につなぐ」というコンセプトのもと展開します。
【CO2削減でエコ】
・包材の材質を変更したり、薄くしたり、簡易包装にしたりすることでプラスチック量を削減し、CO2削減に寄与します。
・油性インキから水性インキに変更することで原料の石油の使用を削減し、CO2削減に寄与します。
【森林保全でエコ】
・FSC認証紙を使用することで、森林保全に繋がり環境保全に寄与します。
【自然由来包材でエコ】
・バイオマス素材や紙などの自然由来の素材を使った包材にすることで環境保全に寄与します。

 
 今後、社内基準を満たした商品に順次マークを付与し展開していきます。まずは「ディアナチュラ」ブランドのボトルにおいて、プラスチック使用量を削減した商品を展開し、「CO2削減でエコ」のマークを付与します。「アマノフーズ」ブランドでは、下期から順次、中箱の包材をFSC認証紙に切り替え「森林保全でエコ」のマーク、商品パッケージをバイオマス素材に切り替え「自然由来でエコ」のマークを付与します。

2021年 主要ブランドの振り返り
 2021年は、「新しい生活様式に新たな価値を創造し、“心とからだの健やかさへのお手伝い”を通じて、お客様の生活を豊かにするご提案をします」の事業方針のもと、主要ブランドを中心にアサヒグループ食品ならではの価値の提供に取り組みました。
 「ミンティア」は、マスク着用時専用「ミンティア +MASK」シリーズのラインアップ拡充や機能性表示食品「ミンティアエクスケア デンタルプラス」など、多様な喫食シーンに対応した商品発売、広告・販売促進を展開しましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、従来の喫食シーンでの需要が減少し年間販売金額は144億円(前年比88%)となりました。
 一方、健康志向の高まりや巣ごもり需要を捉えた商品展開により「アマノフーズ」「1本満足バー」「ディアナチュラ」などは前年を大きく上回り、多様化するライフスタイルに対応しました。「アマノフーズ」(みそ汁)は、自宅での食事機会の増加や備蓄食としてのニーズも高まり年間販売金額は163億円(前年比111%)を達成しました。「1本満足バー」はプロテインシリーズが牽引し前年比116%、「ディアナチュラ」はセルフケア意識の高まりによりビタミン関連商品やプロテイン商品「デイアナチュラ アクティブ」シリーズが好調で前年比114%となりました。
 「和光堂」(ベビーフード)は、調理の簡便さや豊富なラインアップで共働き世帯などにおける育児に貢献し前年比109%、「バランス献立・バランス献立PLUS」(シニア向け食品)は、コロナ禍で増加している在宅介護における介護食作り手の負担軽減に貢献し前年比112%となりました。

 

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